僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

自分、労ってますか?メンタルに優しい仕事の仕方をまとめてみる。

僕の職場では、年度切り替えの時期である。

新たな仕事も受け継いで、雑多な業務に取り掛かっている最中だ。

 

しかしここ最近、疲れが酷い。

仕事の量然り、新たに背負った責任然り。

圧し掛かるモノの質も量も変わったためだ。

 

とりあえず、最近はニキビが痛い。

口内炎こそ出来ていないが、胃が重い。

持病の腰痛も、ここ最近暴れやがる。

 

メンタルへの影響も少なくない。

 

あれもせねば、これもせねば。

毎日こんななので、常日頃から落ち着かない。

1個仕事を終わらせれば、2個降ってくる。

 

さながら、暗闇の一本道を延々と歩いているかのようである。

 

長らく自分を客観視出来ていなかったが、ふとある本を読み返し、自己の認識を改めた。

 

過去に推薦もした、この本である。

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そしてゾッとした。

僕はこのままいけば、あと1ヶ月くらいで鬱に突入だ!

 

そういう人の行動や思考パターンに、今まさになっているのだ。

これはマズい!

 

導入が長くなってもあれなので一旦切る。

 

今日のテーマは、『過労のサインの捉え方』と、それに付随する、『仕事関連のストレス』の減らし方についてだ。

 

「特に人見知り気質の人は、同様のパターンが多いのでは?」

そう思って、つらつらとまとめてみようと思う。

 

 

  

こうなったらあなた、疲れています。

 

 

僕自身の体感及び、本の内容を参考に、

過労のサインをまとめてみた。

 

身体的なソレ

 

不眠

食欲減退/過食

できものが大量発生

月に3㎏以上の体重増減

業務効率の明らかな低下

会話やメールの返信などに、謝罪の言葉がやたら増える

 

精神的なソレ

 

休むことに抵抗がある

仕事をしていないと落ち着かない

自分で全てやってやろうと考える

『どうしよう・・』と考えるクセがある

誰かに仕事を頼むのが怖い

 

等々。

 

僕の体験も参考にと、先に述べた。

前者は3つ、後者は全て、僕に該当する。

つまり僕は、過労なのだ!

 

とりあえず合わせて5つくらい当てはまるなら、自愛をするべきだ。

 

しかし、こういう言葉をかけると、以下の返事が返ってくることが多い。

 

『頑張ってるのはみんな同じ』

『これは終わらせないとダメ』

『誰も助けてくれねんだもの』

 

何か良くない思考に染まりきった返答だ。

というか、僕もそのケがある。

 

こう思い続ければ、破綻は割と目の前だ。

どれだけ根性や体力があろうが、切り抜けられるのは少数派。

 

休もうにも、こういう思考が全てを阻む。

 

ならばまず始めるべきは、こういう思考の根本を掴むこと

 

ということで、こういう人(僕含む)の脳内をちょっと分析してみる。

 

生真面目と責任感の果て。

 

 

僕もそうなのだが、得てしてこういう人ほど、『真面目』とか『責任感が強い』と評されることが多い。

 

そしてそれを満更ではないと感じがちだ。

 

だがこれは裏を返すと、全てのことを己で背負いこみがちとも言える。

 

身一つでできることには限界もある。

そして他者への甘えを嫌がるため、分散もしたがらない。

 

結果もっと疲れ、もっと仕事が終わらなくなり、もっと仕事を抱え、もっと頼れなくなり・・・

 

あとは書くのも嫌なのでここまで。

 

ここまで行けば、『美徳』というより『便利』である。

手を打たねば、仕事に殺される生き様にもなり得る。

 

冷静に考えれば、この思想は極端だ。

 

業務を分散するのは当然だ。

社会なんて突き詰めれば、分業だらけで成り立っている。

 

自分一人だけが仕事をする謂れはない。

出来る人が得意なことをする方が得策だ。

 

休むことは別に悪ではない。

もしそうなら、有給なんて制度があるワケない。

 

しかし、疲れてくると、『仕事に支障が出る考え方全て』に抵抗が出るようになるものだ。

 

これについては僕自身が経験あるので、よくわかる。

 

では、それらを踏まえた上で、『マジメ』な方々に優しく仕事をする方法について、ステップを踏んで説明していく。

 

ステップ1 書きだす。

 

 

まずはここからだ。

漠然としたままだと、やはり不安は消えない。

 

『あれもしなきゃ・・』

『これもしなきゃ・・』

という状態では、永久に整理はつかない。

 

ということで僕は、毎日必ず、抱えている仕事を紙に書いている

 

一番に分かることは大抵、

『思っていたより少ない』

ということに尽きる。

 

無限にありそうだと思っていた仕事。

それは大抵、10個以内に収まる。

 

ということでまずは、書きだしてみよう。

 

ステップ2 優先順位を付ける。

 

 

「その書きだしたもの全てが、果たして今日中にしなければならないことなのか?」

こう考えることは大切だ。

 

仕事を抱え込み過ぎて疲労困憊している人は、僕含め、こういう目線が欠けることが多い。

 

よく、先延ばしは悪だと言われる。

それは捉え方を間違えるとしんどいだけだ。

 

期日も取り組むべきことも明らかにせず、ズルズルと延ばすことが悪。

正確にはこうだと思う。

 

つまり、期日や内容を把握した上で、喫緊でないのなら優先順位を下げるなんてことは、至極当然な作業とも言える。

 

ということで僕は先の内容に引き続き、期日をベースとして優先順位も必ずつける。

 

期日が今日明日なら赤で書く。

明後日明々後日なら青で書く。

それ以降なら黒で書く。

 

その程度で良い。たぶん3分で終わる。

 

書いた内容があまりにも抽象的なら、『○○さんに確認』といった風な行動に書き替える。

これで結構、業務はスリムになる。

 

そして、赤で書いた事柄が消えたら、とっとと帰る。

業務時間に余裕がある状態で赤が消えたら、やっても青まで。

 

期日が相当先なのに黒字のそれに触れることは稀だ。

 

タスクを書きだしたら、それを優先順位別にまとめる。

ここまでやったら、あと一歩である。

 

ステップ3 振れる仕事は振る。

 

 

『自分の仕事を他者に振るとかトンデモナイ!』

 

僕もかつてはこう思っていた。

今でも正直、ときたま抵抗はある。

 

しかし、だ。

そういう自分は、一体いくつ仕事を振られてきたかを考えてみよう。

 

その数のバランスを正すだけだ。

一方的に振っておきながら、自分が振られたらキレる人がいるなら、軽蔑しよう

 

ただし、依頼の仕方は考えないといけない。

 

といっても、

 

「こういう事情で」、

「いつまでに」「なにを」「どこまで」

お願いできませんか?

 

って伝えるだけである。

口で言うのが苦手なら、Lineで言えばOK。

 

まずは何よりやってみることが大事。

やってみた僕がそう思うのだからそうなのだろう。

 

断られたことも何回かある。

忘れ去られたことも何回かある。

 

でもそれを差し引いても、人に仕事を振るというスキルの習得とか、実際減ったタスクの量を考えると、圧倒的にトクだと感じる。

 

繰り返すが、社会は分業で成り立っている。

 

想像上の同僚後輩先輩は頼みごとに厳しいかもしれないが、実際は、やってみないと分からない。

 

溜めずに頼む方が色々と吉である。

 

終わりに。

 

 

結局は、業務に全力を出すことに変わりはない。

 

そこは性格なのだから、無理に矯正はしない。

 

その全力の出し方を変えるだけだ。

するべきことはしているという実感は確かにある。

 

しかし、タスクを明確にして、優先順位を付けるだけで、心理的な負担は面白いくらい減る。

 

僕ら気質の人がしんどいのは、自分にとっての『悪』の基準が厳しすぎるからであると思う。

 

『振られた仕事は自分が背負う』

『誰かが頑張る限り頑張る』

 

とかとか。

こういう思考は、正直『使う側の都合が良い』というだけに過ぎないと薄々感じている。

 

言い換えれば、こういう思考に愚直な限り、『使われるだけ』とも言い換えられそうだ。

 

そんな人生、願い下げである。

 

充足感は割とそのままに、負担を減らす。

その一助として、上記の方法は有用だ。

 

人見知りである以上、目立つところで大活躍!というのは別世界の話。

 

縁の下で人知れず頑張る方が、性に合うかもしれない。

 

しかし結果それで苦しいのなら、多分本当の理想とそれが、違うのだろう。

 

そういう時は、自分の時間を取り戻すことを考えてみてほしい。

 

僕もしばらくは、仕事にかける資本を少し考え直そうと思う。

 

結果どんな考えが次に浮かぶのか。

分からないからこそ、楽しみである。