猜疑心から足が生えたような存在だった10代とは違い、今は割かし標準ラインで周りを見れている僕です。みんな違って、どうでもいい。
しかしほんの1年数ヶ月前はこんな記事↓を書くほどの闇を抱えていたので、果たしてそこからの期間で本当に標準ラインまで改善したのか、疑わしいことだと思われる。
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
hitomishiriteki-jinseikun.hatenablog.com
だから正確なところを言うと、『未だに時たま嫉妬とかを抱いちゃうケースってあるんだけれど、それを早めに打ち消す方法を体得した』ってとこなんすよね。
というより、『嫉妬』というのは『自分が無意識に自覚している欠点を掴む大事なサイン』と解釈しているからこそ、ゼロにしてやろうという気にならないのだ。
今日はそういうひっくるめたら『猜疑心』が強い仲間に向けて、そのパワーを弱める方法と、それらを活用するヒントを紹介したいと思う。
実体験とエビデンスがあるものがベースになっているので、いい加減な話でもないと思う。では以下続き。
『敵意』が強い人の特徴から考察する。
その前に、まずは『敵意』や『嫉妬』が強いと出る"特徴"を考えよう。そのためには、それが既に強い人を分析したらOK。
実際、やたらめったらと他者に厳しい人がたまにいる。実は身内にもいるので突っ込んだコメントが難しいが、その辺は割り切って書いちゃおうっと。
例えば、『また北朝鮮は頭のおかしなことをして!』とか、『韓国とかマジでありえん!』とか、『不倫するとかテレビでんな!』とか。
こういう人の側にいると疲れてくるので距離を置きたい(実はホントに置いてる)のだが、この原因を考察すれば、自分の中に立ち込める『嫉妬』も見えてきそうだ。
だから、なるべくドライに考えよう。まず目立つのは、”くくり”が非常に巨大という点だ。
例えば『北朝鮮が頭のおかしいことをしている』というより、『一部権力者がミサイルを撃ってくる』という話だろう。
また、『韓国がありえない』のではなく、『反日思考が強くて声の大きい一部韓国籍の人がいけすかない』というのが正確なとこじゃなかろうか。
普通に考えたら全員がそんなわけがないのに、くくりでドカンと考えちゃう。なんかそんなものが見える。
この観点を僕自身にも当てはめてみよう。
すると僕にも、『天才は才能を持って生まれたことに誇りを持ち、凡人を見下すものだ!』みたいなクソ思考があった気がする・・。
いかんいかん、非常にまずいことをしているぞ俺。この時点でかなり寒気がしているが、さらにまだまだ分析を続けてみる。
そして気づいたが、『敵意』が強い人は、人の敵意に同調し易いってのもある。
先の例でも、『不倫するとかテレビでんな!』ってのは、『不倫を憎んでいる』というより、『皆が叩いてるから叩かれるべき悪人なんだ』という思いがあるからでは?
実際僕の周りでも、例の反社との関わり騒動の結果、見事にその人たちのアンチに転じた人がいる。今まで「きらい」とか一言も言ってなかったのに、だ。
この2点こそが、『敵意』がやたら強い人の特徴かなと思う。まぁ、細かい話なら他にもあるけど。
例えば他者のことを嫌いと言って、それをわざわざ人に伝え、謎にマウントを取ってくるような言動も、目立つものの1つとして挙げられる気がする。
てなわけで超絶耳が痛いが、
①でっかいくくりで考えちゃう
(〇〇は△△だ!!)
②人の敵意にのっかっちゃう
(炎上案件だ~いすき)
という要素が自分にあると自覚できるなら、身の振り方を正すべきかなと。ちなみにこれらが超強い人が周りにいたら、近づかない方が吉である。
はい。その上で、それらをまずはバシン!と弱めて、要らぬ『敵意』や『嫉妬』という感情を鎮めるための"心掛け"に触れていこう。
今度は『敵意』が薄い人に学んだら見えてきます。
ここからもちょっと遠回しに書いてみる。あなたの周りには、『ニュートラルな人』っていなかっただろうか。
簡単に言えば、極端な敵意も崇拝も、特に誰にも抱かないタイプである。口癖は大抵、『そういう人もいるよね』という具合。
こういう人たちは、どのようにしてこのような価値観を構築していったのだろうか。少し興味をもって言動を思い返してみると、心当たりはポンと出た。
媒体は色々だが、彼ら彼女らは、とにかく知識が膨大だった。
それは読書によるものだったり、交友関係が広いがための経験値だったりと、種類は様々であるが・・・押しなべれば同じことだ。
そして同時に、ずっと本やインタビューで書かれていた、ある文言が思い出された。
『人は本能的に、未知のものを排除しようとする』
・・・なるほど。ここまで考えて、完全に合点がいった。
そう。『敵意』や『嫉妬』が強い人は、単に世間が狭すぎるのだ。自分の知らない世界に生きる人間は、とりあえず悪!そんなことを無意識に思っているのだろう。
ちなみに僕は、世の中がワーキャー言う程、北朝鮮憎し!とも韓国憎し!とも思っていない。
前者に関しては、いわゆる指導者たちとはかなり離れた世界、つまり一般市井の暮らしについてリアルな記事を読んだことがあるためである。
後者は、知人とまではいかないが、過去にモンハンのオンラインクエストで日本語が上手な韓国の方とクシャルダオラを狩り、その後もしばらくチームを組んでいたためだ。
・・普段嫌悪されがちなグループの『個人』、もといその人のストーリーを知ることは、それだけで『敵意』や『嫉妬』を大激減させる。
どうにも苦手な意識が拭えないとき、一因には、そのグループの一人一人を全く知らないがためってのがあるかもしれない。
実際、僕は例えばエリート層に生まれてその世界に居続けている人たちの『個人個人』を全く知らない。絶対に全員が全員、嫌なエリートなんかじゃないはずなのに。
だから僕は最近試しに、世の中でマイノリティとされる方々の心の内を描き出したドキュメンタリー、記事、動画などを意識してインプットするようにしている。
するとまぁ、あら不思議。僕は段々、誰に対しても『ニュートラル』になっているのをハッキリと自覚しているのだ。
ってことで、『敵意』や『嫉妬』とトモダチになれる、ある一つのヒントとは何か。
それは、『敵意』や『嫉妬』を、自分がその界隈に対して無知であることのサインと捉え、意識的に学ぶきっかけだと解釈することだと僕は考えている。
要は何もかも考え方、捉え方。普遍的な教えに着地したのを、今こっそり喜んでいる。
終わりに。
『オンナは30前後で絶対に結婚を焦ってるww』
『同性愛って何なんww』
ーみたいな凝り固まった差別的感情があまりにも強い人は、『知性が低いのが原因』と研究レベルで断言されているのだとか。
『これもまた決めつけやろww』と思う人は多分記事を読んでいないのだと思うのだが、僕はとりあえずそっち側に見られるのは超イヤだ。
だからこそ色んな人間模様を『知る』ように努めているのだが、なるほどこれは、全然楽じゃない。
ふつふつと溜め込んだ胸の内を全て吐き出したインタビューなどは特に圧巻で、大学受験二次試験の現代文より、読解がタフな時もある。
こういう苦労をするくらいなら、確かに『一切の例外を認めず括る』方が楽なのはわかる。だからこそ、逃げちゃいけないなとその都度思う。
心当たりが万が一あるのならー
まずは全てをグッと飲み込んで、その対象グループの『胸の内』を調べてみてはどないでしょう。
では今日はこの辺で。