これは持論だが、ネガティブは元気な内に、『自分がスランプやネガティブの底に落ちたときの対抗手段』を用意しておいた方がいい。
元来の性格がそういうショックに弱い僕らは、ダメージ一発でかなり心身が弱ってしまうからだ。ダメージを受けてから準備するのでは、遅い。
例えば風邪の引きはじめであれば風邪薬を飲むことで太刀打ちできるが、僕らで言うネガティブ思考は、背後から棒で殴られるようなものなのだ。
一発でいきなり危険ゾーンに入ってしまうからこそ、手遅れになる前に回復の術を仕入れておくのだ。転ばぬ先の杖とも言える。
―となれば次に疑問となるのは、一体どういう立ち向かい方をするかという選択だ。
スランプやネガティブには浸かるべきか、それとも間を置くべきか?
正直これは、その人のタイプによって変えたり選んだりするしかないと思う。今日はそんなお話。
スランプで何かを掴める人。
スランプに徹底して浸かることで内省を深め、自分の知らない自分を見つけて戻ってくる人がいる。
いわゆる『どん底から這い上がってきた人たち』であり、信念とか価値観が揺るぎない硬さと濃さで固まるため、人間的な魅力が半端ではない。
こういったのは伝記や、大企業の社長の昔話などで度々登場するからか、スランプやネガティブからは逃げずに立ち向かわなければならないと妄信する人も多い。
―だがこれも、性格に基づくところがある。僕は、非常に責任感が強く、人を頼ることがとても苦手な人は、この手段に拘るのは危険だと断言する。
何故かというと、どん底に落ちた際、這い上がるきっかけが全くないからだ。責任感がゆえにどんどんと穴を深く掘り進め、かといって誰に打ち明けるわけでもない。
気付けば取り返しのつかないゾーンにまで到達し、心が完全に砕け散ってしまう。それに気付ける人も、そこから引っ張り上げてくれる人もいない。
・・・ということで、とりあえずスランプやネガティブに立ち向かうことで活路が開ける人は、
① 何だかんだで助けてくれる人がいる
② 責任感が異常に強いわけでもない(死や辞職をもって償おうと至ることが無い)
というのが前提だろうなというのを書いておく。
立ち向かって負けるなら、弱まるのを待て!
では逆に、ネガティブに浸かると危険な性格の人はどうするか?
―僕もよく使う手段なのだが、とにかくネガティブを弱らせるようなことをするべきだろう。
例えば、一旦意識を切るため、趣味に没頭するとか。または、緑の中を散歩するとか。或いは、ストレスを緩和するサプリを飲んだって良い。
ネガティブは精神論や根性論では逆に燃え盛っていく性質があるのだが、幸い最近は科学的に打つ手が大量に無料で紹介されている。
特に最近試してみて効果が高かったのは、呼吸に意識を向けるというただそれだけ。
それだけでも、ネガティブがだいぶ弱まってくれて、非常に心が落ち着くのでありがたい。
『なにくそ!!』という感情でメンタルがへしゃげるなら、力技は取らない方がベターである。
で、結局スランプやネガティブには浸かるべきか、それとも間を置くべきか?
ってことで無理やりまとめよう。
僕は、ネガティブな性格だろうが何だろうが、前提となるVSネガティブの知識や技は修得したうえで、その性質によって使い分けるべきだと思っている。
例えば、誰かの死などの衝撃に対して、鼻息荒く立ち向かっても仕方がない。そして、テスト前の不安感に対し、間を置いても爆死するだけだ。
極端に割り振ると、それしか使えなくなるので、手法は柔軟に構えておく方がベター。では、使い分けるべき性質と行動をざっくり分けてみよう。
ネガティブやスランプを克服すれば行動に繋がるモノ
→浸かって分析
克服しても行動にはならないもの
→間を置く
って感じ。やり方を間違えると、ネガティブにこんな風に飲み込まれる↓
また、分析以前にストレスが激しいとか悲しみが深いという状態なら、やはり呼吸に意識を向けるなど、間を置く方が優先かな~と思う。
ってことで、ネガティブには色んな手数を用意しておきましょうという、月並みな記事でございました。
では今日はこの辺で。