詳しくは省くが、やはりショッキングなニュースのダメージは非常にデカい。
某Youtuberの騒動から、とある自死のニュースが連続し、なんか意味もなく今非常に疲れている。
やはり、ネガティブなニュースの悪影響は思っている以上に大きい。だから、対策はもはや推奨というよりマストである。
以前、一応これについての記事はいくつか書いたが、やっぱりもう一度したためた方が良い気してきた。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
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ということで今日も、それについて再度あれこれとまとめていく。
ネガティブなニュースが揺さぶるモノ。
まず、ネガティブなニュースの定義から。僕が思うに、以下の要素を含んでいるのがそれである。
① 凄惨な事件(殺人・傷害を伴う)のニュース
② 誰かの死を伝えるニュース
③ 大災害のニュース
④ その他、気分を害する何かが含まれたニュース
という感じ。ちなみに僕の身の回りでは、今日だけで全て起きた。
さて。これらのニュースの弊害は、実は非常に認識しづらいところに出る。それは、心のブレだ。
メンタルの性質として、ネガティブなニュースに触れると、無意識にそれに似た思考や情報にハマっていくというのがある。
実際僕も今日『はっっ!!!』となった、嘘みたいなホントの話があるのだが・・・。
とある自殺を伝えるニュースを見てショックを受けた僕は、気付けば『自死遺族による手記』を読みふけり、あまりに辛い気持ちに自らハマっていたのだ。
誓って言うが、ここまでは本気で無意識だ。だからこそ、読んでいる自分に気付いた瞬間、『はっっ!!!』となったのだ。
―僕の場合はこういうショッキングな知らせを受けるとネガティブな反芻思考に突っ込みやすいというクセがあり、このタイプの人は多いことだと思う。
ただ、知っておいてほしいのだが、実はその逆に作用する方もまた多い。反動で感情が高ぶるタイプだ。
このタイプの言動は分かりやすい。Twitterでの炎上騒ぎに積極参加し、戦犯探しに奔走、その結果に一喜一憂するのはまさにテンプレ。
また、他者に対し、自粛等の本来任意である行動を押し付けたり、やたら不謹慎と騒ぐのも、この特徴の一つだと考えている。
―この2つは分かりにくいが、勿論どちらも冷静ではない。下手に刺激すれば、より鬱になるか、より激しく抵抗するかなので、周りは静観&スルーが適当だと思う。
だからここから先も、そういう感情に囚われていることに気付いてない人をどうにかする方法は、特に書かないでおく。(というより存在しないと考えてほしい)
ということで一旦まとめ。
ネガティブなニュースに触れると、
①思考がネガティブの底に沈む
②逆に怒りに似た感情が込み上げてくる
という状態になりがちだが、その根っこは同じである。
という話だ。もし自分がどちらかに振れているという自覚があるのなら、それを鎮める方法に取り組むことをオススメする。
2020年7月18日現在・僕が考える心を鎮める方法TOP3
ってことで、この項では具体的にメンタルを鎮める方法について説明する。
過激な行動に振れる方は、ぶっちゃけ友達が減ることくらいしかリスクはないが、ネガティブに振れる方は放置しているとたまに危険なことがある。↓
Wikipediaの引用らしいが、ここにも定義を引っ張っておこう。
ウェルテル効果とは、簡単に言えば、一般的に知名度や人気の高い人間が自殺すると、連鎖的に自殺が増えてしまう現象を指す。
連鎖自殺、誘発効果、ドミノ連鎖とも言う。
「ウェルテル」効果という名は、若き頃のゲーテの名著『若きウェルテルの悩み』という作品の主人公ウェルテルに由来する。
物語の中でウェルテルは最終的に自殺をするが、そのことによりヨーロッパで自殺が流行し、ここからこの名が生まれた。
―近年だと、2011年に似たケースが発生したらしい。ネガティブなニュースが心に及ぼす甚大な効果を裏付けるかのような話である。
だからこそ、既に存在する手段を使わない手はない。ということで、今現在もしょっちゅうネガティブに落ちる僕が命綱代わりにしている方法を、3つご紹介しよう。
①自然の中を散歩
たまたま僕は緑豊かなところに住んでいるのだが、少し気が滅入るときは、まず何より外を歩く。
大体20分もすれば不思議と気分が高揚し、いいアイデアがぽこぽこ浮かんだり、あれをしよう、これをしようという未来志向に変わったりすることもあるのだ。
梅雨時でもしそれが難しければ、自然の音を聴きながらストレッチと言った風に、自然音+エクササイズの組み合わせをとにかく推す。
僕はネガティブに落ちたとき、いの一番に自然を取り入れることを意識する。
②目の前の仕事に没頭。
ただし、仕事中などでそれが叶わない場合は、仕方ないので目先の仕事に没頭するようにしている。
具体的には、作業に深く集中できるような施策を打ち、それだけに意識を向けるという感じ。
ちなみに僕は、出来る限り細かく仕事を3分間書き出し続け、25分のタイマーをセットし、その時間内で処理しまくるというタイムアタックをよく行う。
これまた一度没頭モードに入れば、頭は冴えるし仕事は終わるしで、割と良いことが多い。
③筆記開示。
仕事も無ければ外にも出れない。ならば、延々と感情をWordか紙に書き殴るのがオススメだ。
これは抑うつ症状を抑えるテクとして非常に効果的とされており、1日20分のそれを行うことで、次第にメンタルが上向くとされている。(し、実感もある)
あくまで人に見せるモノではなく、自分の感情を形にするというただそれだけなので、文法も文脈も気にせず書くのがコツ。
ちなみにこの記事も一種の筆記開示であるが、少なくとも書いている今現在、非常に心穏やかである。
終わりに。 ~心は揺れる、でも戻る。 ―手遅れでなければ~
ということで、ここ最近本当に辛くて仕方ないニュースが連続したため、こんな記事を再度書いてみた。
何度でも繰り返すが、ネガティブなニュースによりメンタルが悪化しているとき、そもそもそれに気づくことが極めて難しいのだ。
それにハマっているとき、純粋な好奇心から来る気持ちで情報をサーチしまくっているのだとしか、当人は思えないのではなかろうか。
―それが色々と首を絞める結果になるのだとは気づかないままに・・・。
だが、そういう深みにハマっていく他者を止めるのは、自分で気づく以上に極めて難しい。
下手すれば引きずり込まれて、自分も反芻思考の底に落ちることさえある。ネガティブは強く伝播するのだ。
どうか自分がやや引っ張られていないか、引っ張っていないか、この記事を機に、冷静な自己分析をしてみてほしい。
人生で一瞬手遅れ側の方に行った僕だからわかるが、超えてはいけないラインを大きく超えてしまうと、もう元には多分戻れない。
なのに、そうなってしまうトリガーは、スマホを使ったりテレビを点けたりすれば、頼んでもいないのに夥しい量のそれが飛び込んでくるようになっている。
それら一切を遮断するのは難しい。心はどうしても揺れる。
だからこそ、それを戻す方法や意識を、常に持つようにしてほしい。そう願ってやまない。
―では、文字数が膨らんだので、今日はこの辺で。