僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

人見知りが苦手とする事柄にあえて3つチャレンジしてみたので、その感想をここにまとめる。

 

人見知りゆえ、対人関係で軋轢を生みそうな何かがずっと苦手だ。

 

それはいい大人になった今も変わらない。まぁ、だからこそ諦めているフシはあるのだが・・・。

 

とはいえ、他者からの要望とか、ポジションが求める何かとかが、そうはさせてくれない場面はかんなり多い。

 

自衛の術を知らないと、僕らは対人関係において奴隷になってしまう。それはお断り願いたい。

 

ということで最近、意識して苦手だったことにチャレンジしてみている。苦手だからこそエネルギーは大量に使うし、やはり楽ではない。

 

だからこそそこで得られた貴重な教訓を、同じ人見知り諸氏にここで伝えたいと思う。

 

記憶が生々しいうちにまとめたものなので、参考になればありがたし。

 

 

  

反論する。

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最近、異常に仕事の丸投げが増えた。複数の部署や支店を超えて僕に仕事が来るので、正直身を滅ぼす危機を覚えた。

 

だから思い切って、『無理っす』と反論してみることにした。烈火のごとくキレられて押し通されるというリスクは承知の上で。

 

すると、だ。意外とあっさり、それを引っ込めてくれた。或いは、僕の仕事を肩代わりしてくれる代替案をくれることもあって、ホクホクである。

 

また、会議の席で、僕が立案したものが跡形もなくなるようなコメントをもらうこともあった。

 

今までは涙を呑んでそれを受け入れていたが、さすがに乱暴だと思ったので反論した。

 

ここはこういう意図です。今からこれをやり直すと時間がかかって死にます。みたいなことをなるだけ丁寧に説明した。

 

するとこれまた、訂正が一部で済むように落ち着き、僕としてはホクホクであった。

 

このやり取りは、注いだエネルギーや、抱いていた恐怖をはるかに上回る良いことがあったと感じる

 

しかも一度できてしまうと、それが自信となり、次のステップに進めるようになる

 

ちょっと自分の中で引っかかるものがあったら、ぜひとも次から突っ込んでみよう。

 

そこで論理的でない理屈が飛び出してこようものなら、潰される前にその組織を見限ることも考えた方が良い。

 

全ては取り組んでから始まるもの。まずは一歩、反論してみよう。

 

完全な仕事を放棄する。

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 今まではずっと完璧を求めることが正義だと思っていた。

 

高校の定期テスト前には、完全に解けるようになっても、次は5分で解く!といったように制限を厳しくし、何度も繰り返していたくらいだ。

 

その時はそれ以外することがなかったのでそれでよかったが、最近は事情が別。

 

要求全てに全力で答えていたら、仕事が渋滞して大変なことになってきた。完璧主義は案外不健康へ繋がり得る。

 

だから勇気を振り絞って、僕は依頼された仕事や、せねばならないことを、70%くらいで切ることにした。

 

抽象的が過ぎる基準なので、僕は以下の指標を自分で作り、こなした。

 

①予想される時間の70%でタイマーをセットし、それ以上時間をかけない。

 

②まだ詰めたいところがあるのにな、と思っても、大枠が完成していたらOK。

 

結果、どうなったのだろうか。

 

実をいうと、今のところ何にも言われてない。というか、バレてない。仕事量と時間だけ減って、恩恵のみを感じているところだ。

 

日ごろからパーフェクトを求めすぎて息苦しいのであれば、勇気を出してサボってみよう

 

怠惰は美徳。どんどんサボろう。どこかで聞いたセリフだが、言い得て妙だと感じている。

 

中身のない会話をする。

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 コミュニケーションを僕はあまり取らないで生きてきた。

 

苦手だからというのが大きいが、僕は自分の話はつまらないと感じており、それに付き合わすのは悪いと強く感じているためだ。病気である。

 

しかし最近、あらゆる本でコミュニケーションを取っておくことの重要性を突き付けられ、いささか焦っている

 

組織内にどれほどパイプを作れるか?自分に情報が回ってくる仕組みをどれだけ整えておくか?

 

水面下のやり取りで、色々な攻防は決するのだという。それが無である僕は、速攻淘汰されてさよならバイバイである。

 

だから、薄くてもかまわない、つまらなくてもいい、そう思って僕は、積極的に話をするように頑張っている。

 

ノルマは、1日3人。こなせたりこなせなかったり行ったり来たりだが、大まかにはクリアできている。

 

そして今感じること。もっと早くにやっておけばよかった、俺のバカ!というものだ。

 

意外なことに、中身が無いような会話でもきちんと盛り上がるものだ。

 

というか、中身が無いという考えなと、主観的が過ぎる。陳腐なやり取りでも、有益な情報はごろごろと転がっているものだ。

 

今のところダイナミックな変革は感じないが、日々パイプが強まっているのは実感としてある。

 

意外なところから、意外な情報が飛んできたことも、ある。

 

コミュニケーションを計算して行うのは、打算的だろうか?

 

まぁたとえ打算的だろうと、必要なものには違いないだろう。

 

軽いやり取りは大切。自分のグループを作れるように取り計らってみよう。

 

終わりに。

 

とりあえず急ぎ足で3つ紹介してみた。

 

押しなべて思うことは、思っていたことより遥かに簡単で、そして恩恵があったということだ。

 

人見知りだから・・という風に全てにフタをしたい気持ちはわかる。

 

わかるからこそ、それは一歩踏み出してみてからでも良いでは?と思っている。

 

少しでもここに書いたことが、超人見知りのアナタの背中を押せられれば、僕としては幸甚である。