最近仕事が立て込んで、すごくストレスが溜まった。ストレスが溜まるとは、僕らネガティブにとって、それはメンタルが病むことと同義である。
1つのミスが過去のミスの苦い記憶を想起させ、自己否定思考に陥り、気づけばくよくよと反芻思考が始まる・・・・・・・
書いているとウンザリだが、その思考に囚われているときは自覚しづらいのでタチが悪い。
そこでこのネガティブ期は、気になっていた脱ネガティブ法を積極的に試すことに決めた。それは、『自分の心にある問いかけを行うというもの。』
そしてその効果はすぐに出た。短時間で、ネガティブや不安からの脱出に成功できたのだ!!
これは是非ともシェアせねば。今日はその『魔法の質問』を3つほどご紹介する!
『問題は何か?』
出典はコチラ。
あらゆる悩みについての『基本的で効果絶大な』解決方法がまとめられている世界的な名著であり、その中で紹介されていた方法だ。
そのやり方は超簡単。以下の4つの質問を、順繰りに自分へ問うだけだ。
①問題は何か?
②問題の原因は何か?
③その解決策はいくつあるか?
④どの解決策を実行するか?
以上。超絶シンプルだ。しかしシンプルがゆえ、実際どんな効果があるかが見えてこないかと思われる。
そこで、僕のリアルな悩みを例に挙げるとコンプライアンスに引っかかるため、適当だがありがちな悩みをもとに、この方法を使ってみよう。
①問題は何か?
→ある企画についての問題個所修正の期間が近づいているのに、まだ行動を起こせていない。不安な気持ちが止まらない。
②問題の原因は何か?
→正直、何から手を付けていいのかがわからない。問題がつかみ切れていないのが問題かも。
③その解決策はいくつあるか?
→とりあえず作る、先輩に確認する、ビジネス書を参照する、ネットで検索して調べてみる・・・・
④どの解決策を実行するか?
→『自分なりに2割ほど作り、先輩に確認する』これで行こう!
―みたいな具合。ちなみにここまで数分だ。それなのに、悩みの輪郭がしっかりと浮かび、行動にまで移れているのにお気付きだろうか?
悩みが不安な原因は、その正体が分からないというただそれだけに尽きることもかなり多い。だから、正体を掴めればそれだけで大体の不安が消えるのだ。
何か悩んでいて、それが全然進まないのなら、今すぐ裏紙とペンを握って自分に質問をしてみよう。
驚くほどアッサリと行動に移れること請け合いだ!
『最悪な状況とは何だろうか?』
これまた出典は↓であり、形式も自分に質問を繰り返すという点では似ている。
ただコチラは、目指すべきゴールも採るべき行動も分かってはいるが、『リスク』という恐怖があるという状況に向いている方法だ。
早速ご紹介。
①起こりうる最悪のことを考える。
②最悪のことを受け入れる。
③最悪のことを改善する。
という具合。要は『最悪マネジメント』という言葉に近い。すなわち、最悪の状況を想像し、その上でそれよりマシにゴールを置くという具合。
これまた、現状僕が抱えているある課題を、大事なところをボカシつつ、実践してみよう。
①起こりうる最悪のことを考える。
→ 会議で時間を頂戴した挙句、今年度の立ち上げに至らず、宣伝していた生徒・ご家庭に迷惑を掛け、自分の評判に傷をつける。
②最悪のことを受け入れる。
→よし、それを受け入れよう。もしそうなったら、タイミングを見計らってもう一度出してもいいし、いっそリスタートのため転職もできる。
③最悪のことを改善する。
→では、少しでも良くするにはどうすれば良いか?とりあえず、案を出して、矢面に立とう。そうすれば、最悪の状況よりは、完成度も評判もマシになるはずだ!
―という具合。これまた難度は低いので、実践も容易だ。腹を括りたいけどそうできない場面があるなら、是非とも自分に問うてみよう。
『これでよくなる』
最後は少し変わり種のご紹介。出典はコチラのブログ↓(だいぶ下の方にあります)
その方法とは、
問題が発生したときに、『これで良くなる』と口に出す。
という方法だ。『なんてトンデモナイことを!!』と言われそうだが、これが結構効くから不思議である。
理由を考えてみる。例えばある悩みに囚われている状態では、『何でこの問題が起きたのだろう・・』という自責にしか心が向いていない。
必然的に出てくる答えも、『あの時ああしていなかった・・・』などの、過去のどうしようもない行動にしか向かない。
しかしそこで敢えて『これで良くなる』と唱えれば、『何で良くなると考えられるのだろう?』という風に質問の性質が変わる。
すると冷静に、『まだ打てる手はあるよね』とか、『乗り越えれば、糧になるよね』みたいに、解決策が浮かぶし気分も多少は前向きになれるのだ。
上記の2つみたいに自分とじっくりと向き合う質問ではないものの、即効性は高い。手段として知っておいて損は絶対に無い。
終わりに。
ということで、『気合』『根性』『ポジティブ論』からなるべく離れた、実践的なものに絞ってこれらをご紹介してみた。
ネガティブで人見知りなのを20年以上拗らせているので分かるのだが、やはり僕らにはこういう具体的な手が一番向いている。精神論は効かないのだ。
色々多忙な昨今、この質問で一人でも多くの方の心が軽くなることを願っている。
それでは今日はこの辺で。