僕はネガティブだけど、それなりに充実した人生を生きたいと思う。

「ネガティブ」で片づけず、自分の観察を続けたい。

30歳の間に習得したいスキル。それは『スルー』と『居場所作り』です。

これからしばらく、密に勉強しようと考えているテーマが2つある。1つはサイコパス性』であり、もう1つは『コミュニティ論』である。

 

というのも、この2020年は前半に色々と自粛させられた影響で非常に深く自分の内面を見つめることができ、結果自分に不足している何かがハッキリ見えたためだ。

 

もちろんこれはまだ仮説の域を出ないのだが、この2つの知識を会得し、そして場合に応じて実践できれば、僕は確実に『僕2.0』に至れると結構自信を抱いている。

 

ってことで2020年のこの人見知りブログの書き収めは、標榜しているメインテーマらしからぬ『未来への展望と目標』についてである。

 

ぶっちゃけこれは僕の脳内でカオスになっている事柄の言語化が目標なので、わかりやすいものにはならないと思うが、皆様のヒントになればと言うことで書き殴る。

 

では以下続きである。

 

 

『スルー』とは優しさではないか?

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『その人の良いところだけ見なさい』というアドバイスが、実は昔から嫌いだ。

 

理由は、例えば誰かに迷惑なことをされたときなんかに、それを【迷惑】と捉えるのはその一面しかみないお前が甘いのだという責任転嫁に聞こえるからである

 

つまり、『こんなもん人様に迷惑をかける側の人間の論理じゃねえか』と、僕個人はどうしても思ってしまうのだ。 

 

―だが、できれば『良いところ』に注目できた方が良いのも分かっている。将棋でも、香車は真っすぐしか進めないが、それが強みになる場面もあるのと似ている。

 

人の弱点を把握することも大切だが、例えば仕事の依頼を出したり、一緒に事業を始めたりするときは、強みを知っておくことも絶対に必要となる。

 

では、落としどころはどこか?僕はそれこそが『スルー』だと考えている。無責任に聞こえるかもしれないが、以下例え話で説明する。

 

仕事柄多くの子どもに接するのだが、中には少し衝動・多動が目立つタイプもいる。問題演習中、数分もすればずっと小刻みに揺れ始めるのだ。

 

しかしその生徒には、社会の点数がずば抜けて良いという長所もある。そちらに注目する方が健全だし正解だろう。

 

そもそも、じっとしていることが苦手でしょっちゅう小刻みに揺れてしまうことなど、こちらがスルーさえできれば大した問題ではない。

 

むしろ、『揺れるな!』と数分おきに指示を出すコチラの労力、それを我慢する生徒の努力を考えれば、その程度のことは無視した方が正解である。

 

ちなみに、ガタガタ音を立てるレベルまでいったらさすがに声を掛けている。全体に影響が出る状態まで行ったら、放置まではさすがにしない。

 

こう考えれば、使いどころを選ぶ必要があるものの、『スルー』とは優しさに等しいことになる。

 

実際、無用なストレスを受け流し、かつより合理的な選択を取れるようにするため、『スルースキルは鍛えるべき』という助言もまた非常に多い

 

―となれば、それが上手な人たちを探し出し、その人の思考や言動をヒントに、その気質を自分へ移植していくのが、一番手っ取り早い手段となる。

 

色々考えたが、やはりそれはサイコパスである。しかもその気質を好ましい方に転化できた、『いいサイコパス』こそが、僕のモデルだと考えた。

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サイコパスとは殺人鬼の性格というイメージがどうしても付きまとうが、正確には『共感能力に乏しい』という定義らしい。

 

だからこそ、『〇〇したらどうしよう』といった感情的な抵抗が弱く、合理的でありさえすれば、どんな手も使えるということなのである。

 

僕は『思いやりがある』とか『優しい』とか『手伝ってくれて助かる』という言葉たちを真に受けた結果、人生のあちこちで『使い潰し』みたいな目に遭ってきた。

 

言い換えれば、『人の小間使いとして自分の人生を使っている状態』であり、実は僕が一番イライラしてしまう時間の使い方なのである。

 

だからこそ、自分を取り戻すため、またストレスをカットするため、僕には『サイコパス性』が必要なのだ!!

 

・・・そういう結論に至ったので、今は勉強と実践の段階である。己の気質を変えにかかっているので、なかなか上手くいかないし、成長している感じも乏しい。

 

だから、30歳の内に達成できればむしろ御の字と構えて、腰を据えて取り組む所存である。

 

僕は自分で言うのもなんだが、優しい人間だ。だがそれは、一歩間違えればナメられていることとニアリーイコールである。

 

『スルー』や、ひいては場面に応じての『拒否』といった能力を得られた時、僕は"自分にも"本当の意味で優しくなれるのではとうっすら考えている。

 

コミュニティを創る側に僕はなりたい。

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僕の仕事は実は塾講師だ。別に校舎長ではないが、その運営についてはいくら考えても考えすぎることが無く、毎日試行錯誤の繰り返しである。

 

よく考えれば当たり前だが、僕は現状の『勉強を教えて成績を上げて終わり』というスタイルの塾は、ただそれだけだと絶対に淘汰されると考えている。

 

理由は簡単だ。そもそも現時点で私塾は既に莫大な数が存在しているし、なんならオンライン上にもあるためだ。競合相手が多すぎる。

 

では、どこで差別化をし、生き残りを図るべきなのか?新しい時代に即した塾とは何なのか?ずっとずっとずぅっと考えて考えて、最近少しずつだが『仮説』が見えてきた。

 

それは『塾』のコミュニティ化である。簡単に言えば、同志にとっての"居場所"として、校舎を機能させるということである。

 

・・・ここから先は、まだまだ全然自分の中で落とし込めていないためかなりアヤシイ論理が続くが、ご了承いただきたし。

 

―周りの競合他社をみても思うのだが、その内面がクリアなところは驚くほど少ない。誰が何を誰にどう教えているのか。不思議なくらい、それらが見えてこないのである。

 

もちろん『授業』とはある種『秘匿性』が売りになるコンテンツなので、各校舎がひた隠しにするのも納得である。だがそれが通じる時代は、多分終わった

 

教育もまた、オープン化されたからだ。つまり、誰もが講師になれる時代になったのだ。正直YouTubeを見れば、どの科目のどの単元の授業も簡単に見つかる。

 

わざわざ何をどう教えているかわからない"不気味な"塾に博打を打って問い合わせを入れる人はいない。ある程度中身を知り、それに興味を持ち、問い合わせに繋がるのだ。

 

ここ最近飛び込みやパンフからの問い合わせが減り、友人紹介等の比率が顕著に増えているのだが、これもこの仮説の裏付けになっているように感じる。

 

中を知る人から話を聞いて、ある程度『安心』できて初めて、来ようと思えるのだ。あるいは、『あの子が行ってるから』という理由も同様である。

 

実際、規模は大きくないのに生徒でにぎわう塾を頭に浮かべると、『誰が、誰に、何を』の部分がかなり可視化されていることに気付かされる。

 

例えばとある塾は、塾でどんなイベントをしているか、誰が教えているか、教室はどんなだ・・といった情報を写真としてSNSにアップし、シェアしている。

 

これが蓄積されると、その校舎がどんなところか見える。その状態でその塾に興味を持つのは、その雰囲気に最初からマッチした人の可能性が高い。

 

つまり十分に"ありのまま"を可視化することに成功すれば、集客だけでなくイメージとのズレによるチャーン(解約)を減らすことができるという話なのだ。

 

ーそしてこれは、個人レベルの話でも同様だろう。いわゆるカリスマとか、個性的と評される人ほど、その人がどんな人なのかという情報が多い

 

だが、抽象論なことを言うと、そういう人たちは開示された情報が非常に多いハズなのに、同時に謎もまた目立つケースが大半なのだ。

 

ある人は、非常にお金を持ち、再生回数も以上に稼いでいるのに、やっているのは本当に少し有意義な程度の休日という描写しかない。

 

なのに人を惹き付けて止まない。オープンとシークレット。この押し引きがマッチしたとき、『興味』を生むのだと今は勝手に納得している。

 

2021年、30歳にかけては、サイコパス性と同時にこれについても勉強と実験を繰り返して、その『正体』に近付きたいと考えている。

 

終わりに。 

 

ーぶっちゃけ、これ以上のロードマップは全くない。いわば、中間目標すら見えないくらい壮大な目標とも言えるので、さぁこれからどうしよう、と。

 

今出来ることはとりあえず、本を読んで、書いてある内容を実践することしかないと思う。それが一番、動けるし近い。

 

ということで、次年度はこれら2つの検証に関する記事や、ネガティブだからこそ見える何か、具体的な手懐け方など、『ブログの題名通りのこと』を意識する所存だ。

 

読んでも気分は高揚しないが、それなりに負のフィールドで頑張ってるやつは居るんだぞというのが伝われば嬉しい。

 

では今日は、この辺で。良いお年を。

 

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