僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

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バランサー(調整人)という生き方。 習得編

年功序列は面白くないという言葉の意味を、ひしひしと、まざまざと感じている中元です。

 

はい。このブログ黎明期に書いたこの記事が、実は今、一番読まれているそれなのだという。めちゃくちゃ意外な話である。

 

この記事内で説明した【バランサー】とは、様々な場面において、人間関係、空気、間といったものをタダシイ配分に調整する役割だと、僕はそう考えている。

 

そして僕自身は、自分で言うのもなんだが、筋金入りのバランサーである。ただし、先の記事には、『僕がバランサーたる理由』しか書いてなかったのに最近気付いた。

 

つまり、具体的に『どうすればバランサーになれるのか』という内容に、実のところ触れていなかったのだ。

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ということで今日は、バランサーになるための方法論について、より具体的に述べてみようと思う。 

 

  

再掲・バランサーとは何か?

 

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せっかくなので、3年前の自分の記事を引用してみる。

 

人から言われて気付いたのだが、僕はバランサーという立ち位置らしい。

 

これは辞書にも載っている言葉なのだが、「balancer」というスペルで、簡単に言えば組織や仲間内なんかで調和を取る役目を担う人だという。

 

 (中略)

 

この性分を言い換えると、神輿の上で音頭を取る人ではなく、神輿を担ぐ側の生き方って感じだろうか。少し違うかもしれないが、まぁいいか。

 

ちょっと悪く言えば波風立たせたくない主義ともいえるけど、バランサーという役目は正直、僕の天職に思えて仕方がない。

 

―これで『バランサーの定義』が伝わったのではなかろうか。No.1よりNo.2、全体のアシスト、等といった言葉で表してもよさげ。

 

では、これを踏まえて、どうすれば『バランサー』になることができるのか?訓練する方法って一体何?

 

以下、それを考えてみよう。

 

そもそも論だけど、性格上の向き不向きがあるよ。

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まず、バランサーというポジションには、性格上の向き不向きがある。これを無視しても、幸せにはなれないので要注意。

 

向いている人とは、広い視野で物事を考えられる人。或いは、自己顕示欲がそこまで高くない人。かつ、縁の下の力持ちという言葉に魅力を感じる人。

 

この辺かなと思う。尚、人見知りだからとかどうとかは、バランサー気質の習得にあたってはあまり関係がない

 

『バランサー』とは、例えて言うなら、神輿を担ぐ側の人間だ。音頭を取る人に気分よくそうさせてあげて、自分はその姿を見て喜びを感じる。

  

そして、それで満足できるか、すなわち自分を肯定できるかが鍵だ。直感で嫌だと感じたなら、バランサーは目指すべきではない。

 

『俺も褒められたい!』『私も引っ張っていきたい!』

 

・・とお思いなら、バランサーではなくリーダーを目指すべきだと思う。(自己顕示欲こそが、リーダーを目指す原動力になる人は、かなり危険ではあるけれどね)

 

さて。次に、必要なスキルについて述べていく。僕が提案したいのは、以下の2点である。

 

バランサーに求められる要素。

 

では今度は、求められる要素を、一つずつ解説していこう。  

 

①一歩引いて物事を広く見ること。

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あくまでバランサーとは、『全体』の調整役だ。自分が物事に没頭すると、そもそも役目を果たせない。

 

例を挙げる。20人程度の規模で、居酒屋で飲んでいる場面を想像してほしい。大抵、4~5人程度のシマが出来上がり、グループごとで雑多に歓談していると思う。

 

その中にまず間違いなく居る、居心地の悪さなどを感じている人に気付けるかどうかだ。

 

飲み物が空なまま時間が立つ人。ご飯が手元になく、あまり食が進んでいない人。グループの輪からあぶれた人。

 

こういった人のフォローを”さりげなく”するのがバランサーである。

 

飲み物のオーダーをしてあげたり、ご飯を手元に寄せてあげたり、輪からあぶれた人と身の上話をしたり。

 

こうして全体の『楽しかった度』の平均を底上げするのが、いうなればバランサーの仕事だ。

 

―となれば、この場合自分が飲み食いに集中しきっていると、こういった人たちに気付いてあげられないということは理解いただけるのではなかろうか。

 

無論、『飲み会で楽しむな!』みたいな暴論を言うつもりはない

 

10分に一度とかで良いので、定期的に全体を見る習慣を付けてみてほしい。そうすれば、気付いてあげるべき人々に目を向けることが可能となる。

 

バランサーを目指すならば、やはり一歩引いて全体を広く見る意識は必須だと感じる。(僕もまだまだ未熟だが・・)

 

②『誰にも褒められない、それでもいいや』という覚悟。

 

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バランサーを突き詰めれば突き詰めるほど、自分が果たす貢献は、他者の目から見えにくくなっていく。

 

“さりげない”調整こそが至高なので、ある種それが理想とも言える。

 

『こうすることで褒められたい!』『気遣いを極めて認められたい!』『これでポイント稼いで出世だぜ!』

 

という欲が少しでもあるのなら、別のやり方でそれを表現するべきである。

 

逆に言えば、『他者に貢献できていること』そのものに満足感が得られているのであれば、バランサーに向いている。

 

例え言葉や態度で感謝されなくても、平気。無償で誰かに優しくできる人は、とても強い。

 

『自分はするべき貢献をしているのだから、別に褒められなくても平気。』という思い、もっと言えば覚悟があるかどうか、である。

 

覚悟という言葉はやや大げさかもしれないが、承認欲求が強い人にはバランサーは向いてないと強調したいので、こう書いておく。

 

ただ、リーダーが人格者であれば、そういうバランサー精神に気付いてくれているかもしれない。

 

そして、きちんと場面によっては『ありがとう』なんて言ってくれることもある。

 

アテにするにはかなり珍しいケースだが、その時の喜びはある種無上のものであったとも添えておく。

 

終わりに。

  

バランサー精神を発動する場面は、多くの人間が顔を揃える場のほとんどだと考えてもらって構わない。

 

例えば、会議の場。飲み会の席。輪になって談笑しているアレ。この辺だ。

 

明らかに見過ごせないミスがある中、『円満な空気』でそれが流されそうになっているとき。

 

「いや、それを見過ごしたらダメじゃないすか」と言えるか。

 

反省点・課題を列挙するばかりのミーティングで終始してしまいそうなとき。

 

「でも、こことここはこう評価できる要素ですよね」と言えるか。

 

全てはバランサーの努めだと思う。バランサーとは、ある種意図して空気を読まない力とも言えそうだ。

 

人見知りでもネガティブでも、いや、そうだからこそ輝ける・・というよりイキイキできるポジション。

 

バランサー。

 

自分に向いている、或いは自分の組織に不足していると思うのならば、是非習得してみては如何だろうか。

 

  

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