自分の『強み』を見出せという質問は、難関大学の入試並みに難しい。考えても考えても、何かしらの答えに行きつく気すらしない。
よくあるアドバイスとして、『短所と長所は表裏一体だから、解釈を変えればいいんだよ』と言うのがある。なるほど、とは思える。
しかしネガティブにとってみれば、弱みは弱みだ。呪われたアイテムの如く、外すことを許されない恥部である。
僕も自分の人見知りでヘタレでネガティブという気質を受け入れるまで、相当な時間と労力がかかったので、このアドバイスに盲従するのは考え物だ。
―と言う風に堂々巡りの思考を続けていたが、最近それに一石を投じ得る気づきがあった。
それはあまりにも意外な出所である。しかし、確実に応用は効く。では、一体それは何なのか?
―という話は、導入が頭でっかちになってきたので、以下続きにまとめていく。
僕が得た気づきとは?
のんびりとYoutubeを観ていると、色んなアニメのカットシーンのまとめがオススメされてきた。
取り留めもなくそれをしばらく観ているのだが、その時あることに気が付いた。
『あれ?現実社会ではちょっぴりマイナスにもなるステータスも、作中では良い感じに解釈されている』
というものだ。
例えば、『無表情で口数も少ない』キャラは、時たま変なセリフや動作をさせることで、『実は面白い良い味を出す』キャラになっている、とか。
有名どころだと、『貧乳はステータス』なんてのもある。身長が低ければそれがチャームポイント・・ってのもある。
なんなら、高身長ゆえの悩みを持つキャラも、それを気にする様を愛でる対象にしちゃうなど、想像と妄想の賜物には本当に舌を巻く。
そう。僕が得た気づきとは、アニメのキャラ設定的な目線で自分の気質を考えることで、違った視点が得られるというものだ。
乱暴に言い換えれば、『自分をモデルにキャラを創るとして、今の気質をどう個性に活かすか?』を考える、とも言える。
無茶苦茶恥ずかしいのは承知だが、実際にやってみよう。
自分が持つ『個性』を、トリッキーに見つめてみよう。
まずは、キャラ紹介文のテンプレを知るところから。僕の趣味が少しバレるが、以下のサイトのキャラのページを見てみてほしい。
これらを読むと、ある種のテンプレが存在するのが分かる。
① 登場人物の肩書。(例:○○部隊隊長的な)
② 登場人物の性格、。(例:実直な性格)
③ ②の性格とギャップがある、別の性格や身体的特徴 (例:だが、立場が上の人間に対しては、発言を偽ってでも乗り切ろうとする狡猾さがある)
④ 物語に繋がる流れ。(例:△△からの指令を受け、~)
さて。特に大切なのは、僕は③だと思う。いわゆる『ギャップの法則』と言われるもので、魅力づくりに欠かせない箇所だ。
―ということで少しずつ本題とズレ始めてきたので、まずは練習がてら、友達のプロフィールを上記の流れで作ってみる。
① 関東の某出版社営業部所属。
② 中国地方最難関と言われる大学の出身であり、物事を合理的に考える力に秀でている。
③ 一方で病的にアニメを愛する一面もあり、それに対する投資や愛は、見境が無い。
④ 友人からの誘いを受け、年末の休暇を利用し、故郷へと戻る。
みたいな。なんかそれっぽい感じになって面白い!
この勢いで、今度は自分のプロフィールも作ってみる。
① 山口県のとある学習塾に勤める男。
② 自分に対する自信に乏しく、かつ物事をネガティブに捉える癖があり、本人もそれを矯正することは諦めている。
③ だがその性格ゆえ、事前準備や日々の努力を怠らないという真面目さもあり、空き時間は大抵何かの読み物を読むか、運動を行う。
④ 30歳までにオーストラリアへ行くという夢を叶えるため、貯金と英語の学習に励んでいる。
おぉ、無茶苦茶恥ずかしい。
だが、自分の個性をサクッと言葉にできたので、例えばESみたいなガチの分析前の練習にはよさげである。
終わりに。
ということで今日はいつにもまして『何言ってんだコイツ』状態の記事であったが・・。
何かのヒントになっていれば嬉しい。
さて。次回で気づけば200記事目だ。なかなかに長大な道を歩んできたような感覚。
どんなテーマで何を書こうかなぁ。うーん、迷う。
少なくとも年内には書く。そう決めた。
それでは今日はこの辺で。