人見知り的 もののあはれなる人生訓

人見知りの人見知りによる人見知りの為のなんちゃら。

人見知りと下ネタ。

対人関係構築の場において、一番ギャンブル要素が強いのは、僕は下ネタだと思う。

 

とある人曰く下ネタは「インテリジェンスなジョーク」というが、それはボキャブラリー次第だと思う。

ただひたすら性器の名前を口に出すと言った幼稚なものから、一聴しただけでは下ネタと気付かないような割と叙述的なものまで、実は結構幅広い。

とか言ってるが、いくら高尚でも幼稚でも、下ネタは下ネタ。このご時世、使い方を誤れば下手すればセクハラでしょっ引かれてしまう。

 

しかし、上手いことその人のキャラとか、TPOに則した下ネタワード(あるのかな)とか、相手の感性とかにバチッとハマると、正直あだ名に匹敵するくらいお互いの距離が縮まるような気がする。

下ネタを言うようになれば、心の距離が縮まった証みたいな説を誰かから聞いたことはあるが、あながち嘘ではないと思う。

 

では、僕たちはこの諸刃の剣をどう扱うべきか。

鞘に入れてしまっとくべきか。

それとも厚手の手袋みたいなのを嵌めて振り回すべきか。

とりあえず素手に刀身むき出しで振り回すことは無いにしても、扱いには十分配慮しなければならない。

 

ということでまず僕自身についてから述べていく。

 

僕は、相当打ち解けた間柄の友人の集いでしか下ネタを言わない。というか言えない。

 

まず僕が「ち○こ」とか言おうものなら、笑いとか以前に、心配される。

「何か嫌なことでもあったの?」という具合である。

嫌なことがあったら「ち○こ」と口に出す人種なら心配してしかるべきだが、僕はそんなことはない。本当に。

下ネタがネタにならないのだ。かといって叙述的なことを言おうとしても言えないし、ドギツイことを言おうにも知識がない。

正直、喜々として男女問わず下ネタを吹っかけて、見事笑いを取っていく人々は輝いて見えて仕方がない。

 

ここだけ聞くと、人見知りは下ネタを一切封印した方が良いように感じられる。

が、封印しても、それはそれでデメリットがある。正直超めんどくさい。

 

まず、あまりにも性に対する興味を示さないと、「お前は同性愛なのか?」とあらぬレッテルを貼られがちである。猛烈に否定しておくが、僕は異性愛者である。

っていうと、その証拠として彼女を作れと言われるのだが、そんな理由で付き合わされる女性はたまったもんじゃないだろうし、僕自身今は彼女作って呑気に遊んでられる状況じゃないので、目に見える形での証拠は当分出せないと思う。

 

では、「俺だって性欲はあるよ!」とカミングアウトしてみるとどうなるだろうか。

デジャヴだが、「なんかあったの?」と心配されて終わる。経験談なので、仕方ない。

人によっては風俗に連れてってくれそうになるが、鬼ヶ島に行くくらい怖いので、丁重にいつもお断りしている。

 

同性愛と誤解されたくないから、たまには下ネタで反証する。

すると、悪意のある人たちは「ははん、お前さてはムッツリだな?」と、結局は人格を貶めるレッテルを、無邪気に貼ろうとすることがある。

「それが嫌なら早くリア充になるんだな!」という突き放すタイプの優しさかもしれないが、ハッキリ言って大きなお世話である。

 

つまり、言おうが黙ろうが、ある意味逃げ道はない。

僕はとりあえず、ゲイと思われるかムッツリと思われるかなら、ムッツリのがまだマシだ!ということで、極稀に下ネタを言うようにしている。

皆さんはどっちだろうか。

 

話は脇道にそれまくったが、経験上、人見知りであると自他ともに思われているのなら、下ネタの使用はかなり慎重になるべきである。

かなりの確率で、心配されるか、ドン引かれるか、嫌われるかにルーレットが止まるので、コミュニケーションの一発逆転の手段としての使用は絶対にオススメしない。

何事も準備期間が大切である。

ちなみに僕が下ネタをぽつりと言っても、特に心配されなくなるまでには、数年かかった。

雨だれ石を穿つのである。たぶん。

 

ちなみにこぼれ話だが、僕の周りには、下ネタキャラになろうとして大失敗した例を遺してくれた人たちが、何人か居た。

保健体育の教科書に書いてありそうな単語を、休憩時間の度に辞書で引いて教えてくれるヤツ。

いきなり「昨日○剥いてみたらさ~、○○カスが○○(以下自粛)」と笑顔で話しかけてくるヤツ。

女子にどうにかこうにかして胸の話題を振ろうと四苦八苦するヤツ。

今思えば、見てて痛々しいし、なんか浅ましい。

人見知り拗らせて、経験が少ないと、どこがボーダーかがサッパリなのである。

世間一般の許されるラインが見えないくらいのところで爆発させると、多分人生軽く詰む。

アナタがもしそういうのに羽ばたきたいのなら、何言っても許される仲間内で、試し打ちをすべきだと、ここに重ねて記しておく。

 

意外と奥が深いテーマなのかもしれないが、語れるほど僕も実は詳しくない。

とりあえず、人見知りの自覚があるのなら、下ネタみたいな劇薬はなるべく使うべきではないように思う。

という当たり障りない結論で今回は終わりとする。

 

こうして人見知りの男は、つまらない男にばんばか着地する。

割と安全ながらも、つまらないというイメージを払拭する方法は無いものか。

もしそんなんがあったら、すぐに書こうと思う。

 

陰日向に咲くのも良いかもしれないが、僕は実は、一生日陰というのなんて嫌なのである。

 

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