僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

人見知りでも出来た、周囲の評価を得る小技。

人望。人徳。評価。烙印。

自他を評価する二字熟語は結構多いのだが、それぞれが意外とアバウトで分かりづらい。

高めていく必要はあると認めるけれど、高め方がわからない。

なんかそんな風に考えている。

 

「上司にゴマをすったら得られるものでしょ?」

「後輩にいっぱい飯を奢ればついてくるものでしょ?」

「落ち込んでるやつにドンマイ!っていっときゃいいんでしょ?」

そういう陳腐で稚拙な思考が、人間関係不器用な僕に湧いてきた時期もある。

実際はそういう安直な行動で得られるほど、上記の事柄は安くないんですよね。

 

いわゆる評価が高いだの人望があるだの、そういうのにカテゴライズされる方は、有り難いことに身の回りにたくさんいる。

 

飲み会で食べ物を取り分けまくり、飲み物のオーダーもきめ細やかで。(楽しめてるの?)

上司と果敢にコミュニケーションを取り、休憩時間には笑いあって。(度胸あるねえ)

色々あって落ち込んでいる僕に気を遣っていただいて。(そっとしておいてほしくもあるけど、正直うれしいっす)

あほなこともあけっぴろげに喋り、雰囲気を明るくしてくれて。(ピエロになれるってすごいなあ)

 

すっぽんである僕からすれば、月のように遠い存在の方々。

嫉妬なのか尊敬なのかわからない考えと共に、アホ面さげてみていることしか僕にはできなかった。

 

そんな僕でも、周りから見れば「評価」されるところはあるらしい。

性根がネジくれているため、裏を勘ぐってお褒めの言葉を真正面から受け止めないようにしていたのだが、どうやら割と本当だという。

 

意味を理解しきれなかったので、具体的にどういう行動がそうなのか、突っ込んで訊いてみた。

するとそれらは、僕からすれば「そんなんやってたっけ?」と意味が分からないポイントだらけであった。

しかし、もしそれが評価に繋がるのなら、今後は意識してやらない手はないと思っている。

理由は、挙げられたそれが、我ながら極めて難易度の低い事柄だったから。

重度の人見知りである僕にできたのだから、大体の人はできるのだろう。

ということで手前味噌なテーマだが、以下にまとめて記載する。

 

 

  

感想を伝える。

 

 

たまに自分の中で勝負時といえる発表をする。

頻度は決して多くないが、自分の中ではきっちり時間をかけて準備して、資料も用意して、ちゃんと緊張して。そうして本番に挑むのだ。

 

それが終わった後、僕はたまらなく嫌なことがある。

褒められることでも、怒られることでもない。

 

何も感想を言われないことだ。

 

「良かったの?悪かったの?」

それすらわからない状況が僕は大嫌いだ。

せめて白黒どっちかはつけたいのだが、自己評価では何とも言えない。

かつ人見知りゆえ、自分から「どうでした?」とアタックする勇気もない。

結果、夜に、みぞおちあたりに残るドロドロした何かを、味のしないアルコールで流しこむことが多い。

 

だから僕は、周りの人がそういう発表ごとなんかをしたときは、喫煙所等のスペースを利用してなるべく感想を伝えるようにしている。

まずは良かった点を言って、次にダメ出しをするのはおこがましいので、自分の中で疑問に思ったことを質問して。

そういうやり取りが、意外と評価につながったらしい。よくわからないけれど。

 

意識しといた方が良い点は、感想を言うために、きちんと他人事と捉えず話を聞いておくことだと思う。

あとは、悪い点の指摘から入らないこと。これに尽きる。

 

細かいステータスを覚えておく。

 

 

僕は自分でも妙な特技だと感じているのだが、他人が持っているアイテムや、その人の嗜好などを覚えるのが割と得意である。

タバコの銘柄。好きなコーヒー。嫌いな食べ物、好きな食べ物。酒の趣味。

挙げればキリがない。

そこから転じて、仕事場における気になった点を覚えるのも得意だ。

ただ、最近は雑用に紛れてよく記憶から消えるので、必ず手帳に控えているけれど。

 

そういった情報なんかが頭にあるからか、周囲をよく見れているとたまに言われる。

日常では「コピー用紙が切れていたので、持ってきました」とか。

飲み会では「チーズ嫌いでしたよね?だからピザ向こうにやっときます」とか。

仕事前には「配布物は全部ここにあるっす」とか。

 

詳しくは言えないが、前職などではこういうのはできて当然であり、むしろ出来ないとめちゃ怒られていた経験を僕は持っている。そして、そういう雑事のポカは僕の責任ということにいつの間にかなって、泣く泣く処理してきたものだ。(大体そうなのかもだけど)

 

だからこそ、こういうので褒められる対象なのが僕にとっては意外であった。

でも、こういうので良いのだという。そうなのか。

 

尚、だからといって、職場の人間、友達、自分に関係のある人間そのすべての情報を、手帳に書き込む必要は全くない。それだと変質者だ。

あくまで、記憶に残った情報を、場面に応じて出し入れすればそれで良いと思う。

何事もやりすぎは、惹かれるのではなく、引かれる。

 

人がネガティブな時はポジティブらしい。

 

 

ここで100記事近く書き散らしている通り、僕は生粋のネガティブだし、そして天邪鬼である。

「こう答えてほしいんだろうなぁ」と読めた時点で、敢えて逆を答えて遊ぶことも多い。

嫌な奴である。

 

そんな人間なので、例えば、

「最近忙しそうだよねぇ、大丈夫?色々。」と訊かれたら、たぶん「少しキツいっすけど、まだ大丈夫です、なんとか」とか、疲れがこもったニュアンスで答えてほしいだろうな、とか考えがちだ。

だから結局、「いやー、毎日なんだかんだで8時間寝てるんで実は元気っす」とか、返事に困ることを返すことが多い。

ちなみに、睡眠時間はかなり気を付けて削らないようにしているので、ウソはついていない。

 

他にも、「雑事めちゃ振られて、大変っしょ?」と言われたら、「多くのものが学べるので、楽しいっす」とか返すし、「あそこまでされて、正直クソムカついてない?」と言われても、「なんの話でしたっけ?」と天然で忘れていることもある

 

変なところは気にしいなクセに、変なところは人より図太い。

 

正直人から見ればめんどくせえ気質だと僕は思っていたのだが、使い方次第ではなんか良い風に考えてくれるようだ。

 

自己暗示としても、とりあえず自分がトクになるようなことを返す訓練は、やっといて損はないのかもしれない。

もちろん、そんなんでごまかしきれない疲労やストレスを感じたら、素直に吐き出した方が絶対に良いのだが。

 

終わりに。

 

 

手の内をばらしたら恥ずかしいという記述を、実用書を読んでいると散見する。

 

とりあえず、誰でもできる程度のことをただタイプしただけなので、僕の中でそういう感情は一切ない。

これだけ情報を手に入れることが簡単になったこの頃だ。

一個人が実践できる程度の事なんて、秘匿していても価値が高まるわけがない。

ささやかな心掛けなんかは、さっさと備忘録として書いて公開した方がトクだなあと日々感じている。そんなわけで。

 

さて、駄文はここまでにして。

 

そろそろ100記事が見えている。

記念企画みたいなのも考えている。

20000字くらい書いてやろうとも考えている。

僕の卒業論文の文字数を超えるくらいは書きたい。

 

そのためのネタ探し。

どこに行こうか、何をしようか。

ガラにもなくワクワクしながら、計画中である。

 

2月中に行けたらいいな。

ということで今日はここまでにして終わりとす。

 

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