僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

『劣等感』は毒なの?薬なの?正しい向き合い方を真面目に考えてみる。

『劣等感』という言葉がある。

 

僕自身、自分は『劣等感』の塊で、常に人と比べて劣っているところを意識し、それを埋める努力を重ねてきた・・という自負がある。

 

最近は意識して抑えられるようになったものの、やはり性根にこびりついたこれは、なかなか取れそうにない。たまにぬたりと出てきてしまう。

 

ということで今日は、この『劣等感』と健全に向き合うために、僕がアレコレ考えたり調べたりしたことをまとめてみる。

 

 

 

まずそもそも、『劣等感』って何?

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ネットにあった言葉で一番しっくり来たものを引用する。

 

自分が人より劣っていると感じてネガティブになっている状態

 

まぁ、だよなと思う。正直これ以上端的に言うのは難しいくらいである。

 

ただ、アドラー心理学で有名な『アドラー氏』は、こんなセリフを残している。

 

「劣等感が、あなたが自己成長するための心の原動力になるなら、劣等感はむしろ持っていたほうがいい」 

 

https://re-sta.jp/inferiority-complex-overcome-1471

 

これについては、僕も同意する。『劣等感』があったからこそ、とりあえず僕は今のステージまでは成長できたと感じるからだ。

 

だが、『劣等感』全振りでも人生は破綻する。ここで分かってくるのだが、『劣等感』はハッキリと劇薬だ。

 

使いすぎれば身を滅ぼすが、用法・容量を守れば、逆に事態を好転させ得る力を秘めている。

 

ということでここからは、『劣等感』が劇薬になっている場合と、逆に『良薬』になっている場合の特徴を述べていく。

 

『劣等感』が劇薬になっている場合の特徴。

 

①他者の攻撃を行う。

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自分より上のステージ居る人間のところに行く方法はざっくり2つ。自分の能力を高めるか、その人の足を引っ張るか、だ。

 

そして後者を選ぶ傾向にあるのなら、『劣等感』が劇薬になっているとみて差し支えない。(いわゆる劣等コンプレックス)

 

例えば、優秀な人を見ても、『でも、○○がダメよね~』といった欠点ばかりに目を向け、それを広く言いふらすようなタイプは確実にそれ。

 

自分がそうなら省みよう。また、身近にそういう人がいるなら、距離を置くか諭すかしよう。

 

巻き込まれてもロクなことは絶対に、無い。

 

②インポスター・シンドローム

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過去にまとめたこともある、この症状。

hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com

 

簡単に言えば、自分の手柄を自分に認められず、逆に他者の失敗をやたら自分の責任と捉えてしまう考え方のことだ。

 

この症状が色濃く出ていると、もはやそれは『劣等感』に囚われ過ぎだ。

 

尚、打開策としては、『この成功は何をした結果だろうか?』という風に、具体的に取り組んだことを検証するのがオススメである。

 

―と、ここまでが『劣等感を拗らせちゃってる』ときの特徴である。

 

実際他にも、SNSを通じて自分に注目を集める投稿を繰り返す・・なんてのもあるが、今回は割愛しておく。

 

では、続けて今度は、『劣等感』が良い風に働いている場合を考えてみよう。

『劣等感』が良薬になっている場合の特徴。

 

①正当な努力を継続している。

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自分に足りないものを分析し、それを手に入れるための努力を継続する。そのモチベーションとして『劣等感』を使えているなら健全だ。

 

『英語ができるようになりたいけど、まだまだだな。よし、英検3級から目指してみよう!』とかこんな感じ。

 

この思考のコツは、『自分を成長させる』という視点で、『感情を割り引いて』、『劣等感』を見つめ直すことだ。

 

感情的な反省は、簡単に卑屈な思考になる。この辺は冷静に考えてみてほしい。

 

②満足はしていないが、肯定はできている。

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先に挙げたインポスター・シンドロームと『健全な劣等感』の最たる違いは、『自分を肯定できているかいないか』だと感じる。

 

努力しても、理想の自分は遥か彼方。その状況で、

 

『とりあえず先には進めている!』

 

 

と捉えるか、

 

『ああ、俺って才能無いな・・』

 

 

と捉えるか。後者ならかなりグレーだが、前者ならメンタル的に良い感じだ。

 

是非とも『劣等感』の中でも、『自分を肯定する』考え方に置けるよう、意識しておこう。

 

終わりに。

 

ということで僕らの友達『劣等感』について述べてみた。

 

実際のところ、『劣等感』そのものは人間である限り普通の感覚らしく、それの解釈次第で劇薬にも良薬にも転ぶのが本当のところだという。

 

やはり最終的に差がつくのって、『考え方』なんだなぁと、強く思う次第です。

 

では、今日はこの辺で。