僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

節目の50記事目。 人見知りからみた一流の人間。

「うわ、この人超すげぇ!」という人にたまに出会うことがある。

 

天上界の住人と出会ったような心持になり、自分と比べる気にすらならないくらいすごい人たちだ。

 

この人みたいになりたいと思うけれど、いつか超えたいとは思えない、そんなレベルの人達。

 

そういう人たちは得てして人望が篤い。

 

恐怖や自身の地位なんかで支配したそれではないので、仮にその人が肩書きか何かを失ったとしても、人がついてくる。

 

かくいう僕も、その人によちよちついていく、カルガモのヒナみたいなもんなんだけど。

 

そんな風にして一流な人たちの後ろをついていく中で、そういう人たちに共通することが多々あるというのに気付いた。

 

その中にはとっさには出来ないモノもあるけれど、そうじゃないものも混ざっているわけで。

 

ということで、今日は人見知りからみた一流の所作について、簡単に3つほど紹介していこうと思う。

 

 

「ありがとう」をためらわない。

f:id:pochihiko_inunosuke:20190504120037p:plain

 

僕はよく仕事を振られる。自分で言うのもなんだが、僕は結構な器用貧乏なので、使い勝手が良いのかもしれない。

 

そんな中、頼みごとをされた後、「しんどかったなぁ」と思う時と、「あ、やってよかったわ」と思う時が自分にあることに気付いた。

 

そしてその理由は極めて簡単であった。

 

仕事が終わった後に、「ありがとう」と言われたか。

 

つまり、フォローや労いがあったかなかったか。それだけであった。

 

当然だろと思うかもしれないが、意外と「おう」だけで終わったり、提出した仕事のダメ出ししか食らわなかったり、なんてことも多い。

 

後者はネガティブな意味で心に残る為、実はかなり性質が悪い。

 

だからこそ、僕が単純な人間だからかもしれないが、仕事を”したこと”について評価されるのは嬉しい。また頑張ろう、引き受けようという気になる。

 

「やって当然だろ」という思考なのか、「やってくれて助かるわ」という思考なのかは、実のところ下から見れば一発で分かってしまう

 

いずれ僕も誰かを率いる立場になるのだろうし、ここは大いに参考にしようと思う。

 

下が雑用をするのは”当然のこと”かもしれないが、それを上が態度に出すと人は離れる。

 

灯台下暗し的な落とし穴である。

 

感想を言う。

f:id:pochihiko_inunosuke:20190504120146p:plain


 個人的に一番意外だった要素であるが、感想を言ってくれる人は非常にありがたい。

 

例えば、大事なプレゼンをした後。資料を認めた後。そういう自分が何かを発表した後というのは、意外かもしれないが感想が欲しくなる。

 

良いと言われるに越したことはないが、ダメならダメで早く評価を知りたい。

 

みんながどう思っているかわからない状況は、かなり精神衛生上よろしくない。

 

そういう時に、口頭でも文章でも、感想をくれる人は非常に嬉しい。

 

その中でも、「良かったよ!」「駄目だね~」ではなく、

 

「ここが特に良かったよ!」「あそこであーしたのは駄目だね~」みたいに、具体的だとかなり嬉しい。

 

不思議と、こういうフィードバックをくれる人にはついていきたくなる

 

色んな本に書いてあったことだが、感想の言い方の理想は「褒める→改善点をいう」だという。

 

そして、「駄目」という強い否定を使わないことだとか。

 

無論、滅茶苦茶なものなら門前払いで良い。

 

だが、例えば「ここは駄目だな」ではなく、「ここはこうすればもっと良くなるな」みたいに、言い換え方はある。

 

言い換え一つで、受け取られ方は大きく変わる。皮肉や批難と捉えられれば最悪だ。

 

一流の所作の根本にあるのは、そういった意味に取られないように留意した他者への細やかな気配りや気づかいであろう。

 

そしてそれを、自然にできることが肝心だ・・と僕は独り言ちている。

 

人間臭い所がある。

f:id:pochihiko_inunosuke:20190227122121p:plain

 

例えばの話。

 

倹約に努め、無駄遣いはことごとく排除。

 

仕事に一途で、休日も大半を返上し会社に貢献する。

 

たまにとった休日も、読書や英会話などの自己鍛錬に余念がなく、体調を考えて酒は飲まない。

 

無益な時間を好まず、仕事の後は誰とも遊ばす家まで直帰。

 

自分に厳しく、己を律することに余念がない。

 

という人が居たとする。アナタはこの人についていきたいと思うだろうか。

 

僕は嫌である。

 

何というか、人生から楽しみの全てを排除したみたいな生き方は、どうにも辛いに違いない。

 

また、縦社会が強い日本でこの人の下についた暁には、多分休みの9割が消えそうな勢いである

 

。確実に僕なら、出世街道を捨ててでも、志願して別のところへ異動する。

 

では、僕が勝手に一流と思っている人たちはどうなのか。

 

どこか必ず、抜けている一面や、弱点、言い換えれば短所っぽいところを持っている。

 

仕事は完璧でミスもしない―なんて人はもはやロボットであり、それだけの人は意外と人がついてこない。なんというか、疲れるだけだから。

 

逆に抜けている一面がある人は、この人も人間なんだと安心するし、一緒にいて面白い。

 

例えば、仕事に対する姿勢は厳しくても、酒席ではピエロ役だったり。

 

ミスなく仕事をこなしていても、ボウリングは意外と下手だったり。

 

また、休憩時間にジョークを飛ばすのが好きだったり。

 

仕事ができてこういう一面がある人は、個人的に(世間的にも)最強だと感じる。

 

ずば抜けた長所を持つ人は、短所さえ魅力に見えると、とある本に書いてあったが、まさにその通りだといえる。

 

ちなみに僕は、まだまだ真面目すぎると人からかなり言われる。

 

意識してでも、こういう一面を出していかないとなと思う日々である。

 

終わりに。

 

人見知りから見たと銘打ってみたが、意外と世間一般の目から見ても、こういう要素を持つ人は魅力的だと感じる。

 

こういうのをけなしたり、自分には無理だといって気にもしない人もいるかもしれない。正直言ってその辺は自由だとも思う。

 

ということで節目の50記事目である。個人的にはもう50?という点でびっくりである。

 

個人的な目標であった10000ヒットも見えてきている。

 

今後はもう少し頻度を増やそう。そうしよう。

 

一流になる男、その他大勢で終わる男 一流になる男、その他大勢で終わる男
永松 茂久

きずな出版
売り上げランキング : 57060

Amazonで詳しく見る by AZlink