僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

足の引っ張り合いとかマジ勘弁。波風立たせたくないアナタに、『謙虚さ』を演出するセリフを2つご紹介。

「やっぱお前ってすごいよなぁ!」こう言われて、あなたはどう思うだろうか。

 

トーンにもよるだろうが、やはり賞賛された時は素直に嬉しいというのが本音ではなかろうか。

 

実はそれは僕も同様だが、同時にこうも思ってしまう。

 

「『ありがとうございます!これからも頑張ります!』って返したら、『そうか!任せた!』とか何とかで、スゴイ仕事量が降ってきそうだなと。

 

そしてこういうセリフを引き出すためのブラフじゃね?この賞賛は。」みたいな。

 

被害妄想もネジくり曲がり具合も半端ない。

 

真意はというと、一生懸命やりはしますけど、ポカしたら主にそっちのロスになっちゃいますよ、いいんですか?という危惧にある。

 

僕は石橋を叩いて渡るタイプなのだ。

 

つーことで、この手のお褒めの言葉を頂いた時は、「いやいや、滅相もございません。」とか何とかで返すことが多い。

 

このセリフ、実は人見知りにとって超嬉しいイメージ・謙虚さを作り出すのに非常に効果的でもある。

 

超体育会的文化なら別だが、基本日本人は謙虚であれば大体OKって風潮が強い。出る杭は打たれ、登る者は足を引っ張られる。

 

表立って自分を高める人というのは、往々にして茨の道を歩かされている感じである。

 

しかし、謙虚さというイメージで上手いこと包めば、何故か攻撃されることも減るし、場合によっては応援を得ることもあるのだとか。

このことはめっちゃ色んな本に書いてあった。

 

ということで今回は、人見知りにとって便利な、謙虚さを作り出すことができる汎用性の高いワードを2つほど、例としてご紹介。

  

 

「○○さんのおかげです。」

 

竹下登元首相の言葉にこんなのがある。

 

「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう。」

 

尚、ここから「そしてそれを忘れましょう。」と続くバージョンもある。

 

しかし『あげる』だけでも非常にムズイので、忘れるのはとりあえず隅っこに置いといて良いと思う。

 

これの意味の解釈は山ほどある。

 

とりあえず僕は

 

「目先の利益より、多くの人の信頼や、貸しを重視した方が、後々もっと大きくなって返ってくる」

 

とか、

 

息をするように利他的なことができる人が一番得をする」とか、そんな風に取っている。皆さんはどうだろうか。

 

さて、これをギュギュっと凝縮したのが、「○○さんのおかげです。」というワードである。

 

例えば、荷物運ぶのでも、プロジェクトの仕上げでもなんでも、手伝ってくれる人がいたら、報告や発表の場で以下のセリフを言うのがオススメ。

 

「○○さんが手伝ってくれたおかげで早く終わりました。」

 

「○○さんの助力が無ければ、完成させることはできませんでした。」

 

 

すると、その○○さんは喜んでくれるし、「俺のおかげだぜワッハハ」と踏ん反り返るより遥かに心象が良い。

 

あと、僕はまだその域に達していないのでわからないが、このやり取りにはさらに上のレベルがあるのだとか。

 

あの人に力を貸せば、褒めてくれる、認めてくれる!」という印象を与えるまでになると、相手の方から助力を申し出てくれるのだという。

 

損して得取れという言葉に近いが、別に損していないので丸儲けのようにも思える。

 

目先の評価や利益よりも、相手を労わることを大切にする。人見知りじゃなくても有用なセリフである。

 

「これからも精進します。」

 

仕事の速度が上がった時。会議の仕切りが上手くなった時。

 

人生の要所要所で、自分の成長っぽいものを実感できることは、結構あるハズである。

 

もしもそれを実感できない人は、自分にもう少し優しくなるか、努力のようなものをしないと、心を病んだり周りに置いてかれたりするのでご注意を。

 

ま、それはそれとして。

 

この節目節目は自分で実感できることもあれば、周りから言われて気付くこともある。

 

僕はどっちかと言えば、上手くいった時ほど改善点に目を向けるクセがあるので、人から指摘されることが多い。

 

こういう場面に有用な返しが、「これからも精進します。」である。

 

「マジっすか!ありがとうございます!」でも悪くはないが、多分僕ならこの言葉を発した時点で満足し、努力とか勉強をストップしかねない。

 

意外と発した言葉ってのは潜在意識に残るらしい。

 

「俺は大丈夫だゼ」というよくわからない自信に支配され、次の席はアドリブで挑んで玉砕っていう例も、人伝だが聞いたことがある。

 

逆に、「いえいえ、僕なんてまだまだです。もっと上手く出来たハズなのに…。」って返すとどうか。

 

とりあえず僕ならもんのすごく心配になる。「コイツ、深刻な悩みでもあるのか…。」といった具合に。

 

そして人によっては、「あ、めんどくせえ。」と思われるだろう。

 

こういう評価っていうのは酒の席とか喫煙所なんかで共有されることが多い。

 

「あいつを褒めると卑屈になる」とかいう前知識があると、何しても落ち込むキャラと定義され、出世や派閥からも淘汰されかねない。怖い。

 

そのポジティブとネガティブのど真ん中にあるのが、「これからも精進します。」である。

 

このセリフの前に、「ありがとうございます。」と入れれば尚良し。

 

どうやらこのセリフは、

 

「お褒め頂きありがとうございます。」というメッセージと、

 

「これからもより良い仕事ができるよう、勉強・努力に努めます。」っていうメッセージを、

 

合体したうえでカジュアルにした感じらしく、結構人当たり的に評判が良い。

 

もちろん、うつむいて小さい声で言ったらネガティブに吹っ切れてしまうので、顔を上げて普通のトーンで、出来れば少し微笑みながら、がベスト。

 

僕は無表情で言ってしまうんだけどね。

 

おわりに。

 

書いてたら非常に長くなってしまった為、2500字程度の現在で切り上げようと思う。

 

あと何個か人見知り的便利なフレーズってのは存在するので、これまた別の機会にご紹介できたらなと思っている。

 

とりあえず僕はしっかりガッツリ久方ぶりの連休を満喫できたので、年末まで突っ走ろうと思う。

 

年内にあといくつ記事を更新できるだろうか。

 

精進します。

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