僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

『ネガティブ』がグズを克服するには? -方法はとりあえずあるらしい!  

即行動を起こせる人を、僕は心の底から尊敬する。僕自身は『ネガティブ』で『グズ』だからだ。

 

彼らに言わせれば、『行動を起こさない意味が分からない』という。だが僕に言わせれば、『そうできる意味が分からない』となる。

 

『ネガティブ』である限り、行動が遅いのはどうしようもないのだろうか?彼らみたいな生き方はできないのだろうか?

 

悩んだことは数知れない。成功者の考え方をまとめた本も、数多く読んだ。だが、僕はまだまだ『グズ』である。

 

―よし、決めた。今日は本腰を入れて、『ネガティブがグズを克服する方法』を調べ、まとめ、考えだしてやる!

 

 

  

ちょっと残酷な、性格のお話。

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まず、そういった物事に対する捉え方の違い、もっとざっくり言えば『性格の違い』はどこから来るのだろうか?調べてみた。

 

すると、この記事にその答えが載っていた。

daigoblog.jp

 

それによると、性格の違いは『ほとんど遺伝子で決まる』のだという。つまり、『グズであるかどうか』は産まれた時点で決まっているらしいのだ。

 

うーむ、グリム童話より残酷な話じゃないか・・。

 

さらに記事を読んでいくと、人の考え方には、ざっくり以下の2パターンがあると紹介されていた。

 

『あれをやってみようかな』→『ま、上手くいくだろう』→行動

 

『あれをやってみようかな』→『でも怖いなぁ』→準備→行動?

 

 

上が成功者に多いヤツで、下がいわゆる僕らの考え方だ。行動が速い人からすれば、僕らの『準備』時間がイライラするのだろう。

 

―この考え方のプロセスが遺伝子の話なら、どうにもならなくね?グズはグズのまま生きないとダメ?

 

そんな声が、涙目の皆から聞こえてきそうだ。心の底から熱いものがこみ上げてくる。

 

―実は、そこまで悲観的になることはない。僕らの強みを残したままで、成功者っぽい考え方はできるのだ。

 

そのためには、色々と効果が確かめられた方法や、色々なマインドセットを取り入れる必要がある。

 

ということで、以下具体的なその方法をまとめていく。

 

『即行動を起こせる人』に近付くための方法とは?

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さっきの思考の流れをもっかい載せる。

 

『あれをやってみようかな』→『ま、上手くいくだろう』→行動

 

『あれをやってみようかな』→『でも怖いなぁ』→準備→行動?

  

成功者と僕らのスピードの差。これを生み出しているのは、

 

『でも怖いなぁ』→準備

 

の部分。逆に考えると、『この部分さえ短縮できれば、あるいは無くせれば、行動に移るまでのスピードに差はなくなる!』と言える。

 

段々とするべきことがハッキリしてきた。この上でさらに色々調べると、心理的なテクニックがいくつか使えそうと判明。

 

ということで以下それらのご紹介。

 

言語化

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まず第一ステップとして、自分が『恐れ』を抱いたことについて、こう問いかけてみよう。

 

『なんで僕(私)は、今それを恐ろしいと思ったんだろう?』

 

そして、その回答をExcelか何かにまとめてみよう。(別に裏紙でもいいが)

 

例えば僕なら以下の通り。

 

『電話が怖いなぁ』→『変な言葉遣いと思われたらと思うと怖い』

 

『彼女作りたいけどなぁ』→『自分のスペック考えたら一笑に付されそうで怖い』

 

・・・まだまだあるが、この作業をすることで、自分がどういうときにビビるのかというクセがつかめるのだ。

 

ちなみに僕はやはり、『自分のキャパより多分上なこと』や『対人関係』が伴うと、途端に尻込みする傾向がある。参考になればありがたし。

 

そういう考え方のクセに気付いたところで、次のステップに行こう。

 

②If-thenプランニング

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簡単に言えば、『もしAならBをする』、みたいな計画を作っておくことである。

 

例えば、『もし取引先に電話する用ができたら、訊きたいことをすぐ書き出す』といった具合。

 

実際、上記の『言語化』で出てきたものは、自分が自分に使う、行動しない言い訳だと言える。

 

そこを浮き彫りにすれば、If-thenプランニングで対応しやすくなるというワケ。実際にもう1つやってみると以下の通り。

 

『もし異性と話して反応が弱かったら、相性が悪いと分かったので、結局お互いトクと考える』

 

『一度会話が始まったら、フォローアップクエスチョンとバックトラッキングを繰り返し、聞き役に徹する』

 

みたいな具合。

 

という感じで、言語化』と『If-thenプランニング』を組み合わせることで、恐れや準備に取られる時間は大幅に削減できる

 

ただ、最終的に行動に移さないと意味は全くないので、そこはご注意いただきたい。(僕も気を付けます)

 

―ここまで長々と書いてきたが、このままだとまるで『グズは悪』みたいな誤解を招きそうである。

 

ということで少し逆説的だが、『グズ』であることのメリットについても併せて書いておこうと思う。

 

『行動が遅いこと』にだって良いところはある。

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いわゆる成功者とされる人の著作を、よく読んでいる。また、縁があれば話を聞かせてもらうことも多い。

 

その中で気付かされるのだが、『実は彼らも大量に失敗をしている』のだ。むしろ、『準備期間』が無い分、その率もまた、高い。

 

つまり、彼らの成功のパターンは、『上手くいくかなんてどうせ分からないので、大量に手を出してみて、成功したらラッキー』というのが極めて多いのだ。

 

失敗を恐れないとか、気にしないとか、性格について恵まれた才能があるからこそできる話である。

 

逆に言えば、『グズ』とは『準備をしっかりするタイプ』だと言える。石橋を叩いて渡る性格である。

 

これは行動が遅いとか、チャンスが逃げるとか、そういう非難の的になりがちだが・・。その言葉は笑顔でスルーしてしまおう。

 

何故か。準備をする分、『失敗』する可能性が減るからだ。

 

恐れずにあちこちアタックする成功者は、その手数で大当たりを狙う。失敗などいちいち気にしないという感じ。

 

僕らは、準備をしてから事に当たり、成功率を高める。手数は減るが、それに成功率で挑む感じ。

 

どちらが良いか、どちらが悪いかという話では無いのだ。キャッチャーよりピッチャーの方が優れているといったバカな話が無いのと同じ。

 

それぞれの適性の『活かし方』を知ったうえで、『行動』さえすれば良いのだ。

 

そこさえ守れば、『グズ』であることをマイナスとしか捉えられないマインドセットから、いち早く抜け出せるハズである。

 

終わりに。:行動を速くして、あなたは何をしたいのか?

 

最後に聞きたいのだが、行動を速くしたい方は、いったいなぜそうしたいのだろうか?

 

上司に怒られたから?自分に自信が無いから?それとも、新しいビジネスに打って出たいから?

 

―最後に伝えておくが、『成功者の考え方を真似すれば、周りに認められる』だとか、『グズな俺に価値はない』といったものが原動力なら・・。

 

まずあなたに必要なのは『自分を認めてあげること』だ。そうでなければ、あなたは『自責グセ』ができてしまう。

 

それか、人の目線を恐れて自分を変える、『不幸な生き方』を歩むことになるだろう。

 

行動を変えるのは良いことだと思う。その考え方も否定しない。

 

ただ、その理由が『人に対する恐れがあるから』とか、『自分に価値を感じられないから』とかだと、多分幸福を感じられないまま努力することになる

 

性格や行動を変えるには、当たり前だが長い時間が掛かる。ドラマや漫画みたく、決意一つと数日の努力で直るわけがない。

 

自分の行動の変化と、少しずつ理想像に近付いていくプロセスに喜びを見出せるようになるまでは、自分を変える努力は待った方が良い。

 

よく目標達成は登山に例えられる。山頂だけを目指し、それ以外を無視するのではなく、途中途中の景色や生物も楽しむ、そんな考え方をしよう。

 

まずはそれからでも遅くはない。最後になったが、まずはしっかりと『自分を許し、慰める』練習をしてから、これらの方法に取り組もう。

 

 長文になったが、今日はこの辺で。