僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

人見知りが、一発芸を切り抜けるための方法を考えた。

人見知りにとっては、「何か一発芸しろよ」というセリフは死刑宣告に等しい。

 

僕と真逆の性格の人種の人は、これをサラリと言ってのけて、サラリとやってみせる。

 

仮にどうみても滑ってるだろうと思っても、持ち前の明るさでなんとかしてしまう。

 

適材適所。正直、この一発芸のやりとりは、ノリの良い連中だけで消化してほしい。

 

が、そうもいかないのが世の中の常。

今回は、これについて述べていく。

 

 

人見知りの一発芸とは

 

どうみてもそういう人種じゃねぇだろう僕はって感じなのに、「酒の席だから」とか、「ノリが悪いと思われたらソンだぜ」とか、「顔を売っとけって」とか、そういう理由で、結局は人前に放り出されてしまうことが多々あった。

 

いちいち数えてないけど、確実なのでも10回はある。

 

で、僕の場合、持ち前の明るさという最終手段がない。つまり、たかが素人の芸なのに、そこそこの完成度が必要になってしまうのである。

 

なんかやって、ワケワカランことやって、滑って、終わり。

 

こうなった時の空気は恐ろしくて仕方がなかった。冷たい汗が滝のように出た。

 

でも、3回くらいこういう目に遭うと、ウケが割と良いネタというのがわかってきた。

 

その中から、あまり練習を必要としないものを選んでレパートリーとしていった。

 

とりあえず直近1年では3回こういう機会があったが、何とかスベらず凌いでいる。

 

ということで、自分の黒歴史を晒すような恥ずかしさはあるが、参考になれば幸いということで、僕のレパートリー(笑)を紹介したいと思う。

 

そのまえに、意外とNGな例

 

その前に、僕が今まで見てきた中でも、100%スベってた芸というのが存在する。

 

それは2つ、「手品」と「趣旨のわからないダンス」である。

 

まずは意外と思われるが、手品である。

 

一発芸をする場面というのは、9割方は飲みの席だと思う。そこで求められるのは、如何に短時間でサクッとやるか、である。

 

手品は、トーク力も求められる上、準備時間も結構かかる。

 

僕が見てきた限り、3割は途中で飽きられて、7割は出来がった参加者に妨害されて、手品そのものを全うできずに終わっていた。

 

これは当事者もそうだろうが、見てる側としても辛い。

 

どうしてもやりたかったら、サクッと終わる手品にするべきだと思う。目安としては長くても3分くらいだろうか。

 

次。「趣旨のわからないダンス」である。

 

「なんだそれ」と思われるかもしれないが、自身の肥えた体系や、リアル骨皮筋衛門の体型を活かして、ただ踊るという光景を結構見たことがある。

 

困った時の最終手段はダンスだ!みたいなマニュアルが、僕の知らないところで出回ってるんじゃないか、そう思えるくらいの頻度で見てきた。

 

たまに上半身裸というオプションもついているが、大抵は「はは・・」という引き笑いか、「うわあ・・」という薄い悲鳴である。

 

そしてダンス中に店員さんが入ってきちゃったときの空気も、壮絶な感じになってしまう。諸刃の剣である。

 

よほどキレッキレのを踊れる自信がない限りは、僕はとりあえずオススメしないでおく。

 

では何をすればいいのか。

 

とりあえず、以下の動画で、ネタの言い方と間?の感じを掴んでほしい。

www.youtube.com


 

 最近はやってないが、この細かすぎて~のテンポは非常に参考になる。この尺が、まさに一発芸に求められているものである。

 

次に、僕のレパートリーについて。凄まじく恥ずかしいが、ここまで来たらもうどうでもいいや。ウケたものだけ述べていく。

 

藤岡弘

 

鉄板に近い。とりあえず眉間に皴を寄せて、若干口だけ笑いながら、低い声で「おいおいおいおい」って言っておけばそれっぽくなる。

 

細かすぎて~の中でも、何人か藤岡弘、絡みのネタを見たことがあるので、参考にされたし。

 

紙が破れる音

 

僕のオリジナルな持ちネタである。音声も動画もこればかりは勘弁してほしいので無いが、我ながらクオリティはそこそこだと思う。

 

上と下の前歯を合わせて口をほんの少しだけ空ける。若干唾を含ませて、息を吸うようにすると、紙が破れたときみたいな音が出るのだ。

 

あとは手で紙を破るジェスチャーをつければなお良しである。

 

今気付いたが、音の出し方次第では「カーテンを開ける音」とかもイケそうだった。

 

瀕死の悟空

 

この悟空とは、ドラゴンボールの悟空である。

 

敵に地面や岩に叩きつけられた後の、「あ・・あ・・・あ」というあの声である。

 

苦悶に満ちた表情で、口を大きく開けて、喉の奥から出すようにすると、この声は割と出しやすい。

 

何故かこれは非常にウケた。

 

書いている今、何故か眉間に汗がにじんできたが、恥をかくのは慣れっこなのでもう気にしないことにする。

 

本当の本当に困ったら

 

「そんなのできないよ・・。」という人も、最終手段は、ある。

 

それは、何か殴って壊す系だ。

 

オススメは演武用の瓦(家の屋根に乗ってるヤツを殴ると骨が折れます)と、あとはスイカなどのでかい果物だ。

 

勢いが100%なので、笑いはとれずとも「おお」とは言われる。安定して60点くらいを取れる芸だと言える。

 

もちろん、会場を汚さないよう、下にシート敷くなどの工夫は要るけど。尚、木の板は割れないのでオススメしない。

 

おわりに

 

人見知りといえど、それを免罪符にすべてをパスすることはできない。

 

そういう場面の一つが一発芸である。

 

正直、同じ悩みを持ってる人って、表面化しないだけで結構いるんじゃないかと思っている。

 

そういう人たちに、少しでも役立てたら嬉しい。

 

そして、真逆の人種の方々へ。

 

僕たちにとっての一発芸の重みは、アナタたちのそれとは比較にならないくらいである。

 

水と水銀くらい違うと思っていい。

 

僕たちに一発芸をふるのなら、その後の空気や労い全てを俺が背負うくらいの覚悟で、ふってほしい。振り逃げはなしである。

 

頼む。マジで。

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