今回は教訓とかそういうのじゃないのだけれど。
世の中には人見知りにとって、例えば大勢の前でのスピーチとか、人前でダンスとか分かりやすく超苦手ってものの他に、すっげぇ細かいけど割と苦手なものが多々存在している。
今日はその苦手なモノたちの紹介とその理由とか、こうしてほしいのになっていう僕の要望もといワガママを述べたいと思う。
ドライブスルー。
僕はドライブスルーを2回くらいしか利用したことがない。
何というか、マイクに向かって喋るのが非常に嫌だからだ。ちなみにこの2回も、間違ってドライブスルーの流れに乗ってしまったという、不可抗力によるものであり、自発的ではない。
僕はどちらかと言えば食べたいものは店でじっくり考える派である。その為、ドライブスルーは車に乗ったまま使うという状況から、前後に人が居れば否応がなくペースを乱されるという特性がある為、非常に苦手である。あとはマイクに向かってメニューを言っても、聴き取ってもらえなかったら恥ずかしいしめんどくさい。
店で注文すれば、最悪「コレで」っつってメニューを指させば済むのとは大違いである。
願わくば、マイクに向かって口頭で言うシステムではなく、でかめのタッチパネルでピコピコさせてくれればいいのにと思ってしまう。もっとも、そこまでしなきゃ頼めないなら、店内に入ってきて「持ち帰りで」って言えよって話なのだが。
エロいコーナー。
これは人見知りというか、僕の気質の問題なのだろうけど。
僕は20歳過ぎてから思春期真っ只中の友達の付き合いで、そういうエロいコーナーに行ったことが数回だけある。
しかしその度必ず、何故か軽い頭痛に見舞われていた。
照明はなんかチカチカして目に悪いし、そこかしこにそういう極端な、何というかネジくれた形ではあるが異性を想起せざるを得ないグッズが並べられているし。全く持って落ち着かなければ、神経も何故かどんどんすり減っていく。
正直滞在時間の限界は10分である。
それ以上悩むようなら、僕は外に出て、全く別のジャンルの物を適当に眺めていた。
当然ながら、独りでそういうコーナーに行ったことはないし、まして何かしらのそういうグッズを買ったこともない。ついでに言えば必要もない。
そういうのが無いと死ぬような気質の友人を見てると、生物学的には無欲の僕とどっちのが優れているのだろうかと不毛なことを考えてしまうが、極めてどんぐりの背比べな話なんだろうな。
ベルがない飲食店。
一番苦手かもしれない。
あの「チーン」って鳴るアイツは、あればどれだけ僕の心を救ってくれるか計り知れないし、なければどれだけ僕の心を乱すかも計り知れない。
有難いことチェーン店はかなりの割合でベルを置いてくれていることが多く、安心してご飯を食べに入れる。
しかし、理由は不明だが、居酒屋や寿司屋はまだまだそういうのを置いてくれていないところが多い。
特に居酒屋は、話し声や笑い声、グラスをガチャガチャ置く音なんかがごっちゃになり反響し、声などマジで通らない。
どれだけ全力で「すいませーん」と言っても、3回に1回は気付いてもらえない。
僕は地声が低いので、声が通らないのも一因だけど。
極めて面倒だが、居酒屋はトイレに行くついでに店員さんにダイレクトに声を掛けて、一度に大量注文することが多い。こればかりはなんかもう、ごめんなさい。
そして結局は色々と見誤り、食べきれない量の料理が来ることもしばしばである。
尚寿司屋は、チェーン店に入ればタッチパネルで対応してくれるところが多く、とても嬉しい。しかし、頑張った自分へのご褒美的な意味合いで、ちょっと良い店に入ってみると、ベルは全くないか、あっても「注文を書いて渡してください」って添え書きのある紙くらいであり、ちょっと身震いがする。紙に書いても、結局は「すいません」と言わないといけないので、僕としてはあまり救いにはなっていないかも。
といっても、5皿も6皿も頼みたい時や、「ホッキ貝」みたく発音がややムズのネタを頼みたい時は、紙の方が楽なので良いか。
おわりに。
フツーの人には何でもないことでも、僕らにとっては極めて苦手なものが、この世にはまだまだ存在する。今後は人生訓的なものばかりではなく、需要があるか不明だけど、こういうコラムチックなものも載せていこうと思う。こういった記事の狙いは、対策法の共有というよりかは、「確かに」と思ってもらうとか、「あなただけじゃないよ」みたいなメッセージを発信するとか、単に書いてて面白いとかそんなである。
最近は仕事が繁忙期に突入したこともあり、記事を書く時間がなかなか取れない。
ネタは日々積み重なったいくだけに、結構モヤモヤする次第である。
とりあえず雪止まないかな。スリップマジで怖い。