僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

自己啓発本によくある教えの内、ガチで効いたものを紹介する。

今よりまだ悩みが大量にあった頃、自己啓発本を買いまくっていた時期がある。

 

ただその大半は、僕の琴線に触れなかったり、書いてある内容が薄かったりで処分してしまった。

 

というわけで家には今、そういう基準をクリアした本だけが残っている状態だ。

 

さてさて。

 

最近金欠で新しい本が買えず、チマチマとそれらの自己啓発本を再読していると、あることに気が付いた。

 

それは、

 

①様々な本に繰り返し登場する教えがある。

 

②抽象的で分かりにくいが、実は後々研究で裏付けされた教えがある。

 

 

という二点だ。では、これらの教えは、きっと何だかんだで有効なのだと推測できる。

 

だから、それらをピックアップし、実践することにした。以下、そのまとめをば。

 

 

  

作業時間は細かく区切れ!

 

『残業が発生するなら、それまでのタスクを効率化出来ないか考えろ』とよく言われる。

 

その有効なツールとして紹介されていたのが、上記のやつである。

 

例えば、『6時間頑張る!』のではなく、『25分でここまでやろう』を重ねるという感じだ。

 

やってみると分かるが、この方法は驚くほど仕事が終わる

 

人間はそもそも長時間集中できるようには出来ていないそうだ。

 

だから、細かい休憩をちょこまか取った方が、『トータルの』集中時間は伸びる、とあった。これは確かに。

 

実践は簡単。タイマーを目安25分にセットして、時間が来たら5分休むだけ。

 

実は日頃から僕も実践しているのだが、感動するレベルで効果があるため、改めて紹介した次第である。

 

トラブったら、逆の感想を口にする。

 

何かしらをやらかしたとき、頭をよぎるのは何だろうか。

 

大抵は『まずい!』『怒られたらどうしよう…』といったネガティブフレーズであろう。

 

そこであえて、『これで良くなる。』と口に出すと、心の平静を一瞬で取り戻せるのだとか。

 

ちょうど先程あることをやらかしたので、実際に試してみた。

 

『これで良くなる。』

 

…………………

 

率直なことを言うと、確かに気持ちは凪いだ。

 

負の感情のループが落ち着き、冷静に状況を見れるようになった感覚だ。

 

『今俺は"これで良くなる。"と言ったけど、一体どうしてだろう?』という風に、考え事の対象がすり替わる感じ。

 

細かいからくりは不明だが、反芻思考を止める効果があるのだろう。

 

とりあえず僕も、結果多分最適な事後策を打てた。くよくよ悩む系のネガティブにおすすめな技だと言える。

 

充分に寝ろ!

 

やたらイライラするとか、やたらネガティブになるとか、実はただの『睡眠不足』が原因なことが多いという。

 

推奨されていた睡眠時間は6~8時間。これを上回っても下回っても体には悪いのだとか。

 

最近僕は睡眠時間確保を第一にしてスケジュールを立てているので、実は毎日この水準をクリアはできている。

 

ただ時たま不可抗力で寝不足になることもあるわけで。

 

その都度思う。

 

睡眠トラブルは、メンタルヘルスを著しく損ねる!

 

反芻思考にハマりやすくなるわ、イライラしやすくなるわ、集中力も無くなるわ、良いこと無し!

 

少し記事の趣旨とはずれたけど、眠りはマジで軽視すること無かれ。(学生時代の自分に死ぬほど言い聞かせてやりたい)

 

『他人の幸せ』を行動原理に据える。

 

自己啓発といえば…なフレーズだ。苦手な人は苦手かも。

 

究極、人間は『誰かを幸せにしたときに幸福を感じるもの』という話を何度も読んだ。

 

本当かいな。だが、実践もなしに反論する権利は無いよね。

 

ということで試してみた。行動の核を『他者の幸福』に置くのだ。

 

とはいえ、あまり難しい話ではない。

 

『最近根詰めてるし、労いの言葉をかけよう』

 

『笑わせるためには何をすればいいかな』

 

『今手が空いているから、手伝ってあげよう』

 

と、この程度で良い。間違っても、ワケの分からない身銭は切らないよう注意。

 

他者の幸福のために自分を犠牲にしたら、結局不幸になる。そこは線引きしよう。

 

(この辺はアドラー心理学でも強く否定されていたな)

 

さてさて。とりあえず数日こんな感じで過ごしてみた結果はというと。

 

なんというか、凄く充実した気持ちになれて気分が良い。

 

幸福感も確かに強い。丁度良いやる気にも満ち溢れている。

 

誰かの幸せを軸に考えて行動するのは大いにアリだな。

 

(そういえば共同体への貢献が幸福どうのこうのもアドラー心理学にあったな)

 

ただ、ここまで高尚な行動を推奨すると、『そんな偽善的な考え、合わないなぁ』とお思いの人も居ることだろう。

 

であれば、『今の自分は他人に貸しを作りまくっている!』と考えるのはどうだろう。

 

将来自分が仕事とかをお願いするための先行投資。こう考えれば割り切って行動しやすいのではなかろうか。

 

(もちろん、そういう損得なしに他者貢献できる人が最幸だろうけど、とは付記しておく)

 

おわりに。

 

何かとディスられがちな自己啓発本であるが、きちんとした教えを取捨選択すれば、極めて有益だと分かる。

 

とりあえず僕は今回の経験から、そう考えている。

 

もちろん、専門的な悩みがあるなら、それに則した本を読むべきである。

 

ただ、より良く生きる~とか、幸せになる~みたいな広い対象の本を無闇に読むくらいなら…

 

正直ここにある教えをまずは試してからのがおすすめかな、と感じる次第である。

 

参考になれば、有り難し。