僕は勉強が好きである。
といっても、勿論机に毎日かじりついて微分積分だとか、古典文学を原文のまま読破といった、ガリの勉ではない。
理由は2つある。
1つは、単純に色々な知識を得ることが楽しいから。
もう1つは、自分には人一倍欠陥があるという自負があり、その埋め合わせをするには後天的努力が必須だと感じているから。
というものである。
だからか、紆余曲折はたくさんあった。今思えばそんなにこれ、活きなかったなぁというスキルも多々ある。
ただ逆に、これは極めて有益だというスキルも同時に発見したわけで。
今回は、費用対効果が人見知りにとって良いことを、一部は推薦図書と一緒に、3つほどご紹介していく。
心理学
簡単に言えば、人の動作と心の関係性だとかを考察する学問、であろうか。
僕は正直これの定義はどうでも良いと感じている。
例えば、会話においてこういう動作をすれば、自分のことをこう思っていることが多いとか、そういう知識と考えれば大丈夫だと思う。
逆に、相手に良い印象を与える為には、こういった行動を取ろうといったテーマも、結構明文化・体系化されている。
バックトラッキング・ラポール・イエスセット・吊り橋効果・返報性の法則などなど・・
調べてみて琴線に触れた人は、軽い気持ちで勉強してみてはいかがだろうか。
というのも、僕たち人見知りは、言葉による説明やグイグイ前に出ての挽回というアビリティに欠けている。
故に、一度印象を崩すと、パワータイプな解決方法が取れないという不利にある。
だからこそ、心理学というさりげない方法で、裏方でこっそり挽回する術を作っておくだとか、前に出ずとも好印象を与える術を用意しておくだとかは、とっても大事だ。
あと、心理学を色々と学んでおくと、会話の席で会話しなくても会話上手と言われるという禅問答というより意味不明なレベルまで持って行けるらしい。
ということで、以下の2冊を僕は推す。
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敬語
僕自身がまだまだ勉強中だから、すごく恐縮だが・・。
ビジネスマナーとかそれ以前の段階として、敬語を本気で学習してみることは、かなりメリットが大きい。
「おらっしゃいますか?」「拝見なさってください。」「では、召しあがります。」とか、結構笑えない敬語ミスを僕は何度か聞いてきた。
その度に色々と自戒したものである。
上司への返信に「了解です。」とか、挨拶で「ご苦労様です。」とかは、実はイケないとされていることをご存じだっただろうか。
というのも、僕たちは家を一歩出れば、タメ口よりも敬語で話す機会の方が圧倒的に多い。
そこでヘンチクリンな敬語を吐き出しまくろうものなら、僕らの評価は色々と危なくなる。
人見知りがデフォルトで他者よりぶっちぎっているのは、謙虚さくらいである。その謙虚さという分野で敬語がポンコツだと、僕らの強みを殺すことになりかねない。
酒に酔っても敬語だけは完璧。僕はその領域まで早く行きたいと感じている。
推薦図書は特になし。本屋に行けば腐るほどそういう本があるので、わざわざ挙げるまでも無いためだ。
トレーニング
身体を強くしておく。
健康のためとか名目は色々とあるが、とりあえず筋肉は努力が割とストレートに反映されるため、自信の構築には結構パフォーマンスが良い。
僕もなんやかんやでデブることもなく、丁度いい体型のまま10年以上過ごせている。
何も、ボディビルダーみたく100kg近くの筋肉を武装せよとは言わない。週5でジムに通えとも言わない。
まずはゴムチューブだけだとか、体幹トレだけだとかで充分だ。その上で高いレベルを目指したい人は目指せば良いのではなかろうか。
そこから先は食事プラン、トレーニングスケジュール、サプリメントなど、奥深い世界がどこまでも広がっている。
推薦図書としては、以下の2冊を載せておく。
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『マッスル・アンド・フィットネス日本版』2016年2月号 あほうせん Amazonで詳しく見る by AZlink |
終わりに。
人見知りが人見知り気質を武器にするには、どうしてもストラテジーが要る。その1つが、どういったスキルを修得しておくか、だと僕は思う。
尚、上記のテーマは別に読書だけでしか学べないワケではない。
本を読むのが生理的に無理であれば、YouTubeなんかにそういったテーマの講座がアップされているので、そちらで学習されてみてはどうだろうか。
今の世の中、大切なのは生まれ持った才能だけじゃなく、後付けでスキルを修得していくスキルもそうであるという気がしてならない。
僕だけだろうか。