僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

人見知りなりに、『間』の攻略法を考えてみた。

「間」と言うものは厄介だ。

 

「間」の定義は結構ぼんやりしていてつかみどころがない感じがするが、無理やり定義する。

 

「会話と会話の隙間時間」とか、「2人以上が同じ空間に居る場合の、何もアクションが無い時間」とかではなかろうか。

 

僕はこの「間」がとにかく苦手だ。

 

なんというか、落ち着かない。どことなく気まずいのだ。

 

居場所が無い感じがするし、言葉尻から相手の感情を読み取れない分、不安感が募る。

 

エスケープできる場ならなるだけエスケープしちゃうけど、そうもいかない場面ではなかなか結構キツいものがある。

 

例えば、面接会場の待ち時間とか、知らない人との飲み会に誘われた上で、共通の友人が中座したときとか、どうにもならない場面での「間」は地獄である。

 

会話が無ければ、適当に話題を振って、会話を始めればいいと思うかもしれない。

 

でも、僕にそんな勇気はない。

ないものはないのです。

 

「いい天気っすね」とか頑張って切り出しても、「そっすね」で大体終わり、またあの地獄の「間」が訪れる。

 

エンドレスである。

 

ということで、今回は「間」の切り抜け方について考えようと思う。

 

  

何かしてる人になればいい。

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アメトーークの人見知り芸人の回を観ていた時、「間」の話になるくだりがあった。

 

興味津々で観ていると、なるほど、みんな「間」の対処法で苦労しているようだった。

 

出演していた芸人さん曰く、「間」の対処法は、「何かをしてる人になればいい」ということだった。

 

具体的には、飲み会で件の「間」が発生した時、とりあえず長いこと噛めるモノ(軟骨とかエイヒレとか)を口に入れとくという。

 

「俺が会話に加われないのは、軟骨を食べてるからなんだぜ」ということを言外にアピールする為だとか。

 

正直、僕はこれに大いに共感した。

 

「なんかしてる人になれば、間に飲まれなくてすむ!」と、素直に感じた。

 

「間」が発生した空間の居心地が悪いのは、「お前がこの場を何とかしろよ。」みたいなプレッシャーの類を、お得意の被害妄想で感じてるからかもしれない。

 

あるいは、いつ知らない人との会話に参加させられるかという恐怖感かもしれない。人見知りの思考回路なんてこんなもんである。

 

だが、なんかしてて忙しい人になってさえおけば、この場を何とかする義務も発生しないし、無理くり会話に取り込まれる可能性も減る。

 

協調性の欠片もないし、色々拗らせちゃってるけど、僕みたいな日陰者が「間」を切り抜けるには、この「なんかしてる人になる」が特効薬のように思えた。

 

ということで実践してみた。

 

携帯をいじる。

 

サシでの食事とかでやると人間性を疑われるけど、3人以上の空間だと結構効果的だと思う。

 

ひたすら携帯をチェックしてれば、まず話しかけられることはないし、あの気まずい雰囲気も忘れることができる。

 

そんなに長時間チェックすることなんてないと思うかもしれないが、それは考え方次第。

 

例えば「都市伝説」とか、「Wikipedia」とか、どっかのニュースサイトとかを巡回してれば、1時間くらいなら余裕で潰れる。

 

すごくどうでもいいけど、僕のオススメはWikipediaの、「歴代横綱一覧」である。

ja.wikipedia.org

 

70人くらい歴代横綱はいるのだが、それぞれにハチャメチャな武勇伝や、濃いエピソードがたくさん書かれているので、読んでいて飽きない。

 

読み物としてオススメできるレベルである。

 

特に面白いのは、「谷風」「太刀山」「玉錦である。

 

時間が空いたとき、是非読んでいただきたいなと思う。

 

読書をする。

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携帯と同じ場面でしか使えないけど、携帯よりちょっと建設的といった感じ。

 

小説でも、実用書でも、とりあえず好きな本を読んどけば、なんかしてる人になれるし、同時に勉強にもなる。

 

注意点としては、家とかより頭に入りにくいこと、そして相手が本に食い付いた場合、強制的に会話とエンカウントすることだろうか。

 

 

タバコを吸う。

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健康を害するリスクが激しく高いので、手放しでオススメはしないけど、タバコも結構ナチュラルになんかしてる人になれるアイテムである。

 

吸う。煙を吐く。見る。吸う。

 

これを繰り返すだけでなんかしてる人になれるので、手軽ではある。

 

ただ、まず間違いなく寿命は縮む。元々吸ってる人はいいとして、「間」を何とかしたいからという理由だけで吸うことは、全くオススメしないでおく。

 

尚、当然禁煙スペースでは全く武器にならない。

 

まとめ。

 

「間」を切り抜けるには、なんかしてる人になること。

 

番組でもこんな結論になっていた気がする。

 

ちなみにアメトーークでは、他に「フリスクを食べる」とか、「空き缶のラベルを読み込む」と言った技が紹介されていた。

 

よく思いつくなぁと素直に感心した。いずれ先に挙げた手も使えなくなるだろうし、僕も日々「間」の対処法については勉強しようと思う。

 

もっとも、なんかしてる人になり続けるのが行き過ぎれば、ただの協調性がない嫌なヤツに成り下がってしまうので、ぼちぼち会話の振り方とかも勉強しよう。

 

そうしよう。

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