人見知り的 もののあはれなる人生訓

人見知りの人見知りによる人見知りの為のなんちゃら。

すくすくと育まれた闇は、ふとしたときに噴出してしまうから気を付けようと思った。

隠していたわけではないが、今現在の僕の仕事は小学生~高校生をメインの相手とするそれである。

となれば、純粋な好奇心から来る質問を受けることも多いワケで。

 

「彼女(嫁・子)いないんでしょ~?(確信)」とかが代表格である。

多分発言者からすれば、僕が躍起になって否定する様をイジって笑いたいのだと思ったが・・・。

 

僕はただ一言、

「いないよ。これまでも、そしてこれからも」

と、普段奥底に溜め込んでいた闇の一部を言ってしまった。

 

生徒の瞳の中に哀れみが浮かんだ瞬間であった。

当時の彼は、僕を雨に濡れた子犬と同格にかわいそうな男だと思ったことだろう。

 

今日は、僕の体験談から分かった、闇が噴出しがちなタイミングを列挙する。

皆さまも是非気を付けてほしい。

  

結婚観を語る流れには要注意。

 

職場には結婚適齢期の人も多い。願望が強い人もいる。

でも、大半はまだ独身である。

 

すると、飲みの席とかではたまに、将来の理想の家庭像の話とかが始まる。

正直言って興味はないのだが、社会勉強と思って僕はよくぢっと聞いている。健気だ。

 

で、たまに来るのが「お前はどうなん?」という鬼のフリ。

 

以下、僕の素直な思いである。

 

・色々あって、そういうカルピスウォーターシーブリーズのCM的な何かを一切諦めることを決意している。

・実際、3割の夫婦は離婚するというし、生涯独身率も急激に上昇中。

・年収600万円、身長175㎝、土日休み・・といった所謂”ふつう”の条件を何一つ満たしていない。

・子どもが別に要らないので、結婚する理由がない。結婚する気が無いので、彼女を探す理由がない。

 

などなど。本当はまだまだもっとどす黒いヘドロのような理由から、僕はそういうのを諦めているのだが、これはまだ文章に出来ない。

 

だからそういう僕自身の理想の家庭像を聞かれたときが心底困る。

「独身がいいっす」と言えば、「彼女や嫁はたのしいぞ」といった無責任な励ましがきて辟易する。

ということで最近は、「一姫二太郎、閑静な住宅街でのんびりくらしたいっす」という当たり障りのないモデルケースを言ってごまかすことが多い。

本音は別。清々しすぎる建前である。

 

皆さまもこういうウェディングなテーマになった時に闇が出ないよう、リスクヘッジ用の架空理想の家庭像を作っておくと良いと思う。

もしかしたら本当に心躍るようなケースが見つかって、リアの世界へ飛翔できる切っ掛けになる・・・のは夢を見過ぎだろうか。

 

意外と難しい「童貞なん?」

 

中学生丸出しの質問だが、これがまた多い。

無論イエスだし、今後もそうだろうが、そういうと中学生はキャッキャと笑ってめんどくさい。

 

これの返しは人それぞれだと思うが、僕は過去に本音でつい、

「信念を持ってそうなんだけど、だから何?」

といったことがある。信念という言葉は正直ブラフである。

 

すると賢い(というより下ネタ大好きな)ヤツはこう返してくる。

「風俗とか行けばいいのに。彼女おらん2○歳って恥ずかしくね?」

みたく僕の闘争心を煽るセリフ。

大抵の男はこれを機に奮起し、ナイトナビに向かいそうだ。

 

で、僕はなんと言ってしまったか。

「金が超勿体ない。そこまでいく労力も勿体ない。同じ投資なら瀬戸内海に釣りに行くわ。あと、2○歳まで彼女いねーってことは、女性が側に居なくても平気という能力なんだよ。常に彼女彼女といって合コンに突撃してあしらわれるヤツらを見ると、色々と考えさせられるよね。」

中学生には難しい語彙と言い回しを使っているが、結局は達観ぽくカモフラージュした潔さ0の嫉妬にしか聞こえない。

ただ、そいつは何か納得したように頷いていたことを覚えている。ヤツは何を学んだのだろう。

 

こちらのコンプレックス(と僕らが思ってるだろうこと)を煽るタイプの質問は、正直"はい"か"いいえ"ですっぱり終わらせるのが楽である。

Yes, I do. 

程度で良い。そこに乗っかり顔を赤くして否定の弁を述べようものなら、向こうの思うツボである。

尚、滔々と信念を説明してあげる義理も無い。

 

レッツ、あしらおう。

 

細々としてのはあるが・・・。

 

文字数が多くなってきたからここまでにする。

また、自分の人間性のクズっぷりに胃もたれしてきたのもある。

読み返してみると、いつもより語調が強い。僕の深層心理が窺い知れる。

 

しかし、闇を受け入れて哀しい(と思われる)生活・未来を受け入れた様を言葉短く伝えると、何か相手の心に刺さるらしい。

ある中学生には、「婚活サイトもたくさんあります!諦めないでください!」と両手をガッツポーズにして励まされたり。

「俺、今の自分って幸せなんだって気付けたわ・・幸せになってね」と不良っぽい中学生になんか尊敬されたことがある。

確か「高校の時は女子の会話時間を圧縮すると10分だった。そう考えたら、今の君らの方が楽しいに決まってるけど、勉強して見識広めて、今の君のコミュニケーション能力を持って高校に行くと、もっと楽しいよ。」みたいなよく分からない比喩を使った覚えがある。

こんなのを中学生の頃に言われたら、将来に絶望するかもしれない。反省しよう。

 

あとは「独身を拗らせすぎて部屋にアロマ置き始めた」と言ったら、クラス全員の顔が異様に涼やかになったこともある。

その瞳に宿るは、哀れみか同情か尊敬か軽蔑か。どれでもいいけど、とりあえずその日はすごく円滑に授業が進んだ。

 

とまぁ、とりとめのない内容になってしまったが・・・。

悪意か好奇心かは分からないが、僕らのデリケートなところを突いてくる人や場面はままある。

模範解答を先に用意しておけば、転ばぬ先の杖で多少は安心だ。

 

もし役に立てば、幸いである。

・・・立つのだろうか。