僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

自分が何者かわからない?ならば他者の生きがいを自分に取り入れればみえてくる。

僕はそろそろ、論語で言うところの【立つ】の年齢になる。

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少し早いが20代を振り返ると、前半でどん底を知り、後半で人生のベクトルが定まった、それぞれで価値のある期間だったと思う。つまり、悪くねぇな、と。

 

以前ダークな記事にまとめた通り、20代前半がどん底だったのは、僕が拠り所としていた価値観が、自分にとって猛毒に作用したためである。

 

要するに、『これが俺の理想の生き方だぜ!』と思っていた考え方が、実は全然違ったと判明したのが20代前半だったのだ。どん底に落ちるとはそういうこと。

 

ーでは、自分にとっての本当の幸せって、なんなんだろう

 

20代後半のテーマはまさにこれであった。そして今、それについてのある程度の答えは発見できているという自負がある。

 

今日は自分迷子な同志に向けて、理想の生き方なんていうアバウトなものを失ってから再発見するまでのプロセスを、エッセイみたいに書いてみようと思う。

 

 

まずは『無数の生き方』を知るところから。

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十人十色とか千差万別とはまさにその通りなのだが、それくらい多様な人生を皆さんはいくつ垣間見てきただろうか。

 

平成中盤ならまだインターネットも黎明期であり、他者の人生を知る機会も、周りの友人や先生、それかテレビ番組の金持ち特集ぐらいだった記憶がある。

 

しかし今は、InstagramYouTube等の台頭により、ほんの数アクセスでありとあらゆる『人生模様』を覗き見ることが可能になっている。

 

また視野を広げれば、小説やビジネス書も、『生き方の集積』という意味では、ソースとして活用し得る

 

もちろん、意識して付き合う人のネットワークを広げれば、その分色々な人生をじかに触れて体験することが可能となる。

 

こんな風に、今は他者の人生にアクセスする敷居が非常に低いのだ。言わずもがな、ネットワークが発達した恩恵と言える。

 

―僕が僕の価値観を『再発見できた』契機は、このツールを使って、結果超いろいろな『人生』を知ったことにあると、今なら強くそう思う。

 

そしてそれを『なぞってみよう』。

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だがそれだけでは、『大局観』で言うところの『知識メタボ』。知っただけでは、自分の価値観は浮き彫りになってこない。

 

ここで大事なのは、何回か紹介したけれど、『人生の勝算』にある、【他者の価値観という物差しを当てる】という考え方である。

 

 ちなみにこれは、【みんながいいというものを、あなたにとってもいいものだとしんじてがんばりなさい】という意味ではないのでご注意を。

 

正確には、『あの人はこの考え方でモチベーション高く頑張れているけど、自分はどうか』と、価値観を1つずつ実行してみて、自分のそれを確認していくという話だ。

 

例えば、とある人は『仕事で成果を出してモテたいから』というモチベーションで、憤然と取り組み膨大な結果を出しているとする。

 

そういう人を見たとき、『では自分も、頑張ったらモテるという考え方で頑張れるか』と実際に試してみる。頑張れれば、自分も似た価値観だとわかる。

 

もし頑張れなければ、それには自分が価値を置けないということがわかる。どちらにせよ、『ほんとうのじぶん』を発見する一助として機能するということなのだ。

 

ちなみに僕自身はこれを意図的に繰り返した結果、以下のことには価値が置けないとよくわかった。

 

モテる・大金持ちになる・縁の下の力持ちとして一生を終える・スローライフを送る・一つのことに専門家して特化する

 

―逆に、以下の生き様に僕は憧れるというのもよくわかった。

 

嫌いなことを徹底して削る・色々なことに手を出す・友人関係を豊かにする・色々なところに旅をする・感動したことをシェアする・非難を恐れない

 

・・最近では割と公言しているアセクシャルも性嫌悪も、この流れの中で発見した気質である。結構面白いので、試してみてほしい。

 

その繰り返しで見えてくるのが『じぶん』です。

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まとめになるのだが、『じぶん』を見つけるいっちゃん手っ取り早い術の1つは、他者の価値観を自分にぶち込んでみることだ。

 

あれは合う、これは合わない。この繰り返しで、段々自分というものがハッキリと、そしてクッキリとしてくるのだ。

 

ブレない信念を持って活動している人も、過去のことをよく聞けば、ブレまくっていた時期があることも多い。

 

というかこういう雑味に当たる部分が無いのに『おれにはじぶんってのがあるぜ』って言いきれるのは、もしかしたらただの勘違いじゃないかなと。

 

それくらい七転八倒の末に見えるものが『自分の価値観』だってのは、まだ29歳である今でも本当に強く思わされる。

 

終わりに。 ―早く30歳になりたい―

 

では今僕は強く何を考えているか?目次の通りだが、

 

早く30歳になりたい

 

である。

 

というのも、僕の周りの30代は、全員がすっごく楽しそうだからだ。そこそこ知識も経験も付いてきて、まだまだ身体も元気。一番脂がのった年代なのだ。

 

だから30歳まであと8ヶ月あるのだが、ぶっちゃけマジで早くそっちの世界に足を突っ込みたい。なれるなら明日にでもなりたいくらいだ。

 

そして『あ、30歳っておもろいのね』と思ってもらえるような30歳であり続ける。これが現時点で一番大きい目標かな。

 

最後はよくわからない2020年の誓いになりましたが、ま、これはこれでということで。

 

では今日はこの辺で。

 

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