最近、『社会において価値がある人』の定義が変わりつつあるらしい。
それは、『たくさん徳や信頼を積んでいる人』なのだとか。
金はあるけど、威張り散らす人。能力は高いけど、人を見下す人。
そういった人に対し、世間の目はますますシビアになっているのだという。
つまり、『真面目にコツコツ頑張ることこそが、他者に誇れることである人』にも、スポットライトが当たる世の中になりつつある、とも解釈できる。
これは嬉しいではないか!僕は正直小躍りしたいくらいの興奮を覚えた。
自分でいうのも何だが、僕自身は人のためにすごく気を使うタイプだという自負がある。
理由は単純。
人は独りだと何も出来ないと、身に染みて感じているから。また、最後に己を助けてくれるのは、自分の能力じゃなくて人徳だと考えているから。
一応、人が喜んでくれることをするのが好きだから、という生まれ持った何かもあるけど。
ということで今日は、そういう『徳や信頼』が価値を持つ時代に備えるという目的で、推薦図書を3冊紹介しようと思う。
これらを読めば、人が喜んでくれることも、逆に嫌われることもよく分かる。
ときたま耳に痛い話もあるが、それも成長痛と思って捉えてくれるとありがたし。
ではいこう。
斎藤一人の『道は開ける』
オススメすぎて、昔記事にしたくらいの良書。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
『魅力』って何?
どういう考え方だと心が楽になるの?
孤独感がなかなか消えないのはなんで?
そういった根本的だけど抽象的で、なかなか答えが見つからない物に対し、大きなヒントが山ほど書いてある。
しかも最近気づいて驚いたが、心理学の研究で『効果あり』とされる方法に、驚くほどそれらが合致しているのだ。
対話形式なので、極めて読みやすいのも有り難い。『科学的に~』というフレーズにちょっとアレルギーがある人も、こちらなら全然問題なし。
コスパの良さもあり、いの一番でオススメしたい一冊だ。
最強の働き方
誰でも出来て、効果が高い、グローバルエリートの働き方をまとめた一冊。仕事術の参考書としても、学びや気付きがとても多い。
僕はその中での『人望』や『リーダーシップ』のところにすごく思うところがあった。
何故か?それは、
『リーダーが没落する原因は、能力不足でなく、周りのサポートが得られなくなること』
みたいな記述が気になりまくったためだ。
部下に仕事を振りまくり、かつその手柄を奪いまくった結果、アンケートで叩きのめされクビになった管理職。
立場が上がると同時に横柄になり、一気にそっぽを向かれ孤立したリーダー。
『人徳』を無視したことによる怖すぎるしっぺ返しが、実例と共に紹介されている。
自分の日頃の行いを省みる良い機会になる良書。これももちろんオススメだ。
※逆に、人を大切にした結果起きたすばらしい話も、たくさん紹介されているのでご安心を。
リーダーの条件
リーダーに向けて書かれた実用書だが、コンセプトとして『人に支えてもらうリーダーになる』というのを感じる。
それほど、『人の心を軽くする言葉や考え方』、そして『人の心を暗くする言葉や考え方』が実例と共に余すことなく紹介されている。
僕は今の会社で一番日が浅いという立場であり、ときたま自分に対する扱いや言葉遣いに不満を感じることもある。
では、同じことを自分は部下に、後輩に、友達に、決してやっていないと、胸を張って言えるのか?
それに少しでも詰まってしまったのなら、この本の教えを通じて自分の行いを振り返ってみよう。
僕も読むたびに、出来てないことの多さに愕然とする。日々精進しようと、強く思わされる良書だ。
終わりに。
勘違いなきよう言っておくが、僕は別に人たらしになりたいという下心は無い。
そういった下心は、驚くほど伝わるものだ。
もしそれが僕ににじみ出ているのなら、僕の周りはもっとアッサリした、或いは打算的な関係しか存在していないだろう。
真面目にコツコツ。
資本主義の中では不遇の扱いを受けがちだった気質。いよいよこれが武器になるなんて、楽しみで仕方がないではないか。
きちんと先人の教えを通じて、予習をしておこう!
僕もせっかくなので、全て読み直してみることとする。なんというか、楽しみだな、ほんと。
ということで今日はこの辺で。