最近、自分の思考がネガティブに偏っているという感覚がある。
例えばネガティブなニュースや状況からは意識して自分を切り離すよう努めているが、どうも気分の最高点が低いままにずるずると来ているのだ。
人の怒りに簡単に伝染し、不手際にイラつき、そして辛い知らせに心を痛める。その程度が日増しに高まっている気がする。
―実は、その原因には心当たりがある。コロナ関係なく、【体調の悪化】だ。
最近また筋トレ熱が高まり、手当たり次第に飯を食っては、そのままの勢いで酒を飲むという暮らしをしている。結果、確かに筋肉は増えたが、同時に腹が緩んできた。
体調悪化→イライラ→暴飲暴食→体調悪化・・・
綺麗すぎるダメなループが完成している。これは断ち切らねば、僕はいよいよどっかが破れたり、穴が開いたりして入院モノだ。そんな危惧がある。
―ということで今日は、超久々の【自分を変えてみようWEEK】に挑んでみる。テーマはタイトルにある通り、【徹底健康生活】である。
なるだけドキュメンタリーな記事になるよう、日記形式でつけていく。では行こう。
- 『しない!』と誓うと計画は折れる。なら、どうするか?
- 1日目。 -いきなりの離脱症状-
- 2日目。 -VS離脱症状-
- 3日目。 -VS発作的ネガティブ-
- 4日目。 -感じるぞ、健康になりゆく自分を-
- 5日目。 -How have you been?-
- 6日目。 -健やかな目覚め、未だに遠く-
- 7日目。 -まとめと今後の展望-
『しない!』と誓うと計画は折れる。なら、どうするか?
継続できる計画のコツとして、『しない!』と誓うのではなく、似てるけど違う別の行動への『置き換え』を用いるというものがある。
例えば『禁煙するぞ!』と頑張るのではなく、『一服したいときはコーヒーを飲む』という具合。こうすると、一気に習慣作りの成功率が高まるという。
したがって、今回はこの方法をメインに据えることとした。
まず、この1週間で得たいことを、とりあえずリストアップする。
① 断酒!
② 食後、就寝まで少なくとも1時間以上空ける!
③ 腸内環境をこれ以上悪くしない!
④ 瞑想を習慣づける!
⑤ 睡眠時間を8時間以上にする!
―そして次に、『しない』シリーズは『置き換え』を、そうでないものはもっと楽な行動に書き換えて、再度考えてみた。
① 断酒! → 毎日ノンアルを2本飲む
② 食後、就寝まで少なくとも1時間以上空ける! → 帰ったらまずご飯を作り、食べる
③ 腸内環境をこれ以上悪くしない! → 毎日発酵食品を摂る
④ 瞑想を習慣づける! → 布団に入ったら4-7-8呼吸を3セット(本当は布団でしない方がいいらしいけど)
⑤ 睡眠時間を8時間以上にする! → 起床予定9時間前にはとりあえず布団へGO
うむ、何かできそうな気がするラインに落とし込めた。では以下、日々実践してみての日記である。
1日目。 -いきなりの離脱症状-
昨日はストロングゼロを約1ℓ胃に流し込み、ツマミもしっかり鶏肉の揚げ物を食べた。寝起きは最悪で、身体は重い。
仕事を始めても、いつもより集中に欠けてしまった。言い間違いが多く出て、他の人の声にやたらと気を取られる。
・・・こういう心的ストレスを抱えると、どこからか『飲んじまえ』という囁きが聞こえてくる。
『頑張ったお前を何が労う?酒だろう?健康生活はいつだって始められるんだ、飲んじまえよ!』
・・・この悪魔に意識だけで勝つのは極めて難しい。とりあえず僕は水をがぶ飲みし、買っといたおやつをむしゃむしゃと食った。
腹が満たされれば飲酒欲も飛ぶ。僕はとりあえず、制することができた。
帰りも酒のコーナーを意識して避けつつ、ノンアルを調達。面倒なのでまとめ買いした。
さあ、後は飯作りだ。これまた一度にボンと作って、後にラクするため、魚のサラダとカレーを3~5日分作って冷蔵庫に入れた。
今はそれを一食分食い終わったところである。良い感じに今は眠たく、不思議なもので僕は今ノンアルで満足している。
さて。明日は何度も経験しているから分かる、最も重い離脱症状が出る2日目だ。
ノンアルで耐えられるのか?ま、頑張るとしますかね。
では、寝ます!
2日目。 -VS離脱症状-
2日目。起床は非常に爽やかなもので、朝にはヨーグルトを食べ、筋トレを行った。順調である。
さて。この2日目は、アルコールからの離脱症状との闘いである。つまり、飲めと囁くあの声が一段と強くなるという話。
少しでも打破の糸口になればと、冷静に自分の感覚を見つめ直していると、この2日目で酒を無性に飲みたくなる理由が少しつかめた。
何故か酒が切れてしばらく経つと、自分の行動に自信がなくなるのだ。(特に言い回し。原因は不明)
「あの発言は不用意に誤解を与えなかっただろうか・・・。」「ちょっと語気が強かったかな・・」という具合。
そしてストレスが溜まり、気付けば酒にエスケープ。あー、ヤダヤダ。
推測だが、変に頭が冴えた結果、今まで気付けなかった部分の意識にまで、考えが及ぶようになったという話かもしれない。前向きに考えよう。
さて。そんな離脱症状だが、上手い事食事を1日の中に散らし、ある程度の満腹感を維持し続けることで、最後まで弱める続けることができた。
今はノンアルと晩飯で腹いっぱいなので、それはもう完全に無い。後は満腹感が消えるのを待って、寝るだけだ。
前途は割と洋々。油断せぬよう気を付けて、明日もまた健康に気を配るとしよう。
・・・余談だが、見た目はまだ変わらない。太ったというより、腹部だけ膨張している感じだ。食べ過ぎたか?それとも腸内環境が悪いのか?
この辺は工夫しないと、餓鬼みたいな身体になる。くわばらくわばら、こわいこわい。明日もトレーニング、頑張ろう・・・。
3日目。 -VS発作的ネガティブ-
僕は実家で犬を飼っているのだが、その年齢は人間で言うと90を超えており、最後に会った数か月前も、後ろ足が震えていた。
元気っちゃ元気らしいのだが、否応にも、残りの寿命を考えさせられ、"そうなった際"のことを考えると心が張り裂けそうなくらい苦しくなる。
―なぜそんなことをここに書いたか?実は、すごくたまたま、ある有名な犬の老いが顕著という記事を読み、フラッシュバックの勢いで上のことが浮かんだためだ。
心の奥底に潜むネガティブは、似た出来事に触れることで突如表面化し、心の内を支配し反芻思考を始める。僕はこれを【発作的ネガティブ】と呼んでいる。
このネガティブの厄介なところは、本当に想像や想定ができないくらい、発作的なところだ。
例えばメンタルが少し疲れていると、Youtubeによくある陰鬱な広告で、過去の失恋とか傷ついたセリフの記憶が、あの時の濃さのままで蘇ることもある。
―こういう時は、とにかく【脱フュージョン】だ。一旦何とかして、このネガティブから意識を切り離す必要がある。
深呼吸も試したが、静的な動作は性に合わないらしく、効果はさほどなかった。だから、超忙しく仕事をすることにした。タイマーを傍らに、猛烈に作業をする。
僕はこれが一番しっくりくるやり方なので、『呼吸法』等の手軽なテクニックとは別に知っておくと吉。(ちなみに、ネガティブは暇なときによく忍び寄ってくる)
・・・なぜ、ここまでネガティブについての話に文字数を割いたのか?それは簡単で、ネガティブから逃れる術として、僕は酒を欲するからだ。
アルコール以外の方法で抑え込まねば、色々と本末転倒になる。(アルコール依存症の大半は、何かしらのストレスを酒で抑え込むことから始まる)
ということで夜。何とか猛烈に仕事をし続け、ここまで耐えた。いつの間にか謎の不安は薄まり、割と心は凪いでいる。
酒を飲みたくはなったが、それもこらえ切り、後は寝るだけ。だが不思議なことに、酒を抜いてからというもの、寝付きは良くなったが、肝心の寝起きが悪い。
今日も何故かどうにも最初の目覚ましで起きられず、8時間寝た後二度寝で2時間寝てしまった。これは何なのだろう?
明日、調べてみるとしようかな。今日は湯船に浸かったり筋トレしたりした影響か、ちゃんと眠いし・・・。
では、おやすみなさい。
4日目。 -感じるぞ、健康になりゆく自分を-
今日は始業時間を間違えてあわや遅刻と言うポカをしたが、起き抜けは結構よかった。
昨晩寝る直前に風呂に入ったところ、すっかり目が覚めたため寝つきに難儀したが、今日の寝起きは割とスッキリであった。
さて。ここ最近悩みだった『起き抜けが異常にしんどい』ことについて、一つ心当たりのありそうな症状を見つけた。
それは『睡眠負債』だ。
簡単に言えば、1日だけの『寝不足』ではなく、『寝不足』ほどハッキリした症状が出ないものの、睡眠が足りてないことが原因による健康の不具合、というものだ。
例えば、1日7時間睡眠必要な人がたまたま6時間30分しか取れなかった場合、その人は『30分』の睡眠負債を抱える、という具合。
これが溜まっていると、休日だけ起きれなくなるという現象に繋がるのだという。これはまさに僕のことだ!
マジでただの推測だが、恐らく酒を止めて睡眠の質が良くなったため、身体が『チャンス!』とばかりにそれを返済しようと頑張っているのだと思う。
―だとすれば、この『睡眠負債』が完済できたとき、僕は健やかな起き抜けを体感できるはず。これは長期戦になるな…。頑張ろうっと。
さてさて。今日も朝からヨーグルトを食べ、20分程度散歩に出かけた。不思議なもので、気分はよく、試してみたいアイデアがぽんぽこと浮かんできた。
腹部の膨張感もはっきりと和らいできている。上々だ。
効果が出ればやる気に繋がる。1週間と言わず、もっと長いスパンで考えよう。そうしよう。
尚、今日は晩御飯に調子に乗って総菜の揚げ物を買いすぎてしまい、久しぶりに完食できずに終わってしまった。明日、また食べよう・・・。
5日目。 -How have you been?-
汚い話だが、僕はいわゆるOPPであり、特に酒を毎日飲んでいた頃は毎日が下痢ピーであった。
ところが最近、そういうゆるゆるのう〇ちを、とんと見かけなくなったのだ。これは腸内環境が改善されたということだろう。
成果が可視化されたらマジで嬉しい。健康っぽいそれが流れていくのを見ながら、そんなことを考えていた。
・・・・・だが、寝起きは依然として微妙である。今日も起き抜けは非常にしんどく、結局15分刻みでスヌーズ機能を鳴らすことになった。
しかし、ここもまたある仮説が見えた。僕はやはり、8時間を切ると寝不足を感じる体質らしいのだ。(ギリギリ7時間半)
ここはしっかりとチェックせねばなるまい。明日から割とどこにも行けないGW連休が始まるので、目覚ましをセットせずに寝起きし、自分の適切な時間を探る予定。
今日はヨーグルトこそ摂取したが、運動は散歩にとどまった。明日はガッツリ胸と背中を鍛えることにしようっと。
6日目。 -健やかな目覚め、未だに遠く-
今日は一応GW連休初日だ。ただ、実家からも帰ってくるなと念を押されているため、誰にも会わずさあ何をしたものか、という具合。
僕の中では休みが始まるという意識はなかったが、無意識は違ったらしく、今日も不思議といつもより2時間程度起床が遅くなってしまった。
その後で仕事がある日通りのルーティンをこなしたが、やはり1時間オーバーしてしまった。なんだろう、この損した感。
生活習慣の定着は、やはり思ったよりも長期戦らしい。1日1日の結果に一喜一憂するのではなく、記録か何かに残し、少なくとも1週間スパンで考えた方が良さげだ。
とりあえず何とかやり遂げた感じはある。充実している。よし、寝よう。
7日目。 -まとめと今後の展望-
今、僕の目の前にはジンの酒瓶とジュースが置かれている。1週間なんだかんだで経過したので、今日は久しぶりの晩酌だ。
結構について徹底的に留意した生活を送ったつもりだが、今この身体に感じることを素直に書いてみる。
良い面
①う〇ちがちゃんと固まって出るようになった
②昼間のぐったり感は激減した
③腹部膨張感も落ち着いた
という感じ。だが、特に効果が無かった面もある。
効果なしの面
①寝起きは相変わらず悪い
②3日目以降、実は効果として横ばい
③断酒が結構辛い
うーむ、色々天秤にかけて、これからさらに僧侶の修行の如く摂生するかと言われれば・・・。それこそ断固拒否である。
ということで、何度も感じることだが、やはり休肝日による健康復活の手応えは、3日目までと感じる。それ以降はまだ病気じゃない限り、無理する必要は無いかと。
あと、ヨーグルトはやはり強い。それが喰えないのなら、せめて発酵食品は摂りたいところ。断酒とそれで、便通は結構良くなる。
さてさて。ということで、足掛け5000字を超える謎の大作。何か参考になる点があれば幸いだ。
それでは、頑張った自分に労いを込めて、乾杯。
アディオス。