僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

人見知りの第一印象のろくでもなさと、結果それはどう変わっていくかの流れを2000字で書いてみた。

新たな職に就いて1年近くが経った。

 

そして色々と場慣れしたのか、初期に出会った人からこんなコメントを頂くようになってきた。

 

「最初合ったときは口数0やったけど、めっちゃ増えたね」

 

とか。

 

「最初の方は軽く挙動不審だったけど、今はだいぶナチュラルになったね」

 

とか。

 

如何に初期イメージが酷いかよくわかるが、こういうことを聞く内にある考えが湧いてきた。

 

人見知りという気質とやらかした過去は変わらないけど、印象やイメージは操作できるのではなかろうか?

 

というものである。ここを伝えられれば結構な希望になりそうな気がする。

 

そこで今日は、僕の経験談から、人見知りの先行イメージと、現在のそれとで印象などが変わった例を紹介し、この辺りの心理を探っていくこととする。

  

何考えてるかわからないね→何があっても動じないね

 

僕は基本的に、周囲の空気に合わせて僕自身のテンションが上下することがない。

 

酒席なんかは別だけど、常時自分のテンションは低めで設定されており、些細なことでは変わらないのである。

 

その為、高校の頃なんかは、クラスがよく分からないことでイェーイ状態になっていても、何故あそこまで盛り上がることができるのかわからなかった。

 

同類数人とチベットスナギツネみたいな顔で傍観していたものである。

http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/0/6/06572e50.jpg

 

結果言われたことが、「何考えてるかわからないね」であった。ちなみにクラスメイトの男女問わずに言われた。

 

そんな第一印象でスタートしていたらしいのだが、例えば急に試験範囲が変更になっただのなんだのと、意外とクラスにトラブルは起きるそうで。

 

その度に浮足立ってクラスメイトがパニックになっていたのを覚えている。しかし、元々僕たちは感情の起伏が薄い、人としてどうなの的人種である。

 

基本ネガティブなニュースが起ころうとも、僕たちは一貫して、チベットスナギツネみたいな表情で眺めているだけであった。

 

そうこうしているうちに、勝手に評価が「何があっても動じないね」に変わっていた。

 

メリットらしいメリットは特に感じていないものの、評価が上がったんだったらまぁいいか、という程度の喜びであった。

 

若さを感じないな→お父さんっぽいな

 

若さを感じない。

 

逆に僕らから言わせれば若さってなんだよという屁理屈で返したくなるテーマである。

 

基本的にはっちゃけるとかそういう、自分をさらけ出す行為が苦手な僕たちである。

 

行動は慎ましく、言動は波風立てず、コンパクトにコンパクトにあろうとする。

 

そういう保守的な態度を見た方々は、どうやら僕らに若さを感じないようで。

 

まぁ確かに、同期のイケてる側の連中と僕らが並ぶと、何故か平均年齢が上がったような錯覚を覚えるに違いないだろうけれど。

 

流行とかファッションにあまり頓着していないのも要因だろうな。

 

そんなことを言われつつも、例えばアウトドアとか宅飲みとかで、僕が持ってる謎スキルを披露する場があると、見方が変わっていった。

 

若さとは無縁な発言ではあるが、僕の最近の趣味は家事である。

 

良い洗剤があれば買ってしまうし、週の大半は自炊している。節約の為もあるが、メインはやってて楽しいから。

 

アウトドアの場では魚の調理も担当するし、必要な時にはタープを立てたり火を起こしたりもする。

 

そんなことをしているうちに、若さとは無縁な代わりに、ほとばしるお父さんらしさがあると言われるようになっていた。

 

ポジティブに解釈すれば、地に足が着いているということだろうか。

 

僕には子供はおろか嫁も、それ以前に彼女もいないのだけれど、事実と印象は別物だってことなのだろう。

 

もう1つ行きたいものの・・・。

 

字数が結構多くなってきた。意外とまだまだ言われたことが良い感じに昇華した例はある為、書ききれそうに全くない。

 

ということで今回はここで一区切りである。

 

仮にまだ昇華する前のイメージで終わっている方が居たとしても、解釈次第では僕が言われたみたいに捉えることもできる筈である。

 

僕らの得意技は自分を舞い上がらせないことだが、悪く言えばそれは自分を卑下していたり、自信を自分で奪っていたりとかそういうことである。

 

折り合いをつけてこの辺を制御していかないと、きっとあと数年このままだと終生このままなんだろうな、と恐ろしく感じる次第である。

 

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