僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

人見知りがイケてるグループに市民権を得る術を考える。

 

高校3年間は、いわゆる日陰者のグループに属していた。

 

僕らのグループ内に、バスケ部とかサッカー部とか、煌びやかなことをしている連中はいない

 

グループの誰かが女子と会話するなんてことがあれば大事件である。スケコマシである。

 

そんな哀れとしか考えられない青春を僕は謳歌していた。

 

イケてるグループと積極的に交流したかったかと言われれば微妙であったが、羨ましいと思ったことが皆無かと言われれば首をかしげる

 

そういう諸氏はいないだろうか。

 

イケてないグループを安住の地と認めつつも、心のどこかでは、輝いている側の人生にも興味を抱く。

 

正直に白状すれば、イケてるグループに僕は属していなかっただけで、属している人間を友人に持ってはいた。

 

裏切り者ということ無かれ。今の体たらくを考えてみてほしい。僕は根っからの日陰者だ。

 

閑話休題

 

今日は、僕がどうにか彼らと接点を持つことが出来た理由や方法について、取りとめもなく書いてみようと思う。

 

 

  

協力プレイを要するゲームの腕を磨こう。

 

僕が高校生の頃は、モンスターハンターがものすごく流行っていた。

 

校則違反だが、皆でPSPを持ちより、教室の隅とか、体育倉庫みたいなスペースで、怪物を狩りまくったものである。

 

僕はそういうのにハマり込むと、どこまでも没頭するタイプの人間だ。

 

何の自慢にもならないが、ほとんど全てのクエストは制覇したし、防具も武器も最高ランクのものに揃えていた。

 

ある日のこと。僕がモンハンにハマっているとどこかで聞きつけたイケてる方が、色々と僕に質問をしてきた。

 

例えば、とある防具を作るのに必要な鉱石がどこで取れるのか、とかそう言うヤツ。

 

僕はそれら全てに的確な答えを返した。一歩間違えればドン引きされるリスクはあったが、彼はそれを好意的に受け止め、素直に感嘆してくれた。

 

後日、僕は彼に、どうしても倒せないヤツがいるから手伝ってほしいと依頼を受ける。

 

1人でもほぼ無傷で何度も倒してきた相手だったので、軽く承諾し、実際ほとんど独りでK.O.した。

 

不思議とそこから上手いこと話が進み、僕は少しずつイケてる面々のクエストに呼んでいただけるようになった。

 

そこからお互いの人となりを話す機会にも恵まれ、結果として僕は一応の市民権を得ることになったのである。

 

―ということで、何かしらの協力を要するゲームの腕を磨くと、思わぬ接点を得られることにも繋がる。

 

勿論ただのオタクと解釈されるリスクはあるが、そもそもそれが無い挑戦など存在しない。

 

技量を高めつつ、そして小出しに『そのゲーム知ってますよ』という情報を、チャンスがあれば出していく。

 

姑息と言えるだろうか。僕はそうは思わない。誰がどういおうと立派な戦略ではないか。

 

少し希望が湧いたアナタ。今すぐゲームのコントローラーを握りしめ、目を輝かせながら鍛錬に励もうではないか。

 

部活に所属する。

 

一番手っ取り早い。

 

僕は中学の頃に負った怪我や、通学に時間が掛かることなどの様々な理由から、高校では無所属を選んだ。

 

これにより、自分の時間は夥しいほど確保できたが、それと引き換えに、交友を広げるチャンスを大きく失うこととなる。

 

ある程度年を重ねた今なら思うが、運動や芸術に対して努力することは、思っている程悪い物じゃない。

 

失笑を引き起こすレベルで運動神経や美的センスが無ければ話は別だが、基本はある程度の修練と、練習法次第で、一定の水準にはたどり着く。

 

特に今の世の中、専売特許レベルであったトレーニング法も栄養学も、何なら技術も、GoogleYoutubeで検索をかければ大量にヒットする。

 

高尚なことを言えば、自分の力量が伸びていく過程は、本来とても楽しく面白いものである。

 

僕自身の後悔も少し入っているが、イケてる方々と最速で縁を繋げたければ、何かしらの部活に入るのが絶対に良い。

 

尚、運動部にするべきか、文化部にするべきかは、自身の個性や適性と折り合いをつけながら、各々で考えてみてほしい。

 

勉強を頑張る。

 

ある種最後の手段に近い。

 

学校生活において、一番頼られるのは、腕力よりも知力だと僕は思う。

 

特に高校や大学となれば、課題を怠ったり、テストで爆死したりすると、留年と言う恐怖の二文字がチラついてくる。

 

そう言ったピンチになる奴らは、案外イケてるグループの面々に多かった印象がある。

 

当時の僕は、部活にデートに忙しければ、勉強する暇は無いよねと、嫉妬なのか達観なのか分からないことを考えていたが・・。

 

となれば、勉強をきちんとしておくだけで、彼らに取りなすチャンスがあるわけで。

 

答えがない課題。でも解かなければ詰んでしまう。そう言う時に、さりげなくヘルプをする。

 

積極的に『勉強できるよオーラ』を出すと、それは単純に煙たがられて終わり。

 

あくまでさりげなく、自分から助けようかとは言わないで、でもいつでも手を貸せるような場所を意識してキープする。

 

とても抽象的な心掛けだが、意識すれば行動はそれに伴ってくる。

 

―ただし、気を付けなければならないことはある。

 

宿題をやってくれる、ただの便利屋さん等の扱いにならないよう、一定のラインや分別はつけよう。

 

パシリの将来は悲しい。そこだけは勇気を振り絞り、踏みとどまるように頑張ろう。

 

終わりに。

 

自分の負の部分をテーマにすると、恐ろしいほどタイピングが進む。

 

ちなみにタイトルを打ってからここまで、30分弱でたどり着いた。

 

1分に73文字計算ということで、1秒に1文字以上打てている。

 

心の内に溜めこんだマグマのような黒い何かは、こうして噴火するときをずっと待っていたということだろうか。

 

それはさておき、今日のテーマは、以下の人々に向けて書いたつもりである。

 

現役中学生・高校生・大学生であり、イケてないよりの現状ではあるが、イケてるグループへの憧れがある。

 

次年度より高校或いは大学へ進学を控えており、そこでの奮起をこっそり考えている。

 

そもそも日陰に生きてきた自分をぶっ壊したい。

 

 

最後のヤツは力になれたか微妙であるが、上に書いた3つの提案は、使い方次第で武器になると自負している。(経験則だし)

 

僕の如く哀しい青春を過ごす人が減る一助になれば、あの頃の僕も、今の僕も報われる。

 

同じく日陰に生きてきた皆様に、煌びやかな光が当たらんことを、日陰からこそっと祈っております。