仕事が落ち着いたら【ゴースト・オブ・ツシマ】を買う。それが心のよりどころ。中元です。
さて。僕は結構その時々に「知りたいこと」について、複数本を買って読むことが多い。(めんどくさいので、関連知識は一気に頭に入れたいじゃないですか)
ちなみに今は【教育】と【データの読み方】をテーマに勉強中で、それが終わったら【リーダー論】をきちんと学び直す予定である。
でだ。
この【リーダー論】を学ぶために、例えば帝王学とかまで遡る人は稀だと思う。もっと実際の現場で即効性のある教えをまとめた本の方が、色々とわかりやすい。
そしてそういった本の最初の方に書いてある教えは、例えば「雑用を怠るな」といった感じで、当たり前すぎることが紹介されているものである。
―しかし、何故そんな当たり前すぎることが、どれだけ本を変えても紹介されているのか、考えたことはあるだろうか?
今日はあくまで持論だが、そういう当たり前レベルの行動が必要な、ダークすぎる理由について触れたいと思う。
雑用をサボると、人望を失う。
基本、【雑用を軽んじてはならない】と、どのビジネス書にも書いてある。言葉は違えど、「仔細」に手を抜く人間は誰が見ても甘い。そういう意味合いだと思われる。
―が。僕は別の側面を感じている。
雑用すら日々の仕事の中で消化できない人は、大体の人間から疑問の目を向けられるからでは?と思っているのだ。
例えばごみを捨てる暇すらないくらい忙しい人って、ほぼいないのではなかろうか?メールの1件すら返せないくらい忙しい人って、気のせいなのじゃなかろうか?
そういった雑用は全て他の人に丸投げし、その間何をしているかというと、暇そうにしている。こういった姿を見る目は、気づかないだけでかなり厳しい。
他人の時間を無遠慮に奪い、その時間を自分のためだけに使う。そういう人は早晩、確実に人望のすべてを失うだろう。
だから雑用を軽んじず、一緒に泥にまみれる部分は持ちなさい。―そういう教訓も含まれていると、僕は感じてならないのだ。
小さなことにくよくよしろよ。とある本に書いてあったこのセリフ、今はすっごく刺さってくる。
他人をレバレッジしてばかりだと、復讐される。
「仕事を依頼する際、相手を得させることに意識を向けているか」という難問もまた、言葉を変えてよく書かれている。(せめて【意義】くらいは伝えろ、とも)
要は、誰かに仕事を依頼するということは時間と労力を拝借することなのだから、無遠慮に不躾にやってはダメ、ということなのだと思う。そりゃそうだ、と言える。
―だが、それ以上にリスクはある。大抵、他者の時間を無駄遣いしまくると、最終的に復讐されるのだ。
例えば、仕事を丸投げして手柄だけ奪うタイプのマネージャーに対し、時間差で発覚する大きなミスを仕込んで復讐しているという体験談を読んだことがある。
僕も強くそう思うのだが、自分が生んだ時間がどう使われるかっていうのには、昔以上に厳しいジャッジが向けられるようになっているってことなんだろう。
他者から当然のように時間を奪っているとき、その対価を「人望」で払っているようなものだ。そしてそれは、出ていくものの方が大きい。つまり赤字だ。
その赤字がどれだけ大きいのかは、窮地になってみればわかるんじゃなかろうか。・・・最悪の結果だけはゴメンこうむりたいので、僕も今以上に慎重になろうと思う。
責任を取る気が無いとバレたら、組織は衰退する。
以前記事にしたのだが、僕は【責任は俺が取る】という言葉が、虫唾が走るほど大嫌いである。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
理由は上記の記事に書いたので割愛だが、【責任】ってヤツを上の立場の方が取ろうとしない組織は、基本的に不健全極まりないと僕は思うワケで。
「現場の監督はお前だからお前が謝れ」「ミスしたのはお前なんだからケツは自分で拭け」と言った風に。まぁこれは、筋が通っているから、まだいい。
しかしそれがエスカレートすると、勝手に裁量ではなく責任を振り始める人も、世の中にはいるらしい。こうなったら、もう終わりじゃなかろうか。
「上納金は持ってこい。面倒事は処理しろ。」―極道社会のような論理を持ってくる人が頭を張る状況を生むと、そのお先はなかなかにシビアだとされる。
僕の職場はそこまでではないし、かつ僕はそういう体制が死ぬほど嫌いなのだが、権力を握ったら自分もそっち側に引っ張られるってことなのだろうか?
今後も斎藤一人さんの「神は楽をさせるために出世させるんじゃない。もっとたくさんの人を幸せにするために出世させるんだよ」という言葉、思い出すようにしよう。
終わりに。:リーダーってやはり、難しいんだろうなぁ・・。
―まだ読んでないのだが、【ピーターの法則】という論文に興味があり、それのデータを紙にプリントアウトしたところだ。
中身はなかなかに過激だが、そこに書いてあることについて、「リーダーの資質があろうがなかろうが、現時点の力量によって出世する」というものがある。
例えば超絶営業トークが上手だが、部下や同期へのあたりが強く嫌われている人間は、多分出世するがその後にリーダーとして【無能】になる。
しかし、管理者としてのスキルが抜群だろうと、営業が下手な人間は、そもそも現時点の力量で評価されないため、【無能】のままそこにとどまることになる。
だから結果、組織は無能が回すことになるよね、的なかなり怖い経験則である。(一種のジョーク的な側面もあることを忘れずに)
この話を読むにつけ、リーダーなるものは非常に難儀なのだと思えて仕方ない。だから勉強を見えないところで重ねておかないと、僕も一瞬で【無能】となる。
そういう怖さ、モチベーションとしてしっかり胸に留めておこうと思う。では今日はこの辺で。