僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

結局、『根っからのポジティブ』と『ガチのネガティブ』は、絶対に相容れない。

2019年、今年も全力でネガティブだったし、全力で人見知りだった。ただ、そのコントロール方法もだいぶ学べたので、多少は人間的成長ができた年だとも思う。

 

―そんな2019年のラストに、まさかの愚痴めいた記事を書こうと思う。

 

やはり、『根っからのポジティブ』は死ぬほどめんどくさい。色んなめんどくさい出来事を通じて、心の底からそう思うようになってしまった。

 

同じ悩みを抱える方も絶対に多いハズ。だから今日は、『根っからのポジティブ』について、思うこと全てをぶちまけてやろうと思う。

 

 

 

『根っからのポジティブ』とは?

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僕が言う『根っからのポジティブ』とは、『ポジティブ』こそが絶対的な正義であるという、確固たる価値観を持った人間である。

 

基本この価値観は無茶苦茶めんどくさい。なぜかというと、『ポジティブ』こそ絶対なのだから、そうじゃない人間はオカしいという論理に行きつくためだ。

 

すると何が起こるかと言うと、僕がクソ嫌いな『価値観の押し付け』である。

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『物事はぜーんぶ良いことに考えろって!』

 

『どうせ上手くいくからとりあえずやれって!』

 

『失敗しても飯食ってウンコしたら忘れるから!』

 

どれもこれも能天気過ぎてイライラする。思うのは勝手だが、人に押し付けるのは最悪だ。

 

その相手が僕みたいな『ガチのネガティブ』なら言わずもがな。

 

・・・ということで、僕が嫌な『根っからのポジティブ』の定義を再度まとめると、こうなる。

 

ポジティブこそが絶対と言う価値観を持ち、かつそれを他者にガンガン押し付ける。

 

ぶっちゃけ、これが友達とかの横の関係なら、正直距離を取るなりなんなりいくらでもいい塩梅に落ち着ける。

 

だが悲しいかな、このタイプが上司や先輩だと、本当に日々消耗する。 しかも、基本その指示に従順になっても、ネガティブには何の良いこともない

 

ということで次の項では、なるべく根拠を示しつつ、それに警鐘を鳴らしてみよう。

 

『根っからのポジティブ』に無理やり合わせても、ネガティブに得は無い。

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僕も昔そうだったのだが、『ポジティブ』になるために、『ポジティブ』な人の一挙手一投足、さらには思考回路までを完コピしようとする人がいる。

 

また、『根っからのポジティブ上司』の論理を、自分の思考に無理やり組み込もうとする人も散見する。

 

―そんな彼らに対し、ちょっと強めに言っておこう。

 

『マジで無駄だからやめておけ。』

 

―今は心の底からそう思う。種々雑多の自己啓発本に投資し、無駄に心を疲弊させた結果得た結論は、本当にこれだ。これだけだ。

 

実はこれについて、科学的な裏付けも出始めている。(それによると、無理にポジティブを目指すと、鬱病どころか、年収の低下等、多方面に悪影響が出るという!!)

daigoblog.jp

 

また日本人はそもそも、『遺伝子レベル』で『ネガティブ』なのだという。(その割合、なんと90%超!!) 

www.communus.net

 

これを踏まえれば、たまたま少数派に生まれた側の論理が、大多数に合うワケが無いとよくわかる。

 

『根っからのポジティブ』は、成功体験ばかりに目を向ける天才だ。だがこれは言い換えると、『都合の悪いことに目を向けられない』という意味でもある。

 

『根っからのポジティブ』が喧伝する『良いこと』の裏には、大体本人が忘れ去った数多の失敗や、損をさせられた人の怨嗟の声が潜んでいる

 

やはり、どうロジックを積んでも、出る結論に変わりはなさそうだ。つまり、無理にネガティブをポジティブを変えるのは、絶対によろしくない

 

例えていうなら、海の方が楽しいぞ!と言って淡水魚を海で泳がせても、その内死ぬだけなのに近い。

 

こんな風に、『ネガティブ』が『ポジティブ』を目指すことの愚かさを、是非とも同志の皆様には知っておいてほしい。強くそう思う。

 

人見知りが『根っからのポジティブ』に抗う術とは?

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さて。この章では、『人見知りでネガティブ』な人間が、『根っからのポジティブ』と戦うための術を考察しよう。

 

得てして、『人見知りでネガティブ』は、奴らの完全なる被害者になりがちだ。

 

奴らはとにかく周りを巻き込むのが上手というか・・・僕らにイエスと言わせるのが上手い。僕らのロジックをポジティブで力任せにねじ伏せるというか。

 

僕らの『まぁ・・』や『えーと・・』をYesと解釈し、大声で言う。結果、僕らはナチュラルに巻き込まれ、影で舌打ちするしか無くなってしまう。 

 

―不思議なことに、奴らが何かしらで失敗した際は、そのケツがきちんとコチラにも降ってくる。言いなりとはマジで迷惑である。

 

またこれもよくあることなのだが、ポジティブ野郎に話をしても取り合わないとか何とかで、従順な僕らが後始末全てに駆り出される場合もある。

 

やはり従順なだけでは奴隷になる。自衛の術を知らないのはもはや罪だ。

 

―となると、参考になるのが何度も紹介しているこのシリーズ。

 

理不尽に対する身の処し方は、それの扱い一つで命に関わる人たちに学べばいい。論理としてはスッキリだ。

 

例えば、『できるだけ早く頼むよ』みたいなアバウトな指示は、『では明後日くらいには』みたく、勝手に自分で具体的な期限に言い換えるとか。

 

それで文句を言われれば、『では、少しあっさりしたものになりますが』と、クオリティを下げる案を出す

 

それでも理不尽を強いられれば、結構過激な仕返しも紹介されていたが・・。正直そのレベルに至るまでのが常習的なら、環境を変えるべく逃げた方が良いと思う。

 

『根っからのポジティブ』に伝えたいこと。

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―ぶっちゃけ心当たりがある人がこの記事をここまで読んでいるとは思えないが、そんなアナタにお伝えしたいことがある。

 

あなた方が僕らに対し、『なぜ失敗から考えるのか理解できない』のと同様に、僕はあなた方が『なぜ失敗を考えないのか理解できない』のである。

 

きっと、『上手くいくまで頑張れば絶対成功なんだよ!』とか、『虎穴に入らずんば虎子を得ずって言うじゃん!』みたいな論理だと思うが・・・。

 

後先考えず取り組んだ結果被害を被る人々や、リスクを取るのに巻き込まれ火傷を負った人々のことに目を向けると、そんな論理は僕らの中で破綻する

 

あなた方はそれでも『結果』が得られればいいのかもしれないが、僕は『結果』を得るための行動の結果で『辛い思いをする人が出る』のが辛い。

 

もちろん最後はその辺を押し切ってまで先導せねばならない場面は、この社会において多々あることだと思う。それは否定しないし、できない。

 

だが・・・。後始末の丸投げだけは、あなたについてきた(強制したのかもしれないけど)人々にしないでほしい。というか、するな

 

『根っからのポジティブ』が肩で風切って歩く後ろでは、疲弊した人間が山積しているかもしれない。何というコントラストだろう。

 

『ポジティブ』の中にも『ネガティブ』を。そうした発想が無いなら、本や何なら僕のブログの記事でもいいので、読んで知って学んでほしい。
 

そうすれば、わざわざ元気いっぱいに絡んで巻き込まなくても、あなたに自ら進んでついてきてくれる人がきっと増えるから。

 

僕もついていくなら、付き合うならそういう人が良い。

 

『ポジティブ』が絶対正義じゃないのと同様に、『ネガティブ』も絶対悪ではないのだ。

 

僕があなた方に一番伝えたいのは、まとめればつまりそういうことである。

 

終わりに。~2019年もありがとうございました~

 

ということで、愚痴たっぷりの記事をもって2019年の更新が終わる。

 

今年は200記事に到達し、自分の中で言葉にし切れていなかった闇も書き、色々と実りが多い年だったと思う。

 

次年度はどうこうというプランは無いが、そろそろアクセス数とか読者数とか、増やしたいかなぁという願望は出てきた。

 

まあ、もっと魅力的な記事を書けという話なんでしょうけど。

 

それでは、今年もお読みいただきありがとうございました。

 

来年もネガティブながらに充実した日々を送れるよう頑張りますので、よろしくお願いします。