もはやシリーズになった、これらの続きである。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
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『クソ真面目』という性格は、僕らを『使う』側から見れば良いものかもしれないが、当人としてはほとほと疲れるだけのものである。
手を抜けなくて疲れる。責任感が度を越してしんどい。自己犠牲で問題解決が常態化してヘトヘトだ。
こんなんで精神も身体も休まるわけがない。その内僕はツイッターで、闇を吐きまくる類の人間になるのではないだろうか?
怖い怖い。
ということで、ここ1ヶ月は、意識して脱却へのプロセスを歩んでいる。
なるだけ具体的な方策を考えて、実行。で、修正。また実践。
少しずつではあるが、自分の中でじわじわと『脱クソ真面目』の方法論が体系化出来ていると感じる。
ということで、完成品とは程遠いのだが、以下僕の取り組んでいること、かつ効果があったものについて列挙する。
休憩と睡眠時間は死守する。
『休みなく働くことこそ美徳!』『寝ずに働くとか尊いぜぇ~』『休憩なんて甘えじゃい!』
という文言にもし形があれば、助走をつけて殴り飛ばしたいくらい嫌いである。
だが、もはや『クソ真面目』を突っ切っている人は、無意識にこういう行動になっていることが多い。
冷静に考えよう。自分は一日にどれくらい休憩しているだろう?何時間くらい寝ているだろう?
実は法律で、6時間以上労働なら1日45分以上、8時間以上労働なら1日1時間以上の休憩がマストとされている。
また睡眠時間も、やや特異な体質でない限り、6時間以上は取らないと睡眠不足とされる。
休憩時間や睡眠時間がこれより少なく、かつその時間で自分以外の誰かに奉公しているのなら、はっきりいってやり過ぎだ。
だから最近、僕は意識してしっかりと、そして堂々と休憩している。
大抵はお気に入りのブログを読んだり、日々のニュースをチェックしたり、そうやって過ごしている。
また、睡眠時間も絶対に削らない。7時間半寝る!と決めているため、そこから逆算して色々動く。
チャンスがあれば、9時間寝ることもザラだ。ご存知かもしれないが、睡眠不足時の能力は、酩酊時と同等という研究もある。
心身のメンテナンスのために、休養は必須。
意識して取るようにすることが、滅私奉公マインド、もとい『クソ真面目』脱却の一歩である。
70%で満足しよう。
とある日、残業しつつExcelの資料をまとめているときに、ふと気付いたことがある。
『俺は仔細にこだわりすぎじゃねえか?』というのがそれだ。
例えば、セルの大きさ、文字の大きさに留まらず、フォント、レイアウト、数式、等々・・・。
作業の本質を完全に見失っている自分に気付いたのだ。そして、どうでもいい仔細に、かなりのエネルギーを取られていることにも。
だからあるとき思い切って、とある資料を、自分の中では70%の状態だったけど提出したことがある。
結果どうなったか。叱責?非難?やり直し?
どれでもなかった。いつも通り、「お疲れ」と言われて受け取られたのだ。何というか、拍子抜けであった。
そして悟った。『他者が自分に求める合格点は、思っている以上に低い!』と。
それに気付いてからは、「いやちょっと・・」と横槍を入れる自分の声を無視して、”ある程度”の完成で仕事を切るように心がけている。
『クソ真面目』気質ならば、自分が自分に課している合格点は恐ろしく高いものだ。
本当は70点程度の出来で良いのに、100点、120点を求めようとする。はっきりいって、しんどいし無駄だ。
データが欲しいだけの人に、レイアウトが超キチンとしたそれを渡しても感動は薄い。
依頼主のキャラクターに配慮する必要こそあるが、一度軽く手を抜いて何かを終えてみよう。
きっと、色々な発見があるはずだ。少なくとも、僕は今、かなりの労力を節約できている。
『クソ真面目』の価値観に、『手を抜く』という選択を注入する。これもまた、大事なプロセスの1つである。
やり遂げたことを書き出してみよう。
『クソ真面目』は良く言えばハングリーだ。そして悪く言えば、自分を客観視出来ていないことが多い。
例を挙げると、『今日、俺は全然仕事をしていない・・』という日があったとする。
だが、書きだしてみると、結構なタスクをこなしている(という風に他者が解釈する)こともしばしばだ。
脳内会議で自分を認めるのは、責任感が強い人ほど難しい。
ならば、自身を客観視するという目的で、やり遂げたタスクを書き出してみることをオススメする。
終わった後で書きだすのが面倒なら、一日の初めにやることを書きだしておいて、終わったものに線を引いていくのを薦める。
『いくつ消えたか』が、『1日に完遂したタスクの量』である。そうやって自分の成果を可視化するのは大切だ。
更にそれに、自身の気付きを数個、そして改善点を1~3個添えれば尚良しである。
改善点を書きすぎると、シンプルに落ち込むので、そこのさじ加減は大切に。
終わりに。
『クソ真面目』からの脱却。ここは僕もまだ、試行錯誤の日々だ。いずれ、いい感じで『適当さ』を含めコントロールできればと考えている。
大切なプレゼン、大事な論文発表など、『クソ真面目』を如何なく発揮できる場は、心配せずとも必ずある。
その気質はそこで発揮すれば良いだけで、普段は引っ込めておくのが理想形だ。
でなければ、遅かれ早かれ精神が良くないラインまで疲弊する。
ネガティブや人見知りに、不思議と伴ってくる『クソ真面目』。
そこからの脱却を願う皆様の参考になれば、僕としてはこの上なく嬉しいことである。
※完結?編はコチラ↓
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