僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

2018年に読んだ本の内、マジで良かった本を列挙する。(頭に残る読書方法とか、読書の効能も添えて)  

21歳のときに読書の面白さに目覚めてからというもの、毎日欠かさず本を読み続けている。

 

もはや生活の一部になっているレベルであり、朝起きてすぐと、寝る前に20分程度ずつ読むというのが日課である。

 

というわけで今年も色々な本を読んだ。僕は再読派なので、冊数はそこまで増えないのだが、今年は30冊くらい買ったなぁ、と。

 

その中でも、『これは買って良かったぜ!』と強く思える良書がいくつかあったので、せっかくだから感想を添えてシェアしたいと思う。

 

尚、最後にちょっとした読書の小技や効能も載せているので、併せて読んでいただけると有り難し。

 

では以下仔細である。

 

 

  

サピエンス全史(上・下)

 

若干書評が出遅れた感はあるが、僕の中で2018年の一番は圧倒的にこれである。

 

何故ホモサピエンスだけが生き残り反映したのか?人類はどういう歴史を歩んできたのか?そもそもここまでの出来事は何故起きたのか?

 

そういった根本的だが意外と分からない疑問の答え全てが書かれていると思ってもらえば差支えないだろう。

 

文明が起こる前から始まり、現代までの人類の歴史全てが非常に分かりやすく、論理的に書かれている。

 

文の量やテーマの重さのワリに、読み易く頭に入りやすいのも◎。

 

世界史・日本史・政治経済全ての骨太な教養を身に付けるにおいて、最高の一冊(分かれているから二冊だけど)である。

 

お金2.0

 

大学で経済学を学んでいた関係で、ずっと気になっていた一冊。GW前に購入し、あっという間に読み切ってしまった良書である。

 

現在世を騒がせているビットコインとは何なのか?ということに焦点を合わせた本かと思ったら、そうではなく。

 

経済とは何か?経済モデルは今どうなっているのか?そしてこれからは?

 

と言う風に話が流れていき、ちょっとした恐怖と、結構な興奮を覚えたというのが率直な感想である。

 

テーマがテーマなので尻込みするかもしれないが、難解な経済用語はほぼ登場しないので、素養が不足していても問題はない。

 

『お金って、そもそも何なんだぜ?』という疑問が少しでもあるのなら、強く推せる本である。

 

表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

 

文体や観点が好きで、『この人が本を出したぞ!』というただそれだけでAmazonにてポチった本である。

 

キューバ旅行をテーマにしたエッセイであり、異国での思い出や様々な体験が、お笑い芸人らしく、面白い調子で書かれている。(爆笑という感じではないが)

 

僕も人見知りでネガティブゆえ、様々なものの感じ方や捉え方にすごく共感できたのも大きい。

 

何と言うか、ガラにもなく行ったことが無い場所に行きたくなるというか、不思議なモチベーションが湧いてくるのも売りである。

 

写真が多く、文字数もそんなに多くないので、読書の習慣が無い方でも取っつきやすいと思う。

 

そして最後の章辺りで出てくる、とある話に、僕は強く胸を打たれた。ネタバレになるので言えないが、色んなことを考えさせられた。

 

ただの旅行記で終わらない一冊。2018年、買ってよかった本である。

 

超ストレス解消法

 

先日も紹介したが、この上なく実践的な本である。

 

簡単に言えば、『イライラからネガティブまで、あらゆるストレスに対する、科学的に効果のある方法をまとめ尽くした』一冊だ。

 

思考法から栄養まで広く網羅されており、その全てが即座に実践可能なのも嬉しい。

 

ワケも分からず酒とかマッサージとか女遊びとかに金と時間を浪費する以外の術を持ち得ていないのなら、まずはこれを読め!と推したい。

 

それくらい費用対効果に優れた一冊である。

 

バビロンの大富豪

 

実はこれを買ったのは2年前なのだが・・。キチンと腑に落ちるまで読み込めたのは実は今年に入ってからという。

 

『お金持ちになるには?』というのが表向きのテーマであり、恥ずかしいとか卑しいとか思う方もいそうな気がする。

 

しかし、実はちょっぴり違う。『お金を大切に扱う方法とは?』『そしてそれを最大限に活用する術とは?』というのが真のテーマだと僕は思っている。

 

実践論と精神論が丁度良いバランスで混ざっており、どちらかに終始しないのもポイントが高い。

 

貯金が溜まらない人、浪費癖が治らない人にとっては耳が痛い話が並んでいる。(僕もどちらかと言えばそっち)

 

だからこそ効果覿面と言う話なので、『おカネ』に悩むことがあるのなら、手に取ってみるのがオススメである。

 

おまけ:頭に残る読書方法とは?

 

僕はずっと、読んでいる間は楽しいのに、時間が経つと頭から知識が消えることに言い知れぬ勿体なさを感じていた。

 

それを再読で補っていたのだが、時間を空けると結局またイチから・・という状況にうんざりしていたのが正直なところ。

 

最近それを、ほんの少しの作業で、爆発的に改善する方法を知り、毎日ウキウキしながら実践している。

 

それが、『40秒程度の思い出し』である。

 

簡単に言えば、1章とかそういうキリが良いところまで読んだら、目か本を閉じて、『そこまでの内容を思いだす』。

 

ただそれだけだ。ただ、それだけなのだが、記憶に定着する率がえげつないほど高くなった。

 

例えば、この一週間で読んだことであれば、今振り返っただけでも半分以上は思い出せる。

 

この作業をしていなかった時はほぼ0だったことを思うと、この効果は計り知れない。

 

たったひと手間だが、侮ることなかれ。多読派も精読派も、関係なしにオススメの小技である。

 

おまけ2:読書の効能について

 

知識を入れるとか、言葉のストックが増えるとか、それ以外に効果があるの?という話だが・・・。

 

実は、30分程度の読書は、『ストレス軽減』にものすごく効果的なのだという。

 

確かに、読んでいる最中から、読み終わってしばらくまで、心が穏やかになっている気はしていた。

 

知識をストックしながら、ストレスも軽減できるなんて!読書様様である。

 

終わりに。

 

というワケで、僕の個人的な感想を書き殴っただけの記事になったが、誰かの役に立つ部分が少しでもあれば、僕としては満足である。

 

来年度はとりあえず、ほとんど手を付けていない小説もちゃんと読もうかなと、それは強く思っている。(嫌いではないんだけどね)

 

今後も良い本に出会えたら、こちらにジャンジャン挙げていくので、少しだけ覚えていただけたらなと思う。

 

ということで、今日はここまでとする。