また減量に入っている。このモードに入ると、身体には色々なことが起きるから楽しい。しかもそれは、全てがポジティブなわけでもないから猶更だ。
例えば、風邪を引きやすくなる。その一方で、深く寝れるようになる。また、可処分時間が増える感覚がある。それは同時に、暇な時間が延びることでもある。
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自己内省が行き過ぎて意味不明なところに行っている気がするが、そもそも減量とは精神修行のようなものであるため、メンタルが研ぎ澄まされても不思議ではない。
そしてここからが一番メンタルが削れ始める中盤戦だ。マンネリが始まり、かと言って終わりが見えるわけでもない、間の期間。
そこで僕は何を思うのか。以下、その記録である。
- 減量11日目。
- 死に体の減量12日目。
- 復活?の減量13日目。
- 枯渇の減量14日目。
- 限界の減量15日目。そして小休止。
- 再始動の減量、改めて16日目。
- 17日目。
- 18日目。
- 19日目。
- 20日目。
減量11日目。

今朝の体重は67.5kg。これは後退だろうか。いや、違う。単に、日々生じる誤差の一つだ。それ以上でもそれ以下でもない。
因果関係があるかは不明だが、今日は三頭筋・大胸筋の筋肉痛が酷く、また特に腹周りが「水っぽい」という見た目でもあった。
そのため今日はオフに徹し、昨日はぶっちゃけ寝るのが遅くなったのもあるため、リズムを基に戻すことを念頭に、丁寧に過ごしてみようと思っている。
死に体の減量12日目。

今朝は67.5㎏で据え置き。ただし、午前中に運動して、職場に行き、仕事をして・・というところで異変が現れた。
喉の痛みが増し、身体はだるく、頭も痛い。はっきりとした体調不良だ。減量によるエネルギー共有が減ったのと同時に、免疫も下がったのだろうか・・。
色々考えたが、今日は予算を1000円にして、身体が欲するものを好きなだけ選んで食べるチートデイに代えた。
結果、揚げ物ばっかり選んでいたことから、僕は本能的に脂を欲していたということになる。それを食って、静養に努めることとする。
復活?の減量13日目。

今朝はチートもあって67.8㎏に戻っていたが、正直68㎏に戻ることも覚悟していたので及第点。体調も、喉の荒れ以外はほぼ全て治り、自分の回復力には感謝しきりだ。
なのでいつも通りプロテインを飲み、背中の筋トレをして、今に至る。喉は相変わらず痛くて声が出しづらいのだが、身体が動くならまだマシだ。
今週末は1日全部を使ってチートデイにするつもりなので、それまではある意味だましだまし、摂生と治療のバランスを取れるようにしていこうと思う。
枯渇の減量14日目。

体重は67.7㎏と減っていなかった。理由は簡単だ。体調が相変わらず悪いからだ。この体調不良の面倒のなところは、喉以外は平穏無事であることだ。
だからこそ体が動いてしまう。朝は喉が千切れるような痛みで毎朝目覚めるのだが、水を飲んだりなんたりすれば、それは一旦は治まる。
ただ今日はだるさが臨界点を超えたような気持になった。だから腹筋トレだけの、緩い運動が関の山だった。ここまで治る兆しのない咽頭の痛みは、人生初かもしれない。
週末には久しぶりのキャンプも入れたのに、どうなることやら。神様、僕を休ませたいという思いがあるのだとしたら、やり方がちと荒っぽ過ぎますぜ。
限界の減量15日目。そして小休止。

風邪が治らない。喉が痛くてたまらないし、横になっていると息を吸うだけでむせるようなありさまだ。当然体重も落ちていかない。数値を見ると嫌になるほどだ。
前半あれだけ調子が良かったことの帳尻を合わせるかの如く、体調不良と減量停滞のダブルパンチ。これをこのまま続けると、メンタルがささくれ立って、爆発しそうだ。
こんなクソみたいな状態で強行し続けることは、最適解ともいえまい。ということでキャンプを経て、風邪が治るまでは、何日だろうがチートを続けて回復を優先する!!
僕が削りたいのは脂肪であって、命ではないのだ。そこは勘違いしないように気を付けることとする。
再始動の減量、改めて16日目。

ということで仕切り直してみたが、体重は67.7㎏で据え置きであった。まぁ、体調不良から復活してすぐに減少したら、それは出来過ぎというものだ。
ただ我ながら、体重という数値にはまだ出ていないものの、顎のラインがスリムになってきたような実感があり、1.3㎏でこれなら・・というスケベ心も生じている。
今回の目標まであと5㎏強、その果てにいるのはどんな僕か。楽しみではあるが、既に「過去イチしんどかった前回」を上回るしんどさがきそうだと、諦めてもいる。
17日目。

今日の体重は67.3㎏で、一応減量開始からの最軽量を叩いている。ただ最近、体重測定の頻度を減らそうかなと思い始めてもいる。
実際、とあるボディビルダーの方の減量ペースを動画で知ったのだが、なんと週に500g、月に2㎏、それが理想なのだそうだ。
また、ハードなトレーニングをすると全身が浮腫んで体重が増えるため、毎日体重を測ると嫌になるという話もあった。
僕自身、この2週間はわかり易く停滞したと思っていたが、1週間ごとにスポットスポットで見ていくと、綺麗に一次関数みたいな減り方をしているのに気が付いた。
何事も長尺で見た方がストレスは少ないのかもしれない。減量って大げさでもなんでもなく、人生の教訓を学べる修行だなと感じている。
18日目。

今日も体重は減って67.1㎏となった。66㎏台にリーチということで、この辺りは結構テンションが上がるフェーズではある。
特に何を変えたということは無い。それはすなわち、停滞時に切れるカードはまだ山のように残っているということでもある。
脂質を落とす?カーボサイクルを入れる?有酸素を増やす?トレーニングメニューを全身法に変える?色々手がある状態で落ち続けることは精神的にすごくイイ。
先週1週間が体調不良かつ思いきり停滞したという事情もあったため、普通に体が動くだけで感謝の念さえ湧いてくる。減量は本当に、色んなことを学べるぜ。
19日目。

今朝はついに66.8㎏と、66㎏台に入った✨正直それを記念してチートとかしてもいいのだが、ここ数日はこれまでの停滞が嘘のようにするする落ちていく。
しかし、66㎏台の端に乗っただけで、明日にはまた戻る可能性も高い手前、手放しには喜べない。というよりこんなので一喜一憂していたらメンヘラになりそうだ。
とはいえ、実をいうと減量における切り札的な物をまだ一切切っていないに2㎏落ちたのは、これは自分の減量の経験の中で初かもしれない。
頬がこけるラインを目標にしているのだが、そこまで行くには根性も求められるのだろう。正直そこまでカリカリに削ったのちは、ひと夏かけて緩やかに戻すつもりだ。
僕のフレームに対して「骨皮」みたいなレベルまで削って、その最下限から1ヶ月で2~3㎏くらい太るくらいの不摂生はOKにするイメージだ。
夏はカッコいい身体で・・というより、シンプルに肥えていると暑いのだ。それは去年学んだことでもある。この調子で頑張るぞい。
20日目。

気づけば結構な日数を重ねていた。酒を飲んでいた頃の自分から見れば信じられないだろうが、今の僕には酒が要らない。淡々と毎日が過ぎていく。
それは何も、つまらない日々に慣れた、という意味では無い。シンプルに、酒が無くても日常の満足度は高かったんだ、と気づいただけである。
正直停滞が長引いてメンタルがきつくなったらいつでも酒を空けてやろうという気概はある。だが、今朝の体重は66.5㎏、つまり停滞知らずでずっと落ちているのだ。
順風のときにチートを入れてどうするってのか。僕はどこまでも冷静に、客観的に、在りたいと思う。
―ということで、21日目以降は、また別の記事に続く!