新年の目標は立てられただろうか。
そしてその中に、『コミュ力』が要されるものは、いくつあるだろうか。
例えば、人前で話せるようになる。彼女を作る。友達を増やす。営業成績を上げる。この辺がそれに該当する。
僕自身、口下手で話のつまらない自分に嫌気がさし、我ながら無茶苦茶な努力を積んでいた時期がある。だが、その成果は微妙だった。
どれだけ本を読んでも。どれだけアドバイスを聞いても。どれだけそれを実践しても。自分の人見知りが改善している気はしなかった。
―だが、今ならハッキリとその原因が分かる。それは、ある『要素』が決定的に欠けていたからだ。
それが無ければ、どんな努力も、効果が半減する気さえしている。そして恐ろしいことに、大体の人はそれに無自覚だ。
ということで今日は、いささか短編だが、皆様の脱口下手に関する目標がへし折れないよう、ちょっとしたコツを書いておく。
軽い気持ちで続きをドウゾー。
コミュニケーションスキル向上に不可欠なモノ。
それは、机上での学習の先にあり、実践の前にある大切なモノ。つまり、知識から能力へ昇華するために必須のプロセスである。
それは、『実演の観察』である。
まずぶっちゃけて言えば、知識を得ることそのものは、あまり難易度が高くない。
バックトラッキング、フォローアップクエスチョン、ラポール等、コミュニケーションに関する用語は、本に書いてあるし調べたら出てくるからだ。
だが、それをいきなり実践するのは、実は無茶苦茶難易度が高いのだ。
例えば、野球の打撃フォームの説明を文字だけで理解し、いきなり試合で試すみたいな感じだろうか。ちぐはぐさがありありと出ている。
だからこそ、その間をつなぐステップが欠かせないのだ。それがさっき言った、『実演の観察』である。
"自分が知識として持っているものは、実際にはどう使われているのか?"
これを観察し、自分なりに考え、落とし込む。或いは、素晴らしいと感じるなら丸コピする。
努力しているにも関わらず口下手が治らないのは、圧倒的にその時間と経験が不足しているのが原因ではなかろうか。
さてさて。
このブログでは、脱人見知りのため・・という名目で既に色んな本を紹介しているし、そのラインナップに変更はないので、過去記事を貼るに留めておく。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
ということで次に、オススメの『実演』をご紹介。ぜひ一度、じっくりと観察してみてほしい。
Let’s 実演の観察。
まず、間の取り方、比喩の使い方、ジョークの言い方、導入などは、プロのそれを観るのがすごく学びになる。
英語だし、何度も紹介したのだが、やはり『TED』のプレゼンはものすごくタメになる。
ただ、英語がちょっと抵抗があるなら、何かを説明している日本語の動画をオススメする。
後は、大人数でワイワイしてる系の動画をみとくと、会話の待ち方とかその辺がつかめるのでオススメ。
その中で、『あ、今のフォローアップクエスチョンだ!』とか、『おぉ、確かにバックトラッキングしてるわー』と気付ければ花丸だ。
英単語という知識に、自分なりの例文を作る作業にも似ている。そうなれば、使いどころがより分かり、習得まであと一歩となる。
ぜひ空き時間に、挑戦してみてほしい。
終わりに。
『じゃあお前は口下手じゃないのかよ?』
と言われそうだ。まあ、人見知りやネガティブを自称しながら、こんなことを書いたらそれもまた当然。
一応僕は今、他人に何かを説明するのが仕事だし、昔からの友人曰く、過去からは考えられないくらい喋るようになった、とのことだ。
しかし、まだまだ口下手であるという劣等感はちゃんと持っている。だから、努力は半ば強迫観念に押され、続けている状態。
女性と上手くしゃべることもまだまだできないし、本当にこのまま30代に突入してええんかなという情けなさと焦りがある。
そんなワケで新年一発目もこんな記事なので、今年もこんな感じで続けていく予定である。
2020年もよろしくお願いします。では今日はこの辺で。