不意にアポが飛んで暇な時間が仕事中に出来たので、『パレオな男』という神ブログを眺めていた。
―その中に、『AWAREテクニック』なるものの紹介記事があり、非常に強い興味を覚えた。
何故かというと、引用元に書いてあるが、『反芻思考』というあの厄介なメンタル状態を食い止める術として、とっても効果的らしいからだ。
ってことで、実際に試してみた。そしてタイトル通りの感想を持った。これ、もっと早く試しときゃよかった!斜に構えてた俺の阿呆!
今日はそれの実践録をば。
AWAREテクニックの中身とは?
まず『AWARE』ってなんやねんという話だが、以下の施策達のイニシャルを並べたのがそれである。
まるっと引用してみよう。
- Accept(不安を受け入れる):まずは自分の不安な思考や感情を「とても普通で自然なもの」だと受け入れる。まずは不安が存在する事実を認めるのがポイント。
- Watch(判断せずに不安を観察する):次に不安から距離をおいてながめてみる。あくまで不安は一時的な現象で、やがては雲のように自動的に消えていく存在であることを観察していく。このとき、良い悪いの判断をせずに思考と感情をながめるのが大事。
- Act(不安はないかのように、不安を抱えたまま振る舞うようにする):まるで不安や恐怖を克服したかのようにふるまい、なんの問題もないかのようなフリをして行動をする。完全に不安が消えるはずはないので、あくまで不安を抱えたまま平然とした態度で行動するのが大事。
- Repeat(以上の3ステップをくり返す):以上の3ステップを可能なかぎりくり返しましょう。不安がわくと同時に自動的に1〜3までのステップが行えるようになるのが理想。
- Expect(現実的な結果を期待する):結果に対して希望と自信を持ちつつも、決して手軽な解決を望まないこと。あくまで現実的に起こりうる障害を予想し、不安を抱えつつも行動していけばOKであります。
- https://yuchrszk.blogspot.com/2015/10/aware.html
てな具合。一つ一つが詳述されているため、何の根拠もなく『わかった!簡単じゃねえか!』と思えるのは素晴らしいものの・・。だからこそ手を出してはこなかった。
しかし今日はたまたま、とあることがトリガーとなり『反芻思考』がスタート。こらいかん・・・と思っていた際に、このテクに目が留まった。
『ちょうどいい!やってみよう!』
ってことでやっとこさ、実際にやってみた記録に移っていく。
実践:『AWAREテクニック』!
あまり色々バレない程度に語るが、簡単に言えば職場の主力が来年3月で退職決定という内容だ。
色々とロストするため、心へのパンチはまぁまぁ重かった。このままではまた闇に引きずり込まれるやんけ・・・。
―さぁ、ここから実践だ!
①Accept(不安を受け入れる)
:まずは自分の不安な思考や感情を「とても普通で自然なもの」だと受け入れる。まずは不安が存在する事実を認めるのがポイント。
―ということで、『あぁ、俺は何か先のことで苦労する未来を感じて、無駄に不安になってるなぁ・・・。』とまずはきちんと認めた。
簡単に言えば、『いや、前を向こう!とりあえず笑おう!』みたいな誤魔化しポジティブの一切を止めたのだ。
これだけだと、逆になされるがままネガティブに呑まれそうなもんだが・・・。実際は逆。不思議と、その感情から距離を取れたのだ。
何というか、自分から自分に、『そうかー、お前も悩むよな、さすがに』みたいな感想を抱いたのだ。この時点でも結構冷静になれたが、面白いので次に行こう。
②Watch(判断せずに不安を観察する)
:次に不安から距離をおいてながめてみる。あくまで不安は一時的な現象で、やがては雲のように自動的に消えていく存在であることを観察していく。このとき、良い悪いの判断をせずに思考と感情をながめるのが大事。
これが一番難しかったが、『早く抜け出さねば・・!』とか、『これはいずれ未来の糧となるって!』みたいな評価の一切をせず、ただ観察するという意味合いだ。
少し掴みづらかったので、どっか別の記事で見た、『自分の身体に意識を向ける』という方法を試してみると、結構スッキリとこのステップは実践できた。
具体的には、『呼吸はどうだ?』『脈拍はどう?』『今俺はどんな表情をしてる?』という、身体の状況一つ一つに集中を切り替える・・という感じだ。
そうこうしているうちに、不安そのものからはアッサリと更に距離を取れている。少なくとも、今回の僕はそうだった。
③Act(不安はないかのように、不安を抱えたまま振る舞うようにする)
:まるで不安や恐怖を克服したかのようにふるまい、なんの問題もないかのようなフリをして行動をする。完全に不安が消えるはずはないので、あくまで不安を抱えたまま平然とした態度で行動するのが大事。
これも結構難しい。
何故かというと、不安から全力で目を反らすために何かに打ち込むのではなく、不安を抱えたままで、そうでないように振舞うという意味だからだ。
―どう解釈すれば良いかは人によるだろうが、とりあえず僕は、『いつも通り仕事に集中する』という行動を取ってみた。
悩める人がバリバリ働くさまは想像ができない。であれば、バリバリ働けば、不安が無いように振舞っているも同然だ。
ここは本当に何でも良いのだが、『落ち込んでいる人がしそうにない行動』をあえて行うというのが、一番シンプルなコツだと感じる。
だから例えば、レストランにいって大盛りのご飯を食べるとかも、一つの例ではないかと考えている。
Repeat(以上の3ステップをくり返す)
:以上の3ステップを可能なかぎりくり返しましょう。不安がわくと同時に自動的に1〜3までのステップが行えるようになるのが理想。
これは割愛。―ただ、1回では5~6分程度だけ頭から消える程度だった、とは付記しておく。(3回くらいやってると、段々ハッキリ薄まったけど)
Expect(現実的な結果を期待する)
:結果に対して希望と自信を持ちつつも、決して手軽な解決を望まないこと。あくまで現実的に起こりうる障害を予想し、不安を抱えつつも行動していけばOKであります。
ここは、僕は能天気な『ま、いっか』解決が嫌いなので、少しだけ工夫した。
具体的には、『ま、あらかじめわかっただけマシか』→『ではどうしようか?』という風に、策を考える方向に意識を持っていった。
現状、『次の戦力を鍛えていくかな』『いや、そもそも既存の人たちで回せそうだな』という、結構良い感じの未来に落ち着いている。
終わりに。
ってことで、実践はまだ簡単な部類で、ハッキリと効果の高い『AWAREテクニック。』これからもちょいちょいヘビロテでお世話になりそうです。
ちなみにひとサイクルの所要時間は大体5分程度である。大体コーヒーで一服するほどは要らないし、タバコ一本よりは長いかなくらいだ。
これから繁忙期になると、メンタルケアも一層大事になってくる。心のブレを整える術は、必須科目。落第したままだと進級できない。もちろん、この社会において、だ。
ここに書いたことが活かされれば、非常にありがたし。
では今日はこの辺で。