ネガティブとは生来の気質であり、考え方であり、つまりどうすることもできないもの。
こう考えている人は多い。実際僕もある程度は同意する。
どうにも後ろ向きな思考が続くとか、くよくよと後悔が長引くとか、そういう気持ちの辛さも深く同意する。
だが、その原因が【考え方以外】にあるかもしれない・・と言われればどうだろうか。
ルールも分からないままスポーツを練習してもなかなか上手くならないのと同様に、問題が考え方の転換以前の段階にあるなら、そこから取り組むのが一番だ。
ということで、実はメンタルに悪影響を及ぼす習慣を、今日は3つほど並べて紹介してみようと思う。
寝不足。
いの一番で挙げたいものだ。睡眠不足は、メンタルに無茶苦茶悪影響を及ぼす最たるものである。
実際、きちんと寝られれば、それだけで多くの不安は霧散するといっても過言ではないだろう。
色々なサイトや研究論文でこの辺の因果関係は説明されており、精神状態の悪化と睡眠不足は密接なつながりがあると窺い知れる。
僕も一番精神がやられていた時期は、確かに睡眠を十分に取れていなかった。
1日15時間働き、必然的に夕食を取ってすぐに寝る生活。疲労や悩み事のせいで、何度も目が覚め、すっきり起きられたことは皆無だった。
当時の睡眠は平均5時間くらいではなかろうか。尚、僕はロングスリーパーなので、5時間睡眠だと寝不足である。
そして睡眠が悪いとメンタルが悪化し、メンタルが悪化すれば睡眠に影響が出る。気づけば精神が壊れるループにまっしぐらだ。
睡眠については以下の記事(別の僕のブログ)で色々まとめたので、心当たりがある方は参照されたし。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.jp
運動不足。
実は運動が不足しても、メンタルには良くない影響が出るのだという。
精神がやられてしまった人に、積極的な運動を促す治療もある程、これは大切なファクターだという。
実際、心当たりはある。
僕は筋トレか散歩を日々のルーティンにしているのだが、雨や体調不良や仕事のシフトで出来ない日が続くと、確かに気分が落ち込むと感じていた。
どうにも気分がふさぎ込む日が続くのなら、運動不足を疑ってみてはいかがだろうか。
何もジムに行ってベンチプレスをしろとまでは言わない。近所を20分程度歩くだけでその効果はてき面である。
何もせずだらだらする。
ソファやベッドでゴロゴロするだけの休日。確かに響きは悪くないが、もしかしたらメンタルによくない影響を与えているかもしれない。
基本、人は何もしていないとネガティブなことを考えるよう出来ているらしく、暇とそれは大の友達であるらしい。
昔有意義な休日についてあれこれ書いたが、そこでも触れたとおり、リフレッシュに新しい挑戦は欠かせないっぽい。
時間が取れるなら、新しいスキルの入門書を読むのもいいだろう。行ったことのない場所に繰り出すのも良い。
休日にスパイスとしての何かを取り入れるだけで、そのクオリティは劇的に向上する。
―一応念のため言っておくが、僕は別に何もしないことに休日を使うのを否定しない。たまに自分だってやってしまう。
だが、それでメンタルに良いことが無いのなら、休養ではなく何か新しいことに取り組む時間に使ってみてはいかがだろうか。
終わりに。
ということで今日は、意外?なネガティブを育む項目について列挙してみた。
思考にネガティブのノイズを紛れ込ませる根源は、何も自分の内面だけにあるものではない。
どんだけセルフコンパッションだの自己啓発だのに取り組んでも、生活習慣に難があるならその効果は出てこない。
自分の気質を悩む前に、一度ここに挙げた項目を振り返ってみてはいかがだろうか。